~趣味の世界~
トイスターのトカレフです。
トカレフTT1933は旧ソビエト連邦軍の制式拳銃で、M1911A1を参考に作られた大型拳銃です。極寒の地ロシアでの使用を考えトラブルの元を排除すべく極力シンプルに作られており、マニュアルセーフティまで省かれています。モーゼルミリタリーに使用されていた7.62mmモーゼル弾のコピーとみられる7.62mmトカレフ弾を使用、小口径ながら薬莢はボトルネック型をしており炸薬量が多く、小口径高速弾らしく貫通力も共に高い弾を使用しています。日本ではメディアにより犯罪現場で多用された中国製の54式拳銃(TT1933のコピー)をもって一緒くたに「トカレフ」と呼称されたために悪印象を被ってしまっています。
とまあ前口上もそこそこに開封。ダンボール製の箱は小柄で発泡スチロールも無いシンプルな梱包。本体保護は袋入りによってなされています。
内容一式。箱に説明書きがされていますがハングル語でチンプンカンプンなので日本語の説明書が同梱されていました。BB弾は0.2gくらい?
このトイスタートカレフは4月にチラホラと日本のショップにも並び始めた新しい品のようです。パーカーと黒の2種類があり、これはパーカーの方。ダークグレーです。
トカレフのトイガンはかつてハドソンからモデルガンが出ていた程度で、現物は見たことが無かったのですが、第一印象は思ったより小さく、特にグリップの短さが目に付きました。握ってみてもグリップが短く、そういえばユーゴスラビア版トカレフのツァスタバM57は装弾数が1発多い分グリップが伸ばされていた気がします。
マガジンはフルサイズですが軽くてちょっと安っぽく感じます。構造はLS準拠で中の空洞がBB弾のリザーバーになっており、前面のフォロワーが通る部分と通じています。マガジンリップから弾を詰めていくと一番下でリザーバースペースへ逃げてしまうのも同じ。マガジンの底板は下のポッチを押してずらしますが、マガジンスプリングにテンションが掛かっている(フォロワーの通っている側に一杯にBB弾が詰まっている)とポッチが押し込めないので注意、という点もトイスターのトイガンのマガジン全部に共通するのでしょうか。
ハンマーは金属製で起こす事ができます。やはりハンマーに重量があると感触がかなり違います。
銃口側は金属のフェイスがあり強度十分ですが仕上げがあまり綺麗じゃないのが残念。アウターバレルはプラ製ですが、ライフリング表現があります。
スライドストップはプラ製ですが、マガジンキャッチやトリガーは金属製。スライドストップの下に小さなダイヤルがあり、これがセーフティとして機能、トリガーをロックします。操作性は悪く、仕方なく付いてる感じ。
スライドを一杯に引くと空のマガジンが刺さっている状態ならばスライドストップがかかります。ただリリースは固く、リコイルスプリングが不必要に強いように思えます。スライドの引きも重いですが、銃口下の部分に人差し指を掛けて引くとコッキングしやすいです。
スライドを引くとエジェクションポートも開きます。透明プラスチック製のノズルが見えます。トイスターはシリンダーが透明プラスチックなのが個性?
分解はまず右側面にあるバネ金属のパーツをずらし、スライドストップの軸をフリーにします。ていうか後ろ側のピン浅く刺さってるだけで、射撃の衝撃で取れないか心配。
スライドストップの軸を・・・ってアレレ?こうなってんのかよ!
スライドストップの軸(だと思ってたただのピン)を抜くと、スライド一式が前へはずれます。フレーム側は透明プラスチックが多用されていて、これがトイスターの個性だと理解しました。強度的にはわかりませんが、個性は大事です。
ただこれ以上の分解はちょっとよくわかりませんでした。多分バレルを前へ引っ張りながらシリンダーを外せば全部はずれるんだと思います。リコイルスプリングはバネレートが不必要に高いので適当に合うバネに置き換えてもいいかも。
マルイのエアコキM1911A1ミリタリーと。トカレフの方が少し小さめです。
実射性能は普通です。本当に普通。神経質に細かく他と比較しなければ普通に使え普通のエアコキハンドガンとして遊ぶ事ができるでしょう。
トイスターのものはまだ2つしか見てないので全部がそうかはわかりませんが、どうもスプリングのノイズが出がちでこのトカレフもトリガーを引くとギョリギョリとスプリングが鳴くのがちょっと気になります。
最近にわかに発生しつつあるトイスターブーム。日本のメーカーが放棄してしまった初心者の地盤固めとしても今後に期待したい。
トカレフTT1933は旧ソビエト連邦軍の制式拳銃で、M1911A1を参考に作られた大型拳銃です。極寒の地ロシアでの使用を考えトラブルの元を排除すべく極力シンプルに作られており、マニュアルセーフティまで省かれています。モーゼルミリタリーに使用されていた7.62mmモーゼル弾のコピーとみられる7.62mmトカレフ弾を使用、小口径ながら薬莢はボトルネック型をしており炸薬量が多く、小口径高速弾らしく貫通力も共に高い弾を使用しています。日本ではメディアにより犯罪現場で多用された中国製の54式拳銃(TT1933のコピー)をもって一緒くたに「トカレフ」と呼称されたために悪印象を被ってしまっています。
とまあ前口上もそこそこに開封。ダンボール製の箱は小柄で発泡スチロールも無いシンプルな梱包。本体保護は袋入りによってなされています。
内容一式。箱に説明書きがされていますがハングル語でチンプンカンプンなので日本語の説明書が同梱されていました。BB弾は0.2gくらい?
このトイスタートカレフは4月にチラホラと日本のショップにも並び始めた新しい品のようです。パーカーと黒の2種類があり、これはパーカーの方。ダークグレーです。
トカレフのトイガンはかつてハドソンからモデルガンが出ていた程度で、現物は見たことが無かったのですが、第一印象は思ったより小さく、特にグリップの短さが目に付きました。握ってみてもグリップが短く、そういえばユーゴスラビア版トカレフのツァスタバM57は装弾数が1発多い分グリップが伸ばされていた気がします。
マガジンはフルサイズですが軽くてちょっと安っぽく感じます。構造はLS準拠で中の空洞がBB弾のリザーバーになっており、前面のフォロワーが通る部分と通じています。マガジンリップから弾を詰めていくと一番下でリザーバースペースへ逃げてしまうのも同じ。マガジンの底板は下のポッチを押してずらしますが、マガジンスプリングにテンションが掛かっている(フォロワーの通っている側に一杯にBB弾が詰まっている)とポッチが押し込めないので注意、という点もトイスターのトイガンのマガジン全部に共通するのでしょうか。
ハンマーは金属製で起こす事ができます。やはりハンマーに重量があると感触がかなり違います。
銃口側は金属のフェイスがあり強度十分ですが仕上げがあまり綺麗じゃないのが残念。アウターバレルはプラ製ですが、ライフリング表現があります。
スライドストップはプラ製ですが、マガジンキャッチやトリガーは金属製。スライドストップの下に小さなダイヤルがあり、これがセーフティとして機能、トリガーをロックします。操作性は悪く、仕方なく付いてる感じ。
スライドを一杯に引くと空のマガジンが刺さっている状態ならばスライドストップがかかります。ただリリースは固く、リコイルスプリングが不必要に強いように思えます。スライドの引きも重いですが、銃口下の部分に人差し指を掛けて引くとコッキングしやすいです。
スライドを引くとエジェクションポートも開きます。透明プラスチック製のノズルが見えます。トイスターはシリンダーが透明プラスチックなのが個性?
分解はまず右側面にあるバネ金属のパーツをずらし、スライドストップの軸をフリーにします。ていうか後ろ側のピン浅く刺さってるだけで、射撃の衝撃で取れないか心配。
スライドストップの軸を・・・ってアレレ?こうなってんのかよ!
スライドストップの軸(だと思ってたただのピン)を抜くと、スライド一式が前へはずれます。フレーム側は透明プラスチックが多用されていて、これがトイスターの個性だと理解しました。強度的にはわかりませんが、個性は大事です。
ただこれ以上の分解はちょっとよくわかりませんでした。多分バレルを前へ引っ張りながらシリンダーを外せば全部はずれるんだと思います。リコイルスプリングはバネレートが不必要に高いので適当に合うバネに置き換えてもいいかも。
マルイのエアコキM1911A1ミリタリーと。トカレフの方が少し小さめです。
実射性能は普通です。本当に普通。神経質に細かく他と比較しなければ普通に使え普通のエアコキハンドガンとして遊ぶ事ができるでしょう。
トイスターのものはまだ2つしか見てないので全部がそうかはわかりませんが、どうもスプリングのノイズが出がちでこのトカレフもトリガーを引くとギョリギョリとスプリングが鳴くのがちょっと気になります。
最近にわかに発生しつつあるトイスターブーム。日本のメーカーが放棄してしまった初心者の地盤固めとしても今後に期待したい。
東京マルイのSIG/SAUER(シグ・ザウエル)P226レイルです。
マルイからはすでに改良型のP226E2が発売されていますが、これは旧モデルのP226Rです。違いはE2になってブローバックエンジンが改良され、マガジンの継ぎ目が無くなりガス容量が2割くらい増え、グリップ形状の変更(後面下半分が真っ直ぐに変更、側面のP226マークの削除)、スライドの色がグレーに(226Rは黒)、刻印がリアルな後加工になり右側面前方に白字でE2の印刷、等々。
しかし型落ちだからといってこの226Rがダメかというとそんな事は全然ありません。むしろ何故こんな出来良いのに改良を?という感じでしょう。これを改良するくらいならM92Fの方を何とかしろ、とは良く聞かれます・・・
前述の通りマガジンはおそらくはバリエーションに短縮モデルであるP228あたりを加えるつもりで基本部分を共用できるよう、マガジンの下の方に継ぎ目があります。しかし結局今日までP228発売のアナウンスは無く、結局は継ぎ目が無く226専用の継ぎ目の無いマガジンをもつE2が出てしまいました。P228の運命やいかに。
容量アップといいますが、この旧型マガジンでも容量不足などは感じません。また、このマガジンをE2に使う事もできるようで、同様にE2のマガジンをこの226Rに使う事もできるようです。
マガジンフォロワーに挟む小パーツが付属しており、これを使うとスライドストップをキャンセルできるので空撃ちができます。グリップを握った親指でスライドストップを押さえても空撃ちできますが、位置が他の銃に較べ後ろ寄りなのでちょっとやりずらいです。
ホールドオープン。ブローバックはバチャッという感じの音で、リコイルショックはどちらかといえば軽い部類になるでしょうか。チャチとかではなく、実性能的というか。特に感動とかは無いからどんどん撃て!という感じ?サバイバルゲームにおけるサイドアームとして、又主役にもなるハンドガン戦においても信頼を預けられる、そんな印象を受けます。
エジェクションポート付近は肉厚感があり無骨な印象。
グリップは握りやすく、手にしっとりフィットします。ハンマーはハーフコックもあり、ダブルアクションはやや強めに引いてバシッと引き切るあまり良いタッチではありませんが、シングルアクションではスムーズでスッと引き切れます。左側面グリップ上前方には特徴的なデコッキングレバーがあり、起こしたハンマーを安全にハーフコック位置へ倒す事ができます。ハンマーが倒れた状態からハーフコックへ起こす程度に起こすのにも使え、便利な機構です。KSCのM93R-AGなどハーフコックが無い銃ではマガジンを収めた状態でハンマーをフルに倒しておくとガスのバルブを何かの拍子に叩きそうで安心できません・・・
マニュアルセーフティは実銃通り見た目には無いのですが、テイクダウンラッチを右側面側から押すと1mmほどラッチがフレーム表面から浮き、この状態がセーフティONとなってトリガーを引き切れないようにする機構が加えられています。このトイガン独自の機構ですが、ONにするのは握った人差し指でできるもののOFFにするには左手を添える必要があり片手動作では解除がしにくいです。
銃口はライフリング表現があり、奥には真鍮のインナーバレルがのぞきます。フレームには名前の通りレイルが装備されており、フラッシュライトなどのアクセサリーを簡単に取り付ける事ができます。最近では当たり前の装備になりつつあります。
ところでスライド左側面の刻印にSTAINLESSとあるのですが、クローム仕様が基本なんでしょうか?
フレーム左側面にあるテイクダウンラッチを下側へ回すとスライドが前へ外れるようになります。
特にクセも無く、スルリと外れるのでメンテ性が高いです。箱出しの状態で結構オイリーなのですが、ガスブローバックの銃はガス圧でオイルを吹き飛ばされがちなのでまめな注油が欠かせません。でもCRC556なんて吹いたらダメですよ!CRCオイルはプラスチックの微細なヒビに入り込み、ヒビを拡大させてしまいます。シリコンオイルが無いからといってCRCを注すくらいならまだサラダ油でも注した方がマシですので。
ホップアップの調整はチャンバーの下あたりにある上画像中央の歯車状のダイヤルを回して調整します。調整の度にスライドを外す必要があり、ちょっと面倒かな?テイクダウンのやりやすさがここでは効いてくるでしょう。他の銃だとリコイルスプリングガイドが軽く引っかってるだけだったりしてここが外れてうっとおしい事が多いですが、この銃のリコイルスプリングガイドは後端がチャンバー下にはめ込まれていて一旦前へ縮めてやらないと外れないのでこのあたりは安心。
リコイルスプリングガイドとバレルアセンブリを外したところ。アウターバレルはプラ製。
フロントサイトはスライド内側からピンで留められているので無理に表側から横へずらしたりしないように。
リヤサイトもおそらくは下からネジ留めされているかと思われます。
無難ですが失敗の無い良銃です。E2が品切れでもガッカリする事はありません。あとは好みで。
マルイからはすでに改良型のP226E2が発売されていますが、これは旧モデルのP226Rです。違いはE2になってブローバックエンジンが改良され、マガジンの継ぎ目が無くなりガス容量が2割くらい増え、グリップ形状の変更(後面下半分が真っ直ぐに変更、側面のP226マークの削除)、スライドの色がグレーに(226Rは黒)、刻印がリアルな後加工になり右側面前方に白字でE2の印刷、等々。
しかし型落ちだからといってこの226Rがダメかというとそんな事は全然ありません。むしろ何故こんな出来良いのに改良を?という感じでしょう。これを改良するくらいならM92Fの方を何とかしろ、とは良く聞かれます・・・
前述の通りマガジンはおそらくはバリエーションに短縮モデルであるP228あたりを加えるつもりで基本部分を共用できるよう、マガジンの下の方に継ぎ目があります。しかし結局今日までP228発売のアナウンスは無く、結局は継ぎ目が無く226専用の継ぎ目の無いマガジンをもつE2が出てしまいました。P228の運命やいかに。
容量アップといいますが、この旧型マガジンでも容量不足などは感じません。また、このマガジンをE2に使う事もできるようで、同様にE2のマガジンをこの226Rに使う事もできるようです。
マガジンフォロワーに挟む小パーツが付属しており、これを使うとスライドストップをキャンセルできるので空撃ちができます。グリップを握った親指でスライドストップを押さえても空撃ちできますが、位置が他の銃に較べ後ろ寄りなのでちょっとやりずらいです。
ホールドオープン。ブローバックはバチャッという感じの音で、リコイルショックはどちらかといえば軽い部類になるでしょうか。チャチとかではなく、実性能的というか。特に感動とかは無いからどんどん撃て!という感じ?サバイバルゲームにおけるサイドアームとして、又主役にもなるハンドガン戦においても信頼を預けられる、そんな印象を受けます。
エジェクションポート付近は肉厚感があり無骨な印象。
グリップは握りやすく、手にしっとりフィットします。ハンマーはハーフコックもあり、ダブルアクションはやや強めに引いてバシッと引き切るあまり良いタッチではありませんが、シングルアクションではスムーズでスッと引き切れます。左側面グリップ上前方には特徴的なデコッキングレバーがあり、起こしたハンマーを安全にハーフコック位置へ倒す事ができます。ハンマーが倒れた状態からハーフコックへ起こす程度に起こすのにも使え、便利な機構です。KSCのM93R-AGなどハーフコックが無い銃ではマガジンを収めた状態でハンマーをフルに倒しておくとガスのバルブを何かの拍子に叩きそうで安心できません・・・
マニュアルセーフティは実銃通り見た目には無いのですが、テイクダウンラッチを右側面側から押すと1mmほどラッチがフレーム表面から浮き、この状態がセーフティONとなってトリガーを引き切れないようにする機構が加えられています。このトイガン独自の機構ですが、ONにするのは握った人差し指でできるもののOFFにするには左手を添える必要があり片手動作では解除がしにくいです。
銃口はライフリング表現があり、奥には真鍮のインナーバレルがのぞきます。フレームには名前の通りレイルが装備されており、フラッシュライトなどのアクセサリーを簡単に取り付ける事ができます。最近では当たり前の装備になりつつあります。
ところでスライド左側面の刻印にSTAINLESSとあるのですが、クローム仕様が基本なんでしょうか?
フレーム左側面にあるテイクダウンラッチを下側へ回すとスライドが前へ外れるようになります。
特にクセも無く、スルリと外れるのでメンテ性が高いです。箱出しの状態で結構オイリーなのですが、ガスブローバックの銃はガス圧でオイルを吹き飛ばされがちなのでまめな注油が欠かせません。でもCRC556なんて吹いたらダメですよ!CRCオイルはプラスチックの微細なヒビに入り込み、ヒビを拡大させてしまいます。シリコンオイルが無いからといってCRCを注すくらいならまだサラダ油でも注した方がマシですので。
ホップアップの調整はチャンバーの下あたりにある上画像中央の歯車状のダイヤルを回して調整します。調整の度にスライドを外す必要があり、ちょっと面倒かな?テイクダウンのやりやすさがここでは効いてくるでしょう。他の銃だとリコイルスプリングガイドが軽く引っかってるだけだったりしてここが外れてうっとおしい事が多いですが、この銃のリコイルスプリングガイドは後端がチャンバー下にはめ込まれていて一旦前へ縮めてやらないと外れないのでこのあたりは安心。
リコイルスプリングガイドとバレルアセンブリを外したところ。アウターバレルはプラ製。
フロントサイトはスライド内側からピンで留められているので無理に表側から横へずらしたりしないように。
リヤサイトもおそらくは下からネジ留めされているかと思われます。
無難ですが失敗の無い良銃です。E2が品切れでもガッカリする事はありません。あとは好みで。
東京マルイのワルサーP99DAOです。
電動ブローバックでセミ/フル切り替え付きのものはG18CやMAC11など元々マシンピストルのものもありますが、PC356やこのP99のように元々は普通のセミオートハンドガンだったものがマシンピストルにされていたりします。
このP99はその中にあってはとりわけ見所の無い地味な銃です。見所・・・他のラインナップに較べて実銃が最新鋭って事くらい?
マガジンはこのシリーズではお馴染みの曲がった割り箸マガジン。ただし他のものと違い半透明ではなく、不透明な黒いマガジンです。マガジンの底部分が小さく、またグリップ側にも切り欠きなどが無いのでマガジンは抜きにくいです。
グリップ下面後半は単四電池のスペース。ただこの写真だとニッケル水素充電池が入っていますが、初期のM92FやこのP99では電池ボックスの奥側にあるコイルスプリング状の端子が充電池のプラス端子の出っ張りの周りにある絶縁体に接するよう、いやらしい形状をしているのでそのままでは充電池が使えません。メーカー保証を受けられなくなりますが、充電池を使いたい人はスプリングをラジオペンチなどで楕円形に潰すと使えるようになります。くどいようですが、充電池を使えるように加工をした場合東京マルイで修理を断られる可能性がありますので充電池を使う人は壊れたら捨てる覚悟で。・・・まぁ壊れやしませんけどね。
この個体はちょっと冒険心から充電池8本を使い9.6Vで動作させた事がありますが、フルオートは電圧の割りに感動が無く(8.4V動作のスタンダード電動ガン程度のサイクル)セミオートはタイミングがズレまくりで使い物になりませんでした。一応報告までに。
地味なP99ですがもちろん美点もあり、それがこのグリップ。手になめらかに馴染み、とても握り心地が良いです。ここだけはイマイチ握り心地の悪いG18Cよりも好印象。
グリップ下方後ろ寄りにあるピンを抜くとグリップ後面がはずれます。ここを交換することで更にグリップを手にあわせることができるのですが、こんなところのパーツはオプションとして用意されていませんし、実銃用や他メーカーのトイガン用が使えるかどうかはわかりません。
トリガー付け根前方に小さなスイッチがあり、ここがセミ/フル切り替えのセレクターになっています。すぐ上のフレーム側面の刻印もSEMI⇔FULLと表示されています。
銃口は大きく開いていてライフリング表現もありますが、すぐ奥に段があって一旦狭くなり、その更にすぐ奥にアルミ製インナーバレルがのぞきます。フレームにはレイルがあり、試していませんがおそらくはハンドガン用のレイルアクセサリーが取り付けられるかと思います。
スライドは一杯に引いてもこんな感じ。G18Cの方がストロークは長いです。このシリーズ、一挺くらいすんげぇドカーンと後退するのがあったら・・・とか妄想します。
実射性能はシュポコシュポコという音と共に10禁パワーのBB弾が発射される様は他の電動ブローバックと同様ですが、やや音によって個性を感じるところもありこのP99は少しこもった感じの音。
スライドは一杯に引っ張って下から拡げるようにこじってやると簡単にはずせます。この状態でも射撃可能。ただ別にスライドの重さで減速してたりは無いようで、外してもサイクルや音が変わったりはしません。
スライドが簡単に外せるのでついやりたくなるのが塗装。キャロムのステンレスシルバースーパーハードタフで塗装しました。元々は黒いつや消しのスライドです。
左のCZ75がキャロムのチタニウムシルバー、右のP99がキャロムのステンレスシルバースーパーハードタフ。チタニウムシルバーはつや消しで銀色の粒子が非常に細かく地味で落ち着いた風合いですが、ステンレス以下略は粒子が大きめでキラキラした半光沢の表面で少し派手好きな人向け。
塗装手順はチタニウムシルバーのように普通の缶スプレー塗装手順とは少し違い、説明書きによると対象から7~8cmの距離で0.5秒以内のすばやい動きで通過するように吹きかけるとあります。乾燥が遅めで一気に色をつけようとするとタレたり塗料溜まりができやすく、若干の辛抱強さを要求されます。1分くらいで一時乾燥させまた同様に吹きかけて4~5回で完成させるつもりで、とあります。塗装したのが冬場だったのもありますが塗装後は1時間は表面がヌラヌラしているので絶対に触ってはいけません。48時間(冬場は倍)乾燥させてから組み上げる、とありますが擦動部は内側だけだしブローバックさせなければ・・・と半日置いた程度で組んでしまいましたが、幸い指紋つけちゃったりはありませんでした。完全乾燥後はチタニウムシルバー同様塗膜は非常に強靭になりますが、こちらの方が塗膜が厚いのでエッジがややダルくなる感じがします。
ついG18Cと較べてしまいましたがこの銃が好きな人もいるでしょうし、P99も魅力では決して劣ってはいません。機能的には似たようなものなのでどちらかを選ぶとしたら、最終的判断は「好み」になるでしょう。つまりはG18C同様に薦められるという事でもあります。
電動ブローバックでセミ/フル切り替え付きのものはG18CやMAC11など元々マシンピストルのものもありますが、PC356やこのP99のように元々は普通のセミオートハンドガンだったものがマシンピストルにされていたりします。
このP99はその中にあってはとりわけ見所の無い地味な銃です。見所・・・他のラインナップに較べて実銃が最新鋭って事くらい?
マガジンはこのシリーズではお馴染みの曲がった割り箸マガジン。ただし他のものと違い半透明ではなく、不透明な黒いマガジンです。マガジンの底部分が小さく、またグリップ側にも切り欠きなどが無いのでマガジンは抜きにくいです。
グリップ下面後半は単四電池のスペース。ただこの写真だとニッケル水素充電池が入っていますが、初期のM92FやこのP99では電池ボックスの奥側にあるコイルスプリング状の端子が充電池のプラス端子の出っ張りの周りにある絶縁体に接するよう、いやらしい形状をしているのでそのままでは充電池が使えません。メーカー保証を受けられなくなりますが、充電池を使いたい人はスプリングをラジオペンチなどで楕円形に潰すと使えるようになります。くどいようですが、充電池を使えるように加工をした場合東京マルイで修理を断られる可能性がありますので充電池を使う人は壊れたら捨てる覚悟で。・・・まぁ壊れやしませんけどね。
この個体はちょっと冒険心から充電池8本を使い9.6Vで動作させた事がありますが、フルオートは電圧の割りに感動が無く(8.4V動作のスタンダード電動ガン程度のサイクル)セミオートはタイミングがズレまくりで使い物になりませんでした。一応報告までに。
地味なP99ですがもちろん美点もあり、それがこのグリップ。手になめらかに馴染み、とても握り心地が良いです。ここだけはイマイチ握り心地の悪いG18Cよりも好印象。
グリップ下方後ろ寄りにあるピンを抜くとグリップ後面がはずれます。ここを交換することで更にグリップを手にあわせることができるのですが、こんなところのパーツはオプションとして用意されていませんし、実銃用や他メーカーのトイガン用が使えるかどうかはわかりません。
トリガー付け根前方に小さなスイッチがあり、ここがセミ/フル切り替えのセレクターになっています。すぐ上のフレーム側面の刻印もSEMI⇔FULLと表示されています。
銃口は大きく開いていてライフリング表現もありますが、すぐ奥に段があって一旦狭くなり、その更にすぐ奥にアルミ製インナーバレルがのぞきます。フレームにはレイルがあり、試していませんがおそらくはハンドガン用のレイルアクセサリーが取り付けられるかと思います。
スライドは一杯に引いてもこんな感じ。G18Cの方がストロークは長いです。このシリーズ、一挺くらいすんげぇドカーンと後退するのがあったら・・・とか妄想します。
実射性能はシュポコシュポコという音と共に10禁パワーのBB弾が発射される様は他の電動ブローバックと同様ですが、やや音によって個性を感じるところもありこのP99は少しこもった感じの音。
スライドは一杯に引っ張って下から拡げるようにこじってやると簡単にはずせます。この状態でも射撃可能。ただ別にスライドの重さで減速してたりは無いようで、外してもサイクルや音が変わったりはしません。
スライドが簡単に外せるのでついやりたくなるのが塗装。キャロムのステンレスシルバースーパーハードタフで塗装しました。元々は黒いつや消しのスライドです。
左のCZ75がキャロムのチタニウムシルバー、右のP99がキャロムのステンレスシルバースーパーハードタフ。チタニウムシルバーはつや消しで銀色の粒子が非常に細かく地味で落ち着いた風合いですが、ステンレス以下略は粒子が大きめでキラキラした半光沢の表面で少し派手好きな人向け。
塗装手順はチタニウムシルバーのように普通の缶スプレー塗装手順とは少し違い、説明書きによると対象から7~8cmの距離で0.5秒以内のすばやい動きで通過するように吹きかけるとあります。乾燥が遅めで一気に色をつけようとするとタレたり塗料溜まりができやすく、若干の辛抱強さを要求されます。1分くらいで一時乾燥させまた同様に吹きかけて4~5回で完成させるつもりで、とあります。塗装したのが冬場だったのもありますが塗装後は1時間は表面がヌラヌラしているので絶対に触ってはいけません。48時間(冬場は倍)乾燥させてから組み上げる、とありますが擦動部は内側だけだしブローバックさせなければ・・・と半日置いた程度で組んでしまいましたが、幸い指紋つけちゃったりはありませんでした。完全乾燥後はチタニウムシルバー同様塗膜は非常に強靭になりますが、こちらの方が塗膜が厚いのでエッジがややダルくなる感じがします。
ついG18Cと較べてしまいましたがこの銃が好きな人もいるでしょうし、P99も魅力では決して劣ってはいません。機能的には似たようなものなのでどちらかを選ぶとしたら、最終的判断は「好み」になるでしょう。つまりはG18C同様に薦められるという事でもあります。
ヨネザワのCOP357です。
今の人はヨネザワとか知らないでしょう・・・90年代前半までは廉価なトイガンというとマルイかこのヨネザワってくらいの認知度があったくらいなのですが。ヨネザワはトイガン以外にも色々と手広く玩具を発売していて、TVのCMでもその名をよく耳にしたものでした。94年に玩具部門がセガに移って以降、その名は急速に忘れ去られてゆくことになります。私が初めて手にしたトイガンはオレンジ色のツヅミ弾を使用するヨネザワのコルト・ウッズマンでした。
このCOP357は前出のマルシンコルト25オートと一緒に押入れから出てきたもので、私が買ったものではありません。しかし造りを見るにそれほど高価なものではないと思われます。表面のメッキは強靭で年次が経過しているにもかかわらず剥がれ一つないものの、仕上げは銃器というよりは昭和の時代のオモチャといった風情で、やや梨地掛かっていて角もダルく、所々に目立つゲート跡などもあるお世辞にも高級感があるとは言えないものです。
しかし高級だとか、リアルだとか、そもそもそんなものを求めるトイガンではありません。おそらくは、まず遊ぶこと。これが念頭にある個体であるとみられます。なんたって題材からして珍銃に属するCOP357。コンパクトな本体に異様な印象を与えている4本の銃身はさながら映画コマンドーでシュワルツェネッガーが肩に担いでいたロケットランチャーのよう。実銃ではこの4本の銃身から.38スペシャル又は.357マグナム弾を発射するマグナム・デリンジャーです。
デリンジャーといえばポケットに隠し持つ手のひらサイズの銃で、至近距離からズドンとお見舞いする暗殺兵器のイメージがありますが、このCOP357はこの通りPPK/Sよりひとまわり小さい程度。PPKやコルト25オートよりずっと大きく、また幅のある太い銃。
このトイガンはガスガンで、グリップの下にガス注入バルブがあります。この頃のガスガンの注入バルブは各社が思い思いに作っていたせいかガス缶の口金ときっちり適合しないものも多く、このCOP357もマルイのガンパワーHFC134aの口金を当てるとガスは入りこそすれどかなりの量を外にも噴いてしまいます。
タンクに入ったガスは4つある噴射口からトリガーを引く毎に1箇所づつ切り替わりながらチャンバーへと噴射します。噴射口をを覗くとトリガーを引く毎に中でリボルバーのシリンダーのように回っているのが見えます。実銃もこのあたりのしくみは複雑怪奇で、分解すると再び組めないなどと吹聴されているほど。
リヤサイトを後ろ側へスライドさせると銃身のロックが外れてこのように上へ持ち上がります。4つあるチャンバーにはゴムパッキンははめられており、ここへ後ろ側から6mmBB弾をを詰めて再び銃身を銃へはめ、ダブルアクション動作のトリガーを引くと発射されます。トリガープルは最初が重くて後が軽く一気に引き切られます。グリップは短いものの太いので小指の居所の落ち着かなさはありますが握りやすいです。
精度は正直「酷い」です。一応ちゃんと真っ直ぐ飛んだり小便弾だったりあさっての方へ飛んだりと、4本のバレルそれぞれが個性を主張します。パワーも全然出ていません。銃口がアルミ製インナーバレルとほぼ同径になっていてここに弾がぶつかる銃身があり、また経年劣化もありますがガス噴射口の気密が構造上全然とれていないのが原因と思われます。
現在はマルシンがCOP357を発売しており、ロングバレルなんて珍奇なものもあります。そちらはこれよりは全然マシだと思いますのでもはやこのヨネザワCOP357はゴミ同然の価値しかありませんが、これはもうここにある事そのものをそうであるとして認識する(??)何と言うかその、擁護のしようが無い銃です。ハイ。
今の人はヨネザワとか知らないでしょう・・・90年代前半までは廉価なトイガンというとマルイかこのヨネザワってくらいの認知度があったくらいなのですが。ヨネザワはトイガン以外にも色々と手広く玩具を発売していて、TVのCMでもその名をよく耳にしたものでした。94年に玩具部門がセガに移って以降、その名は急速に忘れ去られてゆくことになります。私が初めて手にしたトイガンはオレンジ色のツヅミ弾を使用するヨネザワのコルト・ウッズマンでした。
このCOP357は前出のマルシンコルト25オートと一緒に押入れから出てきたもので、私が買ったものではありません。しかし造りを見るにそれほど高価なものではないと思われます。表面のメッキは強靭で年次が経過しているにもかかわらず剥がれ一つないものの、仕上げは銃器というよりは昭和の時代のオモチャといった風情で、やや梨地掛かっていて角もダルく、所々に目立つゲート跡などもあるお世辞にも高級感があるとは言えないものです。
しかし高級だとか、リアルだとか、そもそもそんなものを求めるトイガンではありません。おそらくは、まず遊ぶこと。これが念頭にある個体であるとみられます。なんたって題材からして珍銃に属するCOP357。コンパクトな本体に異様な印象を与えている4本の銃身はさながら映画コマンドーでシュワルツェネッガーが肩に担いでいたロケットランチャーのよう。実銃ではこの4本の銃身から.38スペシャル又は.357マグナム弾を発射するマグナム・デリンジャーです。
デリンジャーといえばポケットに隠し持つ手のひらサイズの銃で、至近距離からズドンとお見舞いする暗殺兵器のイメージがありますが、このCOP357はこの通りPPK/Sよりひとまわり小さい程度。PPKやコルト25オートよりずっと大きく、また幅のある太い銃。
このトイガンはガスガンで、グリップの下にガス注入バルブがあります。この頃のガスガンの注入バルブは各社が思い思いに作っていたせいかガス缶の口金ときっちり適合しないものも多く、このCOP357もマルイのガンパワーHFC134aの口金を当てるとガスは入りこそすれどかなりの量を外にも噴いてしまいます。
タンクに入ったガスは4つある噴射口からトリガーを引く毎に1箇所づつ切り替わりながらチャンバーへと噴射します。噴射口をを覗くとトリガーを引く毎に中でリボルバーのシリンダーのように回っているのが見えます。実銃もこのあたりのしくみは複雑怪奇で、分解すると再び組めないなどと吹聴されているほど。
リヤサイトを後ろ側へスライドさせると銃身のロックが外れてこのように上へ持ち上がります。4つあるチャンバーにはゴムパッキンははめられており、ここへ後ろ側から6mmBB弾をを詰めて再び銃身を銃へはめ、ダブルアクション動作のトリガーを引くと発射されます。トリガープルは最初が重くて後が軽く一気に引き切られます。グリップは短いものの太いので小指の居所の落ち着かなさはありますが握りやすいです。
精度は正直「酷い」です。一応ちゃんと真っ直ぐ飛んだり小便弾だったりあさっての方へ飛んだりと、4本のバレルそれぞれが個性を主張します。パワーも全然出ていません。銃口がアルミ製インナーバレルとほぼ同径になっていてここに弾がぶつかる銃身があり、また経年劣化もありますがガス噴射口の気密が構造上全然とれていないのが原因と思われます。
現在はマルシンがCOP357を発売しており、ロングバレルなんて珍奇なものもあります。そちらはこれよりは全然マシだと思いますのでもはやこのヨネザワCOP357はゴミ同然の価値しかありませんが、これはもうここにある事そのものをそうであるとして認識する(??)何と言うかその、擁護のしようが無い銃です。ハイ。
マルシン?のコルト25オートです。
?が付いているのはハッキリと確認をしていないからで、十年以上前引越しの時押入れから銃本体だけがゴロリと出てきたもの。引越し前に先に独立した兄弟が買っていたものだと思うのですが、色々処分に困るものも含め置いてった内の一つなのでせしめてしまいます。
ただ?をつけるまでもなく90年代中頃にマルシンからブリスターパック入りで廉価で売られていたコンパクトガスガンのラインナップの中にもこのコルト25オートがあり、外観や構成ももろマルシンのそれで、カッチリ角の立った見た目だけは良いプラスチックのモナカ外装に特徴的な仕上げの亜鉛ダイキャストのトリガー、セーフティ、マズルキャップ、割り箸マガジン、ダブルアクション動作で内蔵されたハンマーがバルブを叩きガスを放出、10禁程度のパワーで6mmBB弾を発射するという、あのシリーズに共通する構成。
当時私が自分で買ったのはワルサーPPK、ブローニングM1910、ダブルデリンジャーの3つで、その他にもモーゼルHScや今回のコルト25オート等がありました。PPKは扱い易いもののパワーが全然無く、ブローニングはトリガーがヤケクソに重く、ダブルデリンジャーは2本あるバレルの片側がマガジンになっているなど、それぞれがやけに個性的だったのを記憶しています。
可動部分は少なく、スライドとフレームは一体でグリップ後面のグリップセーフティも押されていない状態でモールドされています。左側面後端にあるセーフティレバーはトリガーをロックしますが、このシリーズにはロック状態でトリガーを強引に引くと中で折れる程度の強度のものもあるので注意が必要です。左右のグリップパネルは別体でマイナスネジによってネジ止めされています。このあたりはモデルガンメーカーらしいところ。
インナーバレルは真鍮製ですが、経年変化で色が汚くなっています。内蔵されたハンマーがバルブを叩いてガスを放出しBB弾を発射する構造ですが、そのままではチャンバー下マガジン側へガスを噴く事になるのでトリガーの動作でインナーバレルが後退してBB弾を噛みこみつつガス放出口と密着し、トリガーを引ききったところでハンマーが倒れガスを放出するようになっています。PPKは露出したハンマーとは別にハンマーが内蔵されていて残念なのですが、ダブルデリンジャーはハンマーが外側に出ていてシングルアクション動作になっていたかと思います。
廉価でちっさい銃ですが、側面の刻印はマルイのエアコキ等の幅広な彫りに見慣れていると非常に美しく見えます。元がかなり古いトイガンで数もかなり出回っているのにもかかわらず、この角が立ち彫りの深い成形の美しさはさすが。
WAデルタエリートと並べると非常に小さい事がわかるでしょうか。握ると薬指と小指がマガジンの下になり、中指と親指と手のひらだけで保持することになります。トリガープルはこのシリーズ内では軽い方で、スムーズに引けバツッという音と共にBB弾が発射されます。ノンホップで10歳以上用程度のパワーなので飛距離は察して下さい。精度は悪いって言うほどでもない程度。
外観は良いので省略部分が惜しい・・・現在の供給状態はわかりませんが、見つけたら是非ともコレクションに加えておいても良いかと思います。
?が付いているのはハッキリと確認をしていないからで、十年以上前引越しの時押入れから銃本体だけがゴロリと出てきたもの。引越し前に先に独立した兄弟が買っていたものだと思うのですが、色々処分に困るものも含め置いてった内の一つなのでせしめてしまいます。
ただ?をつけるまでもなく90年代中頃にマルシンからブリスターパック入りで廉価で売られていたコンパクトガスガンのラインナップの中にもこのコルト25オートがあり、外観や構成ももろマルシンのそれで、カッチリ角の立った見た目だけは良いプラスチックのモナカ外装に特徴的な仕上げの亜鉛ダイキャストのトリガー、セーフティ、マズルキャップ、割り箸マガジン、ダブルアクション動作で内蔵されたハンマーがバルブを叩きガスを放出、10禁程度のパワーで6mmBB弾を発射するという、あのシリーズに共通する構成。
当時私が自分で買ったのはワルサーPPK、ブローニングM1910、ダブルデリンジャーの3つで、その他にもモーゼルHScや今回のコルト25オート等がありました。PPKは扱い易いもののパワーが全然無く、ブローニングはトリガーがヤケクソに重く、ダブルデリンジャーは2本あるバレルの片側がマガジンになっているなど、それぞれがやけに個性的だったのを記憶しています。
可動部分は少なく、スライドとフレームは一体でグリップ後面のグリップセーフティも押されていない状態でモールドされています。左側面後端にあるセーフティレバーはトリガーをロックしますが、このシリーズにはロック状態でトリガーを強引に引くと中で折れる程度の強度のものもあるので注意が必要です。左右のグリップパネルは別体でマイナスネジによってネジ止めされています。このあたりはモデルガンメーカーらしいところ。
インナーバレルは真鍮製ですが、経年変化で色が汚くなっています。内蔵されたハンマーがバルブを叩いてガスを放出しBB弾を発射する構造ですが、そのままではチャンバー下マガジン側へガスを噴く事になるのでトリガーの動作でインナーバレルが後退してBB弾を噛みこみつつガス放出口と密着し、トリガーを引ききったところでハンマーが倒れガスを放出するようになっています。PPKは露出したハンマーとは別にハンマーが内蔵されていて残念なのですが、ダブルデリンジャーはハンマーが外側に出ていてシングルアクション動作になっていたかと思います。
廉価でちっさい銃ですが、側面の刻印はマルイのエアコキ等の幅広な彫りに見慣れていると非常に美しく見えます。元がかなり古いトイガンで数もかなり出回っているのにもかかわらず、この角が立ち彫りの深い成形の美しさはさすが。
WAデルタエリートと並べると非常に小さい事がわかるでしょうか。握ると薬指と小指がマガジンの下になり、中指と親指と手のひらだけで保持することになります。トリガープルはこのシリーズ内では軽い方で、スムーズに引けバツッという音と共にBB弾が発射されます。ノンホップで10歳以上用程度のパワーなので飛距離は察して下さい。精度は悪いって言うほどでもない程度。
外観は良いので省略部分が惜しい・・・現在の供給状態はわかりませんが、見つけたら是非ともコレクションに加えておいても良いかと思います。