~趣味の世界~
マルシンのガスリボルバー、S&W M686です。
リボルバーはマルシンのポリスリボルバーを持っているのですが、これが触ってカチャカチャいじるにはいいものの8mmBB弾仕様なので弾の供給面で厳しくなってきており気軽に撃てないのが不満。マルイのエアコキパイソンを買ってみたもののやっぱりエアコキはちょっと別だし安いものなので質感の点でも物足りない・・・で1万円台前半くらいでガスリボルバー探してみるものの、何かコレ、っていうのが無い。黒の非ヘビーウェイトで4インチ以下で357mag以下で・・・となると人気があるのか在庫無しばかり。よんよんまぐなむ~とか8インチ~とか銀色はやたら見つかるのですが、好みではありません。
銀色でもいいや、と譲歩したらギリギリあったのがこちらのマルシンM686。マルシンのLフレームは昔キットモデルガンのM586ヘビーウェイトを持っていました。格好は好みなのですが、樹脂というより石焼ビビンバの器みたいなセメント的な質感のヘビーウェイト樹脂がダブルアクションでもハンマーを手で起こしてもシリンダーが慣性でオーバーランする動作性の悪さが印象悪くて、黒でもABSとHWだったらABSを選ぶ理由でもあります。
開封。さてこちらは完成品です。マルシンの完成品は安い固定スライドガスを除けば初めてです。
えっ
内容。カート装填済みの銃本体と説明書、BB弾少々・・・
BB弾袋詰めの中に真鍮製のアダプターが入っていました。
説明書は1枚紙を二つ折りにした簡易なもの。横長な補足と思しき紙(画像3つめ)が付いています。内部構造はおろかパーツ表すら無く、ただでさえ作動性が悪いものが多いマルシンのトイガンが情報不足なのは不安を感じます。
シルバーメッキ仕上げでパッと見の格好は良いです。パッと見は。
銃口。金属製のパーツが前からかなり目立つ形で突っ込んであります・・・えぇ・・・
M586/686は.357magを撃つには華奢だったKフレームのM19コンバットマグナムの改良型に相当します。バレルの跳ね上がりを押さえリコイルをマイルドにする効果を狙ってバレルシュラウドのあるヘビーバレルとなっているため、詳しくない人によくパイソンと間違われます。
フレーム部。Lフレームは.38sp(.357mag)向けのKフレームと、.44mag向けのNフレームの中間に位置します。そのためKフレームのM19に較べ見た目がガッシリした印象を受けます。
S&Wリボルバーの特徴である卵型のトリガーホール。凹型のコルトのリボルバーと見分けるポイントです。パーティングラインは外側は処理されていますが完全ではなく、内側は結構残っています。
前方に押して操作しシリンダーをスイングアウトさせるサムピースもS&Wリボルバーの特徴。シリンダーの回転方向もコルトが時計回りなのに対しこちらは半時計回りに回転します。
グリップはラバーではなく樹脂製にアレンジされた「デイビスタイプ」と呼ばれるもの。ドラマ「あぶない刑事」で舘ひろし扮する「タカ」がこのグリップの付いたM586を、左手を胸前にかざす特徴的な構えとともに使用していたことからモデルアップされていると思われます。
ただ、私はG27グリップでもそうでしたが中指の握りが細くなっているグリップはどうも手に合いません・・・マルシンでもM36/M60を選ばなかったのは小指が遊ぶグリップが嫌だったせいもありますが、こちらは逆にグリップ下がだだ余りになります。
ハンマーは指を掛けるところが幅広になっているおなじみのタイプ。
グリップ下には穴があり、少し奥にガス注入口があります。ただ注入口は1cm程度奥なので、グリップ後面に露出しているフレームと見合わせると、フレームより下にガスタンクが突き出していると予想できます。グリップ交換は簡単にはいかなそう。
フレーム右面のトレードマーク。モデルガンと違い、右面パネルの分割位置は実銃通りにいかないのか、本来の分割ラインはモールドで、実際にはリヤサイト下辺りで分割され、ネジが追加されています。
前方の刻印はググると時期によってMADE IN JAPANじゃなかったりもしたそうです。この銃自体はカートが違うものが80年代末くらいからあるらしく、何かイマイチ感が漂ってるのは単に設計が古いからかも?
バレル右側。繊細というか浅い刻印があります。その下にあるピン穴はダミー。バレル自体フレームと一体成型されています。
リヤサイトは黒いアジャスタブルなタイプ。
フロントサイトは赤い部分だけ別パーツになっています。はめ込まれているだけなのでいつの間にかなくなってそう・・・
サイトピクチャーはこんな感じ。
サムピースを押してシリンダーを右から押してスイングアウトします。サムピースを直感よりもかなり強く押さないとスイングアウトされず、ヨークの動きもシリンダーの回転も渋々。メッキされたモデルが塗膜の分でクリアランスが埋まって動きが渋くなってるのはよくある事・・・
カートは金属製のXカート。銀色の弾頭部がアルミ、金色の薬莢部が真鍮だそうです。
シリンダーを後方から。穴同士がスリットで開通しており、中央部と周部分は前方だけで繋がっています。トイガンのリボルバーのシリンダーは改造防止策からこうなっています。
マルシンポリスリボルバーに付属のXカート(短い方)と。弾が8mmなので穴が広いです。
実銃では.38spも使用できるM686ですが、入りません・・・
ポリスリバルバーの方にM686のXカートは緩く、リム部分も少し入ってしまいます。長いので当然弾頭部はシリンダー前面から飛び出します。
BB弾は前側から入れます。8mm仕様のXカートは後ろからうっかり6mmを入れて取れなくなったりしますが、6mm仕様のは後ろには物理的に入りません。
BB弾を奥まで押し込むと微妙にOリングから離れているので前面ツライチがいいのかな・・・とツライチまで押し込もうとするとスポンッと奥に入ってしまいます。力加減が難しい・・・そもそもツライチにする必要もあるのだろうか?
それでは次はガスを注入・・・おっとそうだったハンマーを起こさないとガスが入らないんだそうです。
ハンマーが起きない・・・微妙にセーフティが掛かった状態になっていました。ハンマー後ろにあるスライドスイッチみたいなのがセーフティスイッチで、後方に動かしてセーフティが解除されます。固いので爪で動かすと爪が欠けます(欠けました)。
ハンマーコックはシリンダーの回転も行うためシリンダーの回転が渋く、可動するチャンバーとシリンダー前面の穴が噛み合ってもいるので固いですが、動き始めだけ固くてで急に軽くなります。チャキンッと良い音がします。ここだけは美点。
ハンマーが倒れている時のトリガー位置。
ハンマーコック時のトリガー位置。シングルアクションだとトリガーストロークは僅かです。
ガスを注入するには注入口が奥まっているのでアダプターが付属します。
マルイのガンパワーだと普通に届くのでアダプターは要りません。
安全のためカートをシリンダーに入れる前にガスを入れましたが、ハンマーコック時にはシリンダーをスイングアウトできないのでハンマーを押さえながらトリガーを引いてハンマーをリリースしてやる必要があります。危険!しかもハンマーダウン時にハンマーを後ろから軽く押しただけでガスが大量に噴き出します。ハーフコックも無いし、古臭い作りやなぁ・・・
シリンダーにカートを詰めます。
シリンダーを収めます。ヨークの動きが渋いので手首のスナップでなんて無理。手でググッと押し込むレベル。
ダブルアクションのトリガープルは引き始めが非常に重く、シリンダーが回転し始めると急に軽くなって途中で止めるのが難しい、ピーキーなトリガープル。初速は60m/s前後。
シングルアクションだと70m/s前後に上がります。弾道は15mの距離で大分落ち込んでゆく、小便弾とまでは言いませんがホップの効きが弱い弾道。
一応ホップアップ機構はありますが、インナーバレル内上面に申し訳程度に突起が生えているつまづきホップ。
銃本体の重量は494g。銃が大きいしそこまで軽くも感じないのですが、数字的には軽い部類。
カートは6本で87g。
カート装填状態では581g。リボルバーを重くすると剛性感の無い重さになりがちなので重ければ良いというものではありません。あまり重いと触るのが億劫になってしまうので・・・
マルイのエアリボルバー・パイソン4インチと。
さすがに値段が3倍も違うので質感を比べるのは可哀そう。
カートは材質の違いもありますが本当に同じ.357magか?って印象。
前面から弾を入れて後ろからガスないしエアを通すだけなので互換性は・・・と思ったらどちらも入りもしない。
リヤサイトはフルアジャスタブルかと思ったら縦方向の調整ができません。横方向は右横のマイナスネジを回して調整できます。緩くて爪で回るレベル。
バレル下のイモネジがホップ調整?かと思ったけど前面の金属パーツを留めてるだけのようす。固定ホップか。
弾をカート前面ツライチにしてみたけど特に初速や弾道に変化無し。弾はシリンダー前面からも入れられますが、12時と6時の位置にはハンマーを軽く起こしてシリンダーを回転させる必要があります。
前後サイトをこのくらいの位置関係で狙うと15mならおよそ狙ったところに飛ぶ印象。
リボルバー3挺。カート式にこだわりすぎか。
@@@
さすがにもうちょっと何とかなんねぇのか、と分解。バレル下のイモネジを抜き、適度な太さのLレンチをバレルシュラウドの窪み前端にあるピンを押し込みつつひたすら差し込んでゆくとバレル前面の金属パーツを押し出せます。金属パーツが取れたらインナーバレルが一式前方から抜き出せます。
インナーバレルは後端に付く銀色のパーツがシリンダー前面の穴と噛み合って気密を取る構造のため、スプリングで後方にテンションが掛けられていて前後方向に可動するようになっています。ホップアップ機構はマルイの電動ガンのホップ機構から可変機構をなくしたような簡易な構造。
電動ガンのチャンバーパッキンみたいですが、弾の保持はせず内側の突起をインナーバレルの穴から突き出させているだけのもの。
銀色の金属パーツでこのホップゴムを覆っています。銀色のパーツは下側は平らになっていて上下があります。
銀色のパーツの内側には突起があり、ここにインナーバレル下側の溝が噛み合ってホップゴムの突起を12時の位置からズレないようにしています。
銀色のパーツには丁度ホップ突起の真上にくる位置に穴があり、ここにイモネジでも挿して可変化する余地があるようにも見えます。銀色のパーツ後面はシリンダー前面と噛み合う部分のため、ここをバフ掛けするかしてスムーズに噛み合うようにしてやればもう少しシリンダーの動き始めがスムーズになるかもしれません。
シリンダーの回転もヨークの動きも渋々なのはシリンダーの中心内側と、フレームのヨークが刺さる部分がメッキ層で厚くなってしまっているためですが、削るのは大変なのでヨークの軸側を削ってみます。固い材質でほとんど削れませんが丹念にやるしかありません。
シリンダーの回転はヨークの中に入るスプリングやスリーブが悪さをしていてまだ不完全ですが、スイングアウトは軽くなりました。手首のスナップで格納して楽しんでいたらリヤサイトが分解して吹っ飛びました・・・パーツは全部回収できたけど、
本当、
マルシンの銃は最高だぜ!
リボルバーはマルシンのポリスリボルバーを持っているのですが、これが触ってカチャカチャいじるにはいいものの8mmBB弾仕様なので弾の供給面で厳しくなってきており気軽に撃てないのが不満。マルイのエアコキパイソンを買ってみたもののやっぱりエアコキはちょっと別だし安いものなので質感の点でも物足りない・・・で1万円台前半くらいでガスリボルバー探してみるものの、何かコレ、っていうのが無い。黒の非ヘビーウェイトで4インチ以下で357mag以下で・・・となると人気があるのか在庫無しばかり。よんよんまぐなむ~とか8インチ~とか銀色はやたら見つかるのですが、好みではありません。
銀色でもいいや、と譲歩したらギリギリあったのがこちらのマルシンM686。マルシンのLフレームは昔キットモデルガンのM586ヘビーウェイトを持っていました。格好は好みなのですが、樹脂というより石焼ビビンバの器みたいなセメント的な質感のヘビーウェイト樹脂がダブルアクションでもハンマーを手で起こしてもシリンダーが慣性でオーバーランする動作性の悪さが印象悪くて、黒でもABSとHWだったらABSを選ぶ理由でもあります。
開封。さてこちらは完成品です。マルシンの完成品は安い固定スライドガスを除けば初めてです。
えっ
内容。カート装填済みの銃本体と説明書、BB弾少々・・・
BB弾袋詰めの中に真鍮製のアダプターが入っていました。
説明書は1枚紙を二つ折りにした簡易なもの。横長な補足と思しき紙(画像3つめ)が付いています。内部構造はおろかパーツ表すら無く、ただでさえ作動性が悪いものが多いマルシンのトイガンが情報不足なのは不安を感じます。
シルバーメッキ仕上げでパッと見の格好は良いです。パッと見は。
銃口。金属製のパーツが前からかなり目立つ形で突っ込んであります・・・えぇ・・・
M586/686は.357magを撃つには華奢だったKフレームのM19コンバットマグナムの改良型に相当します。バレルの跳ね上がりを押さえリコイルをマイルドにする効果を狙ってバレルシュラウドのあるヘビーバレルとなっているため、詳しくない人によくパイソンと間違われます。
フレーム部。Lフレームは.38sp(.357mag)向けのKフレームと、.44mag向けのNフレームの中間に位置します。そのためKフレームのM19に較べ見た目がガッシリした印象を受けます。
S&Wリボルバーの特徴である卵型のトリガーホール。凹型のコルトのリボルバーと見分けるポイントです。パーティングラインは外側は処理されていますが完全ではなく、内側は結構残っています。
前方に押して操作しシリンダーをスイングアウトさせるサムピースもS&Wリボルバーの特徴。シリンダーの回転方向もコルトが時計回りなのに対しこちらは半時計回りに回転します。
グリップはラバーではなく樹脂製にアレンジされた「デイビスタイプ」と呼ばれるもの。ドラマ「あぶない刑事」で舘ひろし扮する「タカ」がこのグリップの付いたM586を、左手を胸前にかざす特徴的な構えとともに使用していたことからモデルアップされていると思われます。
ただ、私はG27グリップでもそうでしたが中指の握りが細くなっているグリップはどうも手に合いません・・・マルシンでもM36/M60を選ばなかったのは小指が遊ぶグリップが嫌だったせいもありますが、こちらは逆にグリップ下がだだ余りになります。
ハンマーは指を掛けるところが幅広になっているおなじみのタイプ。
グリップ下には穴があり、少し奥にガス注入口があります。ただ注入口は1cm程度奥なので、グリップ後面に露出しているフレームと見合わせると、フレームより下にガスタンクが突き出していると予想できます。グリップ交換は簡単にはいかなそう。
フレーム右面のトレードマーク。モデルガンと違い、右面パネルの分割位置は実銃通りにいかないのか、本来の分割ラインはモールドで、実際にはリヤサイト下辺りで分割され、ネジが追加されています。
前方の刻印はググると時期によってMADE IN JAPANじゃなかったりもしたそうです。この銃自体はカートが違うものが80年代末くらいからあるらしく、何かイマイチ感が漂ってるのは単に設計が古いからかも?
バレル右側。繊細というか浅い刻印があります。その下にあるピン穴はダミー。バレル自体フレームと一体成型されています。
リヤサイトは黒いアジャスタブルなタイプ。
フロントサイトは赤い部分だけ別パーツになっています。はめ込まれているだけなのでいつの間にかなくなってそう・・・
サイトピクチャーはこんな感じ。
サムピースを押してシリンダーを右から押してスイングアウトします。サムピースを直感よりもかなり強く押さないとスイングアウトされず、ヨークの動きもシリンダーの回転も渋々。メッキされたモデルが塗膜の分でクリアランスが埋まって動きが渋くなってるのはよくある事・・・
カートは金属製のXカート。銀色の弾頭部がアルミ、金色の薬莢部が真鍮だそうです。
シリンダーを後方から。穴同士がスリットで開通しており、中央部と周部分は前方だけで繋がっています。トイガンのリボルバーのシリンダーは改造防止策からこうなっています。
マルシンポリスリボルバーに付属のXカート(短い方)と。弾が8mmなので穴が広いです。
実銃では.38spも使用できるM686ですが、入りません・・・
ポリスリバルバーの方にM686のXカートは緩く、リム部分も少し入ってしまいます。長いので当然弾頭部はシリンダー前面から飛び出します。
BB弾は前側から入れます。8mm仕様のXカートは後ろからうっかり6mmを入れて取れなくなったりしますが、6mm仕様のは後ろには物理的に入りません。
BB弾を奥まで押し込むと微妙にOリングから離れているので前面ツライチがいいのかな・・・とツライチまで押し込もうとするとスポンッと奥に入ってしまいます。力加減が難しい・・・そもそもツライチにする必要もあるのだろうか?
それでは次はガスを注入・・・おっとそうだったハンマーを起こさないとガスが入らないんだそうです。
ハンマーが起きない・・・微妙にセーフティが掛かった状態になっていました。ハンマー後ろにあるスライドスイッチみたいなのがセーフティスイッチで、後方に動かしてセーフティが解除されます。固いので爪で動かすと爪が欠けます(欠けました)。
ハンマーコックはシリンダーの回転も行うためシリンダーの回転が渋く、可動するチャンバーとシリンダー前面の穴が噛み合ってもいるので固いですが、動き始めだけ固くてで急に軽くなります。チャキンッと良い音がします。ここだけは美点。
ハンマーが倒れている時のトリガー位置。
ハンマーコック時のトリガー位置。シングルアクションだとトリガーストロークは僅かです。
ガスを注入するには注入口が奥まっているのでアダプターが付属します。
マルイのガンパワーだと普通に届くのでアダプターは要りません。
安全のためカートをシリンダーに入れる前にガスを入れましたが、ハンマーコック時にはシリンダーをスイングアウトできないのでハンマーを押さえながらトリガーを引いてハンマーをリリースしてやる必要があります。危険!しかもハンマーダウン時にハンマーを後ろから軽く押しただけでガスが大量に噴き出します。ハーフコックも無いし、古臭い作りやなぁ・・・
シリンダーにカートを詰めます。
シリンダーを収めます。ヨークの動きが渋いので手首のスナップでなんて無理。手でググッと押し込むレベル。
ダブルアクションのトリガープルは引き始めが非常に重く、シリンダーが回転し始めると急に軽くなって途中で止めるのが難しい、ピーキーなトリガープル。初速は60m/s前後。
シングルアクションだと70m/s前後に上がります。弾道は15mの距離で大分落ち込んでゆく、小便弾とまでは言いませんがホップの効きが弱い弾道。
一応ホップアップ機構はありますが、インナーバレル内上面に申し訳程度に突起が生えているつまづきホップ。
銃本体の重量は494g。銃が大きいしそこまで軽くも感じないのですが、数字的には軽い部類。
カートは6本で87g。
カート装填状態では581g。リボルバーを重くすると剛性感の無い重さになりがちなので重ければ良いというものではありません。あまり重いと触るのが億劫になってしまうので・・・
マルイのエアリボルバー・パイソン4インチと。
さすがに値段が3倍も違うので質感を比べるのは可哀そう。
カートは材質の違いもありますが本当に同じ.357magか?って印象。
前面から弾を入れて後ろからガスないしエアを通すだけなので互換性は・・・と思ったらどちらも入りもしない。
リヤサイトはフルアジャスタブルかと思ったら縦方向の調整ができません。横方向は右横のマイナスネジを回して調整できます。緩くて爪で回るレベル。
バレル下のイモネジがホップ調整?かと思ったけど前面の金属パーツを留めてるだけのようす。固定ホップか。
弾をカート前面ツライチにしてみたけど特に初速や弾道に変化無し。弾はシリンダー前面からも入れられますが、12時と6時の位置にはハンマーを軽く起こしてシリンダーを回転させる必要があります。
前後サイトをこのくらいの位置関係で狙うと15mならおよそ狙ったところに飛ぶ印象。
リボルバー3挺。カート式にこだわりすぎか。
@@@
さすがにもうちょっと何とかなんねぇのか、と分解。バレル下のイモネジを抜き、適度な太さのLレンチをバレルシュラウドの窪み前端にあるピンを押し込みつつひたすら差し込んでゆくとバレル前面の金属パーツを押し出せます。金属パーツが取れたらインナーバレルが一式前方から抜き出せます。
インナーバレルは後端に付く銀色のパーツがシリンダー前面の穴と噛み合って気密を取る構造のため、スプリングで後方にテンションが掛けられていて前後方向に可動するようになっています。ホップアップ機構はマルイの電動ガンのホップ機構から可変機構をなくしたような簡易な構造。
電動ガンのチャンバーパッキンみたいですが、弾の保持はせず内側の突起をインナーバレルの穴から突き出させているだけのもの。
銀色の金属パーツでこのホップゴムを覆っています。銀色のパーツは下側は平らになっていて上下があります。
銀色のパーツの内側には突起があり、ここにインナーバレル下側の溝が噛み合ってホップゴムの突起を12時の位置からズレないようにしています。
銀色のパーツには丁度ホップ突起の真上にくる位置に穴があり、ここにイモネジでも挿して可変化する余地があるようにも見えます。銀色のパーツ後面はシリンダー前面と噛み合う部分のため、ここをバフ掛けするかしてスムーズに噛み合うようにしてやればもう少しシリンダーの動き始めがスムーズになるかもしれません。
シリンダーの回転もヨークの動きも渋々なのはシリンダーの中心内側と、フレームのヨークが刺さる部分がメッキ層で厚くなってしまっているためですが、削るのは大変なのでヨークの軸側を削ってみます。固い材質でほとんど削れませんが丹念にやるしかありません。
シリンダーの回転はヨークの中に入るスプリングやスリーブが悪さをしていてまだ不完全ですが、スイングアウトは軽くなりました。手首のスナップで格納して楽しんでいたらリヤサイトが分解して吹っ飛びました・・・パーツは全部回収できたけど、
本当、
マルシンの銃は最高だぜ!