~趣味の世界~
ネットで情報収集(掲示板を周回してるだけ)していると、セクターカットの定番をどうやら勘違いしていたのか、以前は引き1解放2だと思っていたのにいつの間にか引き3解放1の方が多く見られます。細かく見ていくと、解放側を多く切り落としてしまうとノズルの前進タイミング的に気密漏れまくりだとも。あ、あれー?
というわけで新たに買ってきたSHSの13:1ギヤ。
今回はセクターギヤだけ使用。い~い青光りしています。いつかガバメントのスライドをこんな色にしてみたいものです・・・
早速ギヤを削りにかかります。秒30も40も回すわけではなく、27程度でも過剰に感じたので目標は20もありゃ十分、初速は90くらい欲しい、そして何より安定動作。ぶっちゃけると全くカットしなくても普通に動作はしていたので、せいぜい引き側1枚だけ落とせばいいかな・・・
一応何故セクターカットをするのか?を説明しておきましょう。セクターカットとはセクターギヤの歯をカットする事なのですが、これは主にハイサイクル化によって元々持たされていたピストンのギヤとセクターギヤ間での安全マージンが無くなってしまうので、セクターギヤの歯を落とす事で新たに安全マージンを作ってやるのが目的です。この安全マージンが無いと何かの拍子にピストンクラッシュする率が高まってしまいます。
セクターカットをする事によってピストンを引くギヤの枚数が減るのでピストンのストロークは短くなり、メインスプリングを圧縮しきらないうちに解放するため、またシリンダーの後端いっぱいまでピストンヘッドが後退しなくなるのでBB弾を飛ばすための圧縮空気の速度も量も減るので初速は低下します。(シリンダーに横穴のある「加速シリンダー」を用いている場合はスプリング圧縮量の低下だけが問題になります。)
セクターギヤの歯1枚あたり5m/s低下するといわれ、低下した分はピストンの前進速度を速める理由もありメインスプリングを強いものに交換して対応するのが一般的です。ただしあまり強いスプリングを選ぶとスプリングを圧縮するのにより大きな力を要するようになるのでモーターの負荷が増大して燃費が悪化、またトルクの弱いモーターでは負荷に負けてサイクルが大幅に低下したり、最悪ピストンを引ききれずに動作停止してしまいます。
セクターギヤのどちら側から何枚カットすればいいか?引き側を多くカットするとトリガーを引いてからピストンが後退し始めるまでにタイムラグが出来るためトリガーレスポンスが悪くなるといわれており、解放側を多くカットするとピストンが前進してノズルからエアを吐く前にノズルが給弾のために後退を始めてしまいがちになり、ノズルとチャンバーパッキンとの間でエア漏れが起きて初速が大幅に低下します。
では何故引き1解放2なんて定番があったのか?これは単純にマルイのハイサイクル電動ガン用のセクターギヤがそうだったから。実際CYMAのAK47に引き1解放2のカットをした13:1ギヤを組んで一応ちゃんと動作はしたのですが、モーターはEG1000Sなのでサイクルは秒20程度でしかなく、このサイクルだとたまたまトラブルが起きなかっただけなのでしょう。
結局引き側カットによるトリガーレスポンスの鈍りはハイサイクル化で補われるので、ここはあまり気にするところではないのでしょう。解放側カットによるエア漏れ初速低下の方が余程面倒臭かったです・・・セクターディレイヤーを取り付けて解決こそしたものの、初速はあまり補えなかったので解放側は全く切らないか、切っても1枚にとどめ、引き側を多く切った方が良いのだと思います。
ではカットしたセクターギヤを銃に組み込みましょう。こないだグリップを換えたS&T BABY M4再登場。
もう慣れっこです。メカボックスも開きました。
現状はドノーマルから配線の引き直し、ギヤをSHS13:1ギヤにセクターディレイヤー装着、ピストンをエレメントの全金属14枚歯、ピストンヘッドをアルミピストンヘッドに、メインスプリングをZCレオパルドのM100に。さんざいじったけど列挙するとあまり変わっていませんね。上写真外ではチャンバーパッキンをマルイ純正に換えたのと、モーターがマルイEG30000+SBDとなっています。
引き1解放2カットの加工をしてセクターディレイヤーが装着されたセクターギヤと、引き1のみカットのセクターギヤ。セクターディレイヤーは多分いらないと思うので付け替えずに。
セクターギヤのみを入れ替え、他は構成を変えずにメカボックスを閉じます。一度にあれもこれも換えると本当にろくな事が無いので・・・
銃を組みます。ストックチューブの固定ネジもスプリングガイドの固定やメカボックスの前後位置などに関わっているので面倒だけどちゃんと組みつけました。
試射にはすぐ触れる位置に置いているニッケル水素9.6Vを使っていたのですが、これは銃に収まらないし想定している使用バッテリーはストックチューブにおさまるリポバッテリ―だけなので、ちゃんと想定のバッテリーで試射。
バッテリー残量もチェック。8.33V(2セル合計値)あります。
完璧だ。
@@@
外撃ちもしてホップがちゃんと効いているか、弾道がバラついたりしていないかもチェック。サイクルは7.4Vリポで秒24弱と要求値(20出てたらいいよ・・・)以上、初速も90m/s前後まで戻り、これで安心して撃てるようになりました。
現在外は雪。寒いです・・・
というわけで新たに買ってきたSHSの13:1ギヤ。
今回はセクターギヤだけ使用。い~い青光りしています。いつかガバメントのスライドをこんな色にしてみたいものです・・・
早速ギヤを削りにかかります。秒30も40も回すわけではなく、27程度でも過剰に感じたので目標は20もありゃ十分、初速は90くらい欲しい、そして何より安定動作。ぶっちゃけると全くカットしなくても普通に動作はしていたので、せいぜい引き側1枚だけ落とせばいいかな・・・
一応何故セクターカットをするのか?を説明しておきましょう。セクターカットとはセクターギヤの歯をカットする事なのですが、これは主にハイサイクル化によって元々持たされていたピストンのギヤとセクターギヤ間での安全マージンが無くなってしまうので、セクターギヤの歯を落とす事で新たに安全マージンを作ってやるのが目的です。この安全マージンが無いと何かの拍子にピストンクラッシュする率が高まってしまいます。
セクターカットをする事によってピストンを引くギヤの枚数が減るのでピストンのストロークは短くなり、メインスプリングを圧縮しきらないうちに解放するため、またシリンダーの後端いっぱいまでピストンヘッドが後退しなくなるのでBB弾を飛ばすための圧縮空気の速度も量も減るので初速は低下します。(シリンダーに横穴のある「加速シリンダー」を用いている場合はスプリング圧縮量の低下だけが問題になります。)
セクターギヤの歯1枚あたり5m/s低下するといわれ、低下した分はピストンの前進速度を速める理由もありメインスプリングを強いものに交換して対応するのが一般的です。ただしあまり強いスプリングを選ぶとスプリングを圧縮するのにより大きな力を要するようになるのでモーターの負荷が増大して燃費が悪化、またトルクの弱いモーターでは負荷に負けてサイクルが大幅に低下したり、最悪ピストンを引ききれずに動作停止してしまいます。
セクターギヤのどちら側から何枚カットすればいいか?引き側を多くカットするとトリガーを引いてからピストンが後退し始めるまでにタイムラグが出来るためトリガーレスポンスが悪くなるといわれており、解放側を多くカットするとピストンが前進してノズルからエアを吐く前にノズルが給弾のために後退を始めてしまいがちになり、ノズルとチャンバーパッキンとの間でエア漏れが起きて初速が大幅に低下します。
では何故引き1解放2なんて定番があったのか?これは単純にマルイのハイサイクル電動ガン用のセクターギヤがそうだったから。実際CYMAのAK47に引き1解放2のカットをした13:1ギヤを組んで一応ちゃんと動作はしたのですが、モーターはEG1000Sなのでサイクルは秒20程度でしかなく、このサイクルだとたまたまトラブルが起きなかっただけなのでしょう。
結局引き側カットによるトリガーレスポンスの鈍りはハイサイクル化で補われるので、ここはあまり気にするところではないのでしょう。解放側カットによるエア漏れ初速低下の方が余程面倒臭かったです・・・セクターディレイヤーを取り付けて解決こそしたものの、初速はあまり補えなかったので解放側は全く切らないか、切っても1枚にとどめ、引き側を多く切った方が良いのだと思います。
ではカットしたセクターギヤを銃に組み込みましょう。こないだグリップを換えたS&T BABY M4再登場。
もう慣れっこです。メカボックスも開きました。
現状はドノーマルから配線の引き直し、ギヤをSHS13:1ギヤにセクターディレイヤー装着、ピストンをエレメントの全金属14枚歯、ピストンヘッドをアルミピストンヘッドに、メインスプリングをZCレオパルドのM100に。さんざいじったけど列挙するとあまり変わっていませんね。上写真外ではチャンバーパッキンをマルイ純正に換えたのと、モーターがマルイEG30000+SBDとなっています。
引き1解放2カットの加工をしてセクターディレイヤーが装着されたセクターギヤと、引き1のみカットのセクターギヤ。セクターディレイヤーは多分いらないと思うので付け替えずに。
セクターギヤのみを入れ替え、他は構成を変えずにメカボックスを閉じます。一度にあれもこれも換えると本当にろくな事が無いので・・・
銃を組みます。ストックチューブの固定ネジもスプリングガイドの固定やメカボックスの前後位置などに関わっているので面倒だけどちゃんと組みつけました。
試射にはすぐ触れる位置に置いているニッケル水素9.6Vを使っていたのですが、これは銃に収まらないし想定している使用バッテリーはストックチューブにおさまるリポバッテリ―だけなので、ちゃんと想定のバッテリーで試射。
バッテリー残量もチェック。8.33V(2セル合計値)あります。
完璧だ。
@@@
外撃ちもしてホップがちゃんと効いているか、弾道がバラついたりしていないかもチェック。サイクルは7.4Vリポで秒24弱と要求値(20出てたらいいよ・・・)以上、初速も90m/s前後まで戻り、これで安心して撃てるようになりました。
現在外は雪。寒いです・・・