~趣味の世界~
前回に引き続きA&Kの電動ガン、ドラグノフSVD-Sです。
前回はスコープの取り付けだけで時間切れだったので、今回は各部を詳細に眺めてゆきましょう。
マガジンは金属製のものが付属します。マガジンポート内後方にメカボックスが大きく張り出しているので、マガジン上面後部に大きめの逃げがあります。このマガジン自体はエアコキSVDと共通?RSやCYMAのは上面が真っ平で給弾位置が真ん中にあるので互換はありません。
付属のマガジンは220連の多弾マガジンで、BB弾は上面後半の逃げの前端に爪を掛けてフタを開けて流し込みます。このフタは固いのでフタの左右面の突起を少ーしヤスって軽く開けられるようにしておいた方が良さそう。
マガジンポート内。前端にチャンバーがあります。
フラッシュハイダーとフロントサイト。ここは一体型になっており、ハイダーを交換する事はできません。SVD-Sがイマイチ「コレジャナイ」と思う点はまずこのハイダーなんだけどな・・・
ガスブロック~ハンドガード前端。ハンドガード前端右側にハンドガードを外すためのロックレバーがあり、可動部分はここだけ。
ハンドガード後端上面にはリヤサイトがあります。AKと同様のタンジェントサイト。
ボタンを押しながら前後にスライドさせる事で、リヤサイトの高さを調整する機能があります。
前後サイトの見晴らし。構えた時の顔からリヤサイトまでが結構遠いので近視だったりすると裸眼でサイティングするのはしんどいですが、ハンドガンの前後サイトと同様にサイティングする事ができるのでピープサイトよりもこちらの方が使いやすいと感じる人も多いのでは。
エジェクションポート。
コッキングレバーをいっぱいに引いたところ。ストロークは長く、セーフ位置にしたセレクターの前端の窪みに当たるところまで後退します。エジェクションポート内にはバレル同軸のホップ調整ダイヤルがあります。ダイヤルは軽く回せるのですが、この銃のホップチャンバーはかなりの難物と聞きます・・・
セレクター。基本的にAKと同じように操作できます。
ただしAKとはセミ/フルが逆で、こちらは中間位置がセミオート。
一番下に下げてフルオートとなります。ドラグノフにフルオートだと?フルオートです。電動ガンですから何かとあった方が良いのですフルオート。これセミオートだけでキッチリ動作するほど良くできてはいないのです・・・
トリガー、グリップ。トリガータッチは特にクセなどはなく、普通の電動ガンのトリガーです。グリップはRSやCYMAとは違いグリップ内にモーターが入らないためあちらよりもグリップ形状は実銃に近くなっています。細くて握りやすいですが滑り止めが無く、重い銃をグリップだけで保持するには少し頼りなく感じるかもしれません。
レシーバー右後端には折り畳みストックのゴツいヒンジと、その前にストックのロック解除ボタンがあります。そことセレクターの間にはトップカバーのロックレバーがあります。
ロックレバーを下へ回すとトップカバーのロックが解除され、コッキングレバーごと外す事ができます。
レシーバー右側にはストックを折り畳んだ時に掛けるロック部分が突き出ており、ストックを畳んだ時はチークピースの後ろのスイッチをここへ掛けます。この突き出たパーツはセレクターを一気に下へ下げた時のストッパーも兼ねています。
ストックはスケルトンストックのような形状ですがパイプは「鉄管」と呼べるほどゴツいもの。左側付け根にスリングスイベルがあり、パイプ上面にはチークピースが付いています。
チークピースはストックを折り畳んだ時のロックボタンで前方へテンションが掛かっており、チークピースを後ろへ引っ張りながらパイプを軸にして回すことで角度を付ける事が出来ます。スコープを付けている時は上か頬の方へ向けておけば良いですが、アイアンサイトを使う時は邪魔になるので反対側へ向けたり、下へ向ける事も出来ます。チークピース上面はゴム製で頬への当たりに関しては「冷たい思いをせずに済む」大事な役割があります。
バットプレートはゴム製。
電動ガンなのでバッテリーを接続しないと動作しませんが、そのためのバッテリーはハンドガード内に格納します。ハンドガードを外すにはハンドガード前端右側にあるロックレバーを・・・
少し押すようにして前方へ倒します。引っこ抜く、という方が正確かもしれません。
レバーの軸がアウターバレルの溝に噛んでロックされているので、レバーを抜くとハンドガード前端を掴んでいる基部が前方にスライドします。
ハンドガード後端がレシーバーに刺さっているのでハンドガードを前方へスライドさせ、前後ともフリーになったらハンドガードを左右に割ります。ハンドガードはダボで左右がハメコミになっています。ハンドガードを割って外すと配線が出てきます。バッテリー端子はタミヤミニタイプ。赤い配線の途中にはヒューズボックスがあります。
バッテリ―はAKバッテリーを使う前提になっています。
AKバッテリ―をアウターバレルの上、本来ガスパイプがある位置に収めます。
ハンドガードを左右合わせて閉じ、後端をレシーバー側に挿し、ハンドガード前端にキャップを後退させて挿し、ロックレバーを挿して定位置に回して完成。
試しにミニバッテリーを収めてみましょうか。
ハンドガード上面に隙間が開きますが一応収まります。
あまり出番のなかったセパレートのリポバッテリ―で実射にのぞみましょうか。
ウチにあるサイズのリポだとどれでも余裕で収まります。
試しに空撃ちしてみたらチャンバーに1発残ってた!
マガジンにBB弾を流し込みます。あまりなみなみにするとフタが閉まらなくなるので程々のところまでで。
マガジン下面のゼンマイを巻きます。
マガジンを銃へ挿します。まずマガジン上前端を掛けてから・・・
後ろ側を挿し込んでマガジンキャッチに掛けます。あまり「チャッキーン」とした手応え感が無いのが残念。というかマガジンがチャンバーに刺さってストッパーが解除されチャンバー内にBB弾が流れ込んだ時の「チョリッ」とした手応えが無く、撃ってみると弾が出ない・・・
マガジンを抜いてもチャンバーからのこぼれ弾が無く、ストッパーが解除されていないようす。何度も抜き差ししているとチョリッと解除されて撃てるようになったものの、確実に給弾開始するように調整が要りそう。
初速は88m/s前後、サイクルは秒10発弱。フルで撃つと5~6発ごとに不発→2発給弾があり、セミで撃っていても不発・2発給弾・バーストが頻発と正直なところめっちゃ不安定です。ちゃんと1発ずつ撃てさえすれば、初速も飛びも安定してはいるのですが。
中国製電動ガンは要調整とはいうもののこれまで割と箱出しでもそこそこ以上に動くものばかりだったせいかちょっと新鮮な感覚。
@@@
A&Kの電動ガンは割と難物揃いだとは聞いていましたが、これもやはりらしい一挺のようです。
なに、まだスタートラインに立っただけ。どうという事はありません。
前回はスコープの取り付けだけで時間切れだったので、今回は各部を詳細に眺めてゆきましょう。
マガジンは金属製のものが付属します。マガジンポート内後方にメカボックスが大きく張り出しているので、マガジン上面後部に大きめの逃げがあります。このマガジン自体はエアコキSVDと共通?RSやCYMAのは上面が真っ平で給弾位置が真ん中にあるので互換はありません。
付属のマガジンは220連の多弾マガジンで、BB弾は上面後半の逃げの前端に爪を掛けてフタを開けて流し込みます。このフタは固いのでフタの左右面の突起を少ーしヤスって軽く開けられるようにしておいた方が良さそう。
マガジンポート内。前端にチャンバーがあります。
フラッシュハイダーとフロントサイト。ここは一体型になっており、ハイダーを交換する事はできません。SVD-Sがイマイチ「コレジャナイ」と思う点はまずこのハイダーなんだけどな・・・
ガスブロック~ハンドガード前端。ハンドガード前端右側にハンドガードを外すためのロックレバーがあり、可動部分はここだけ。
ハンドガード後端上面にはリヤサイトがあります。AKと同様のタンジェントサイト。
ボタンを押しながら前後にスライドさせる事で、リヤサイトの高さを調整する機能があります。
前後サイトの見晴らし。構えた時の顔からリヤサイトまでが結構遠いので近視だったりすると裸眼でサイティングするのはしんどいですが、ハンドガンの前後サイトと同様にサイティングする事ができるのでピープサイトよりもこちらの方が使いやすいと感じる人も多いのでは。
エジェクションポート。
コッキングレバーをいっぱいに引いたところ。ストロークは長く、セーフ位置にしたセレクターの前端の窪みに当たるところまで後退します。エジェクションポート内にはバレル同軸のホップ調整ダイヤルがあります。ダイヤルは軽く回せるのですが、この銃のホップチャンバーはかなりの難物と聞きます・・・
セレクター。基本的にAKと同じように操作できます。
ただしAKとはセミ/フルが逆で、こちらは中間位置がセミオート。
一番下に下げてフルオートとなります。ドラグノフにフルオートだと?フルオートです。電動ガンですから何かとあった方が良いのですフルオート。これセミオートだけでキッチリ動作するほど良くできてはいないのです・・・
トリガー、グリップ。トリガータッチは特にクセなどはなく、普通の電動ガンのトリガーです。グリップはRSやCYMAとは違いグリップ内にモーターが入らないためあちらよりもグリップ形状は実銃に近くなっています。細くて握りやすいですが滑り止めが無く、重い銃をグリップだけで保持するには少し頼りなく感じるかもしれません。
レシーバー右後端には折り畳みストックのゴツいヒンジと、その前にストックのロック解除ボタンがあります。そことセレクターの間にはトップカバーのロックレバーがあります。
ロックレバーを下へ回すとトップカバーのロックが解除され、コッキングレバーごと外す事ができます。
レシーバー右側にはストックを折り畳んだ時に掛けるロック部分が突き出ており、ストックを畳んだ時はチークピースの後ろのスイッチをここへ掛けます。この突き出たパーツはセレクターを一気に下へ下げた時のストッパーも兼ねています。
ストックはスケルトンストックのような形状ですがパイプは「鉄管」と呼べるほどゴツいもの。左側付け根にスリングスイベルがあり、パイプ上面にはチークピースが付いています。
チークピースはストックを折り畳んだ時のロックボタンで前方へテンションが掛かっており、チークピースを後ろへ引っ張りながらパイプを軸にして回すことで角度を付ける事が出来ます。スコープを付けている時は上か頬の方へ向けておけば良いですが、アイアンサイトを使う時は邪魔になるので反対側へ向けたり、下へ向ける事も出来ます。チークピース上面はゴム製で頬への当たりに関しては「冷たい思いをせずに済む」大事な役割があります。
バットプレートはゴム製。
電動ガンなのでバッテリーを接続しないと動作しませんが、そのためのバッテリーはハンドガード内に格納します。ハンドガードを外すにはハンドガード前端右側にあるロックレバーを・・・
少し押すようにして前方へ倒します。引っこ抜く、という方が正確かもしれません。
レバーの軸がアウターバレルの溝に噛んでロックされているので、レバーを抜くとハンドガード前端を掴んでいる基部が前方にスライドします。
ハンドガード後端がレシーバーに刺さっているのでハンドガードを前方へスライドさせ、前後ともフリーになったらハンドガードを左右に割ります。ハンドガードはダボで左右がハメコミになっています。ハンドガードを割って外すと配線が出てきます。バッテリー端子はタミヤミニタイプ。赤い配線の途中にはヒューズボックスがあります。
バッテリ―はAKバッテリーを使う前提になっています。
AKバッテリ―をアウターバレルの上、本来ガスパイプがある位置に収めます。
ハンドガードを左右合わせて閉じ、後端をレシーバー側に挿し、ハンドガード前端にキャップを後退させて挿し、ロックレバーを挿して定位置に回して完成。
試しにミニバッテリーを収めてみましょうか。
ハンドガード上面に隙間が開きますが一応収まります。
あまり出番のなかったセパレートのリポバッテリ―で実射にのぞみましょうか。
ウチにあるサイズのリポだとどれでも余裕で収まります。
試しに空撃ちしてみたらチャンバーに1発残ってた!
マガジンにBB弾を流し込みます。あまりなみなみにするとフタが閉まらなくなるので程々のところまでで。
マガジン下面のゼンマイを巻きます。
マガジンを銃へ挿します。まずマガジン上前端を掛けてから・・・
後ろ側を挿し込んでマガジンキャッチに掛けます。あまり「チャッキーン」とした手応え感が無いのが残念。というかマガジンがチャンバーに刺さってストッパーが解除されチャンバー内にBB弾が流れ込んだ時の「チョリッ」とした手応えが無く、撃ってみると弾が出ない・・・
マガジンを抜いてもチャンバーからのこぼれ弾が無く、ストッパーが解除されていないようす。何度も抜き差ししているとチョリッと解除されて撃てるようになったものの、確実に給弾開始するように調整が要りそう。
初速は88m/s前後、サイクルは秒10発弱。フルで撃つと5~6発ごとに不発→2発給弾があり、セミで撃っていても不発・2発給弾・バーストが頻発と正直なところめっちゃ不安定です。ちゃんと1発ずつ撃てさえすれば、初速も飛びも安定してはいるのですが。
中国製電動ガンは要調整とはいうもののこれまで割と箱出しでもそこそこ以上に動くものばかりだったせいかちょっと新鮮な感覚。
@@@
A&Kの電動ガンは割と難物揃いだとは聞いていましたが、これもやはりらしい一挺のようです。
なに、まだスタートラインに立っただけ。どうという事はありません。