~趣味の世界~
前回に引き続きコトブキヤのフレームアームズ・ガール スティレットです。


まずはランナーごと中性洗剤で洗います。日本製のプラモデルだとあまり気にせずいきなり開封状態から塗装しても問題が出る事はそうそうありませんが、中国生産のキットなどは離型剤が頑固に残っていてそのまま塗装すると塗料が弾かれて悲惨な事になります。いらない歯ブラシに中性洗剤をつけて水を掛けながら軽く全体的にシャカシャカ撫でてやれば十分でしょう。袋から出した時は若干の油気を感じますが洗い流してやるとツルリとした感触になります。洗った後は十分に水気を切って乾燥させます。ダボ穴などに水気が残りがちなので塗装する前にはきっちりと乾燥させておく必要があります。


タミヤの薄刃ニッパーを10年以上使ってきましたがスプリングが切れてしまったので新調しました。さぞや切れ味は・・・と思ったら劇的なほどには切れ味が変わりませんでした。ランナー破棄する際に細かくバツバツ切りまくってきたのですが、巷で言われるよりは耐久性があると思います。


頭部が組みあがりました。ゲート跡の処理さえきっちりやればストレス無くサクサク組み上げられます。


一気に胴体と手足も組み上げました。FAG轟雷とは中身が一見同じかと思いきや、所々アップデートされています。


全て組み上げたところ。かかとはタイヤ状で接地面が若干高いため自立性が悪く、後ろに倒れます。幸いスタンドが付属するので素直に使うとよいでしょう。


後ろ。パチ組みでも色分けはそこそこされていますがやはり細かく塗装はしたいところ。


武装はガトリングガンとミサイル2基、刀が長短2本付属します。刀は抜き身と鞘に納めたものがそれぞれあります。FAG轟雷と同様に箱絵を再現する左腕と左足一式が付属します。


塗装はまあ、そのうちに・・・
届いてからずっと薄紙掛かったままで放置されていたのをそろそろ手をつけませぬと・・・


発売日は10月頭くらい、もう方々でさんざ作例が出ているので今更な感じはします。


コトブキヤのフレームアームズ・ガール スティレットです。
前回の轟雷と同様に箱が結構大きい。


箱は大きいなりに中身もどっさりあります。もっともガンプラでいうとマスターグレードほどではなく、HGUCの多めなやつくらいでしょうか。


説明書。








FAG轟雷の説明書は途中に折りたたまれている部分があって引っ掛け問題的なところがありましたが、こちらにはそういう部分はありません。


パーツA・B。Aは刻印通りFAG轟雷と共通でABS樹脂製です。


パーツC・D。Dは同じものが2枚あります。箱や説明書のイラストや作例に較べ成型色の青が水色然としていて少しイメージと違う印象。


パーツE・F。Fは同じものが2枚。ABS樹脂製でこれもFAG轟雷と共通。


パーツG・H、手前がI。Gは多分FAG轟雷と共通、Iはスティレット用。
HはスカートのパーツですがFAG轟雷では一体だったものが可動の為に分割されるアップデートがなされています。


パーツJが2枚、手前の2枚がK。KはABS樹脂製です。


パーツL・M、手前がN。Lはパンツなど、MはAの追加パーツです。MはABS樹脂製。
Nはスティレット用の武装パーツです。LのパンツのパーツはFAG轟雷では腹部分と一体でしたがこちらはMの大きい方のパーツがパンツより上の腹の部分のパーツとなっており、分割されています。


パーツMW-32(左が①~③、右が④~⑧)、手前がPCパーツ。
MW-32は銀色の成型色、PCパーツはポリエチレン製のポリキャップです。


顔4種の他、今回は円形のベースが付属します。共にABS樹脂製。
手はFAG轟雷と同様に5種類でPVC製。


デカール。今回もパンツの縞デカールで四苦八苦するのが予想されます。


(次回へ続く)

S&T BABY M4に入れたSHSの13:1ギヤを引き1・解放2でセクターカットしたところメタクソに調子が悪くなりどうやっても治らない。特にタペットプレートの動作タイミングに起因すると思しき給弾トラブルが治らないと使い物になりません。


といっても・・・もう諦めて普通のギヤ構成に戻して最低でも安心して撃てる状態にしてしまおうかとも思うのですが、あいにくこれに元々入っていたスパーギヤは歯が欠けてしまっていて使えないのでもうひたすら前に進むしかありません。じゃあどうする、うーん・・・


何となくで買っておいたセクターディレイヤーでも試してみるか・・・でもこれハイサイクル化で給弾が追い付かない時に使うもので、2発給弾とかする場合は悪化するんじゃなかろうか?


物はドリームアーミーの樹脂製セクターディレイヤーです。


セクターギヤの軸とカムの間に挟むようにして取り付けます。扇形の一方がコブ状になっていて一応方向があるのですが、どっちでも誤差レベルなような。


セクターディレイヤーは前述のようにハイサイクル化によってタペットプレートが後退している時間が短くなりすぎて給弾ができなくなるトラブルを、セクターギヤのカムを大きくする事でタペットプレートの後退している時間を延ばして確実に給弾できるようにするものです。


セクターギヤがピストンを引き始めた時にはカム単体ではタペットプレートを引き始める頃ですが、セクターディレイヤーはもうタペットプレートをいっぱいに後退させています。


タペットプレートの羽根前面は波打った形をしていますがセクターディレイヤーは滑らかに下方向へ滑ってゆきます。


セクターディレイヤーがタペットプレートの羽根から外れ、タペットプレートが前進しきった時にはセクターギヤがピストンを引ききって解放する直前。何とも嫌な予感がします。本当に大丈夫だろうか?


しかしもう他に試せる事がありませんし、とにかく試してみるしかありません。
ところでセクターギヤのシムをスイッチの上に置いていますが、この位置にシムを置き忘れてメカボックスを閉めてしまうとトリガーが戻らなくなるので非常に危険です。この後フルオートで止まらなくなるという怖い思いをしました・・・

シムをセクターギヤの軸に戻して自分に呆れながら組み上げ、外撃ちしてみます。


嫌だわ調子良い・・・セミオートでもちゃんと1発ずつ安定した弾道で飛んでゆくし、フルでも9.6Vで秒28発弱のサイクルを示しています。初速はやはり少し物足りないのですが、もうこれでいいです。


概ね満足したので組んだりバラしたりの邪魔になるので外していたストックを取り付けます。しかしストックチューブ固定ネジの頭をナメてしまったのでこれを何とかしておかないと。


このネジはステンレス製M5×50の規格ネジなのでホームセンターで売ってるネジで代用が利きます。ステンレスじゃなくユニクロメッキなのは田舎ゆえの品ぞろえの悪さによるもの。まあちょっと安くて錆びやすいってだけで、強度面で劣るわけではありません。


ここは強く締まるし曲げ方向に力が掛かりやすいのでワッシャーを入れておきたいところですが、ネジに付属のM5×13ワッシャーでは入りません。


ここの内径は11mm強ほどで、M5×10くらいのワッシャーが要ります。


またここはスプリングガイドに刺さる深さに左右され、ノーマルのスプリングガイドではレシーバーの後面から約15mmの位置でそれ以上ねじ込めなくなるのですが、ベアリング付きスプリングガイドだと物によりますがZCレオパルドのものだとこれよりも大分浅いので元の構成ではネジの刺さる深さが5mmほど足りずストックチューブを固定できませんでした。なので元のスプリングガイドでもあまり深さに余裕がありません。


短いネジを使えばいいのですが、買ってないのでネジに付属のナットを1個ハメてかさ上げ。


ネジ頭はツライチに近くなり、大きいワッシャーの上にネジを挿して飛び出させるよりはストックチューブ内のスペースをスポイルせずに済むでしょうか。


ストックチューブに配線を通し、固定金具の平らな面を下にしてストックチューブ内に放り込み、平らな面を下に維持しながらドライバーを突っ込んでネジの頭に噛ませ、そのままストックチューブの前に突き出たネジをレシーバーの穴に当てがってドライバー回してねじ込み、ストックチューブを後方へテンションを掛けながらネジを締めてゆきます。

ドライバーを突っ込むとストックチューブ内はかなり見づらくなり、ネジ頭を見逃すと再びドライバーの先をネジ頭に噛ませるのに苦労します。またストックチューブを後方へテンションを掛け損なうと中の固定金具が回ってしまい、ストックチューブ内側前端にある嵌合部分に噛まずネジを緩めてやり直しになってしまいます。


ドライバーは上画像奥の黄色い柄のものを使っていましたが長さがギリギリでストックチューブ内が全く見えず、しかもドライバーの先がネジ頭より小サイズなので苦戦しているうちにネジ頭をナメる結果になったので、長くて先のサイズが大きいドライバーを用意したいところです。


ヤケクソ気味に売ってる中で一番長いやつも買ってみましたがさすがにここまで長い必要はありませんでした。


ネジを置いている位置がねじ込んだ時の大体の位置。ドライバーは先端から柄までが最低15cm以上必要です。柄が細くなっていてストックチューブに入るとしても、中が見えなくなるので作業性が悪いです。


@@@



やっっっと安定したよ・・・
苦労せず秒25程度のハイサイクルでキレッキレのセミオートを安定して満喫したければ、マルイのハイサイクルを買って余計な事をせずにSBD追加くらいで使うのが安パイでしょう。実用面ではそれ以上のハイサイクルは無駄でしかないので・・・
ちょっと庭撃ちできるタイミングだったのでウチのM4ズを撃ってみました。(ウチは住宅密集地にあるのでいつでもバリバリ外撃ちできるわけではなく、日中の、特に近隣がやかましい時が撃ち時・・・)

ようやく落ち着いたように見えたS&T BABY M4はセミで撃つと弾が出たり出なかったり、出なかった次は2発発射ともうメタクソです。

CM16に持ち替えて撃つとこちらも不安定。そして数発撃つと弾が出なくなり、しまいにはギャギャギャ、ギャギャギャとギヤが滑ってるような音がして撃てなくなりました。


以前モーターのピニオンとべベルギヤの間で空回りした事がありましたがあちらはギューン、ギューンという音。今回はちょっと違う音です。早速メカボックスを開けてみなくては。


ZCレオパルドのQDメカボックスに置き換わっているので銃の中身はノンオリジナル。ギヤもDSGが入っています。


開けてみるとDSGのギヤの4枚目くらいのところにピストンの引き始めのギヤが乗っていました。DSGがピストンのギヤを踏み外したか、ピストンの戻りの途中でDSGの次のギヤが来てしまったか、いずれにしろいわゆるピストンクラッシュというやつですね。


しかしパーツをチェックしても特にダメージらしきものは入っていません。ちょっとギヤがずっこけたレベルなのかも。


パーツを戻してメカボックスを閉じますが、メカボックス中央辺りがつっかえてピッタリ閉まりません。よく見るとDSGの軸の一段太い部分の上にタペットプレートの羽根が引っ掛かっていました。


定位置にタペットプレートの羽根を移動させると、タペットスプリングのテンションで前方に引っ張られ、羽根が軸に当たって少し上に曲がっています。


タペットプレートが微妙に前進しきれていないのか、一見メカボックス内前端に接しているようには見えるのですが・・・


ギヤを少しまわしてみるとタペットプレートの羽根がピストンの方へ大きくまがってしまいました。これでピストンが上へ持ち上げられてピストンのギヤとDSGのギヤが離れてしまったのかもしれません。


羽根の前面は波打った形をしていますが、付け根にDSGのカムが当たったあと下へ滑る時に強めの抵抗があるように感じます。


引っ掛かりをなくすよう、羽根の前面をスムーズな形に削ってみました。



@@@




組み上げて撃ってみると調子良く動くようになりました。しかしDSGを入れて9.6Vで動かしている割には冴えない数字しか出ず、ここらが私の腕前の限界かもしれません・・・
2つのいじったM4の後に中身ドノーマルのマルイM4を撃つとサイクルは較べると遅いけどまあ超絶快調だわドットサイトのドットに向かってヒュンヒュン飛ぶわ・・・
S&T BABY M4に13:1ギヤで一旦は数字が出ていたものの、何となくマージンを持たせる的な理由と「何はなくともセクターカット」という声に負けて引き1解放2のカットをしたところメタクソになってしまい初速が上がらないわ2発給弾するわセミがバーストになるわと散々だ!というのがこれまでのあらすじ。


標準のノズルは普通のM4用ノズルより若干短く、ノズル後半が一段太くなっていないのでこれを換えるならばチャンバーとセットで交換する必要があります。取り出したるは余ってるG&G CM16に付いてたチャンバー。


ZCレオパルドのQDメカボックスには太くて刺さらなかったこのチャンバーですが、こちらのメカボックスには使えそうです。


メカボックスを開けてノズルをSHSのM4用に交換。


インナーバレルとチャンバーパッキン(マルイ純正)を移植。シールテープを巻いてスプリングも移植します。


途中で引っ掛かってしまう・・・


フンヌッと押し込むと奥まで刺さりました。チャンバーのアウターバレル後端に入る部分が僅かに太く、更にシールテープを巻いているのでそこでつっかえたようです。


理屈ではこれでチャンバーパッキンにノズルがしっかり当たるので初速が戻るはず。


まあ、戻ってはいるけど・・・もうちょっとこう、ねえ?


タペットプレートがダメなのかも?とSHSのタペットプレートに交換し、ノズルを元に戻します。


チャンバーも元のに戻します。


ダメだ、状況が巻き戻されただけ。


あとできる事は・・・そうノズルをどうにかしてもっと前進するようにできれば・・・セクターギヤの軸にはまだ1mm弱ほど触れていないし、タペットプレート全体を前へ寄せる事はできるはず。


前側はピッタリメカボックス内前端に接しているので・・・


そこに当たるタペットプレート前端の面を削ってやると、理屈ではタペットプレート全体の前進量が増してノズルもほんの0.何mmですが前進できるようになるはず。ただしここはノズルとの嵌合以上には削れないので、本当に0.3~0.5mm程度。


あんま変わった気がしない・・・


元のスプリングは短くてフルオートでジャラジャラブレる音が出ているし長いものに換えないと精神衛生上良くないのでZCレオパルドのM100スプリングに交換。撃ってみてスプリングのレート以上に初速が上がれば万々歳。



@@@



スプリングの分しか上がってないような気が・・・当然サイクルは下がってしまいます。でも、もうここいらで十分かな・・・一応実用レベルではあるし。

セクカ無しでも十分動いているけど少しマージン持たせたいという場合、引き側は切らずに解放側を1枚ずつカットして様子見していった方が良いです。サイクルは9.6Vで計測しているので、ここまでやってマルイのハイサイクルドノーマルに全然及んでいないのが悲しい・・・


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