~趣味の世界~
Fei tengの1943Cをいじります。題名は結果というか・・・

Fei teng 1943C
まずはストックを分離。付け根下にあるスイッチを後ろ側へ押しながら下へスライドさせて外します。

Fei teng 1943C
右側にあるネジを全て外しモナカを開きます。長いですがハイダーとストック以外は全部一体です。中身はシンプルな構成。

Fei teng 1943C
インナーバレルがハイダー付近まである!しかも一体!すげぇ!

Fei teng 1943C
って、そんなわけないじゃん・・・インナーバレルの有効長はたったこんだけ。その先の延長部分は長~いですが、内径は8mm弱あります。

Fei teng 1943C
バレルの上下のスペースにはところどころウェイトが入りそうなスペースがつくられていますが、全て空です。

Fei teng 1943C
さて、どういじったものか。

Fei teng 1943C
シリンダー周辺の基礎パーツ。チャンバーはパーツが別になっておらず、プラ製のインナーバレルの後端に直接ゴムパッキンを差し込んでおり、マガジンからの給弾ルートは銃本体にモールドで形作られています。当然ホップアップなんてありません。

Fei teng 1943Cと中華AS50
とりあえずローパワーなのを是正してみるか、と取り出したるは中華製1/2スケールAS50。スプリングは径が近く、流用できそうですよグフフ。

Fei teng 1943Cと中華AS50
AS50へ1943Cのスプリングはそのまま入ります。短いのでかなり遊びが出ますが・・・
1943CへAS50のスプリングはやや径が小さいのでスプリングガイドをちょっと削って入るようにしてやればOK。ピストン側は十分クリアランスがあります。ただ組み込み時はスプリングをめっちゃ縮めてやらなければならず、結構しんどい・・・強度的にはどうか?

Fei teng 1943C
とりあえずモナカを閉じ、コッキングハンドルを取り付け。

Fei teng 1943C
ついでにストックを分解。左右に分けると中はスッカラカンです。ウェイト入れ放題。

Fei teng 1943C
とはいえ、あいにくとウェイトのパーツを切らしているのでAS50のグリップに入っていた錆鉄棒をグリップ部分にアルミテープで固定。手で持つ周辺から増量したほうがバランスがとれます。

組み付けたらマガジンに弾を込めていざ試射。コッキング重い・・・発射!いけますね。もう一度発射、計算上0.3jくらいのパワーのはず。大した事無いものの、確実にパワーアップ。でもコッキングの重さがキツい感じ・・・
では初速チェック。弾速計をセットし、コッキング。ガキャッ ん?

Fei teng 1943C
やっぱりダメだったか・・・
ピストンの後端にある突起が片方折れてしまいました。パワーアップに対応できるだけの強度は無いようです。

中華製AS50
折角なので1943Cのスプリングを入れたAS50の初速チェック。完全に10禁銃のパワー・・・コッキングが軽く、発射音も静かなのですがこれは長物としてはパワーが無さ過ぎます・・・

Fei teng 1943C
ピストンの突起は単純にモゲただけなので流し込み接着剤で接着して付け直します。ただ強度は格段に落ちてしまったので周りをABSの破片を貼り付けて補強。シリンダーも当たる部分を削っておきます。

Fei teng 1943C
ついでなのでホップアップもつけてみよう、といつもの輪ゴムホップも飽きたのでチャンバーゴムの先端をちょっとニッパーで切ってプラ板を貼ります。チャンバー内とゴムの間にプラ板を入れる事でゴムが押し下がり、ここに弾が引っ掛かってホップを掛けるという思惑。

Fei teng 1943C
チャンバーゴムの奥上面に突起ができました。試しにBB弾を押し込んでみますが大分キツい感じ。ちょっと心配。

ではいざコッキング!重い・・・発射!ボッフ
弾が出ません!もう一度コッキング!バキャッ

Fei teng 1943C
あーハイハイ私が悪うございましたスミマセンスミマセン

Fei teng 1943C
もう一度流し込み接着剤を丹念に流し、固まったらアロンアルファで補強。
今度はシアー側でなくコッキング側にして、スプリングも元に戻して組み込み。

Fei teng 1943C
やっぱ内部メカには触らず、短小化とかそっち方向でいじった方が良い銃なのでしょう。
残念ですがAS50共々ジャンクパーツ行き。トホホ・・・





立て掛けていた黄河のL85A2が倒れた時に段差にぶつけてバレルがハンドガードから出ている部分から折れてしまいました。

黄河L85A2
案外あっさり折れてしまうもんだわ・・・
プラ製のインナーバレルも道連れになり先端が砕けています。

黄河L85A2
買ったばかりな上、割と当たり銃だったのにこれだよ・・・というわけで修理のためハンドガードを開けます。左側に見えているネジを外して左右に分割すると、中はこんな感じ。外見がそっくりな中華L85とは結構違う構成になっています。先端付近に錆鉄棒が一本横向きに入っていますが、他の部分にも色々ウェイトが入れられそうなスペースがあります。

黄河L85A2
インナーバレルはフロントサイト一式の後端に差込みで分割されており、割れたのは前半の先端3cmほど。破片は全部あるのでパズルのように合わせて流し込み接着剤を亀裂に流します。
アウターバレルは段になっているところでサックリと折れていて裏打ちも出来ない位置なので強度的に非常に不安がありますが、流し込み接着剤で貼りあわせて段差のくぼみにアロンアルファで補強、裏側には気休めですがアルミテープを貼って裏打ち。折れた部分はハンドガード先端との噛み合わせ部分なのでハンドガード側をアロンアルファで太った分ちょっと削りました。

修理は出来ましたが、ハンドガードから突き出た部分のアウターバレルの強度はかなり落ちてしまったハズなので、扱いには非常に気を使わなければならなくなってしまいました。悲しい・・・


Gold arrowsのM180C2という製品です。
某所で「プレデター チャージャー」という名で売られているものです。

中華ショットガンプレデターチャージャー
ウチにあるM14と同じメーカーのもので、値段も中華エアコキとしては中間的な価格帯?4480円でした。

Gold arrows M180C2
開封。説明書がちゃんとあり、日本語で訳されたコピーも2枚付いています。

中華ショットガンプレデターチャージャー
この箱何?とめくると付属品が詰め込まれていました。

Gold arrows M180C2
付属品。オープンタイプのドットサイト、ライト、クリーニングロッド、LR44電池5個、プラスドライバー、BB弾、ショットシェル型マガジン4個、スリング金具(プラ製)、スリング、カートリッジホルダー、BBローダー。
カートリッジホルダーは合皮製で銃のレシーバーに巻いてシェル型マガジン4個を挿しておけるもの。造りは安いですがマガジン1個の有効装弾数が少なく、弾を入れた状態でポケットなどに入れているとジャラーッとリリースされがちなので便利。装着した格好もいかにもなショットガン的になり好みが分かれるところですが、雰囲気は良いです。

中華ショットガンプレデターチャージャー
付属のドライバーで電池ボックスのフタのネジを外して開け、LR44電池を入れます。ライトに3個、ドットサイトに2個。ライトはこの通りメッチャ輝度があり、光も露骨な青ではなく青白いです。ドットサイトは後ろ側からプラス型に絞って照射された赤LED光を前方の四角いレンズに投影するだけなので実質はダミードットサイトです。照準器としては役に立ちません。

中華ショットガンプレデターチャージャー
BBローダーはM14に付いていたものと同じで、マルイBBローダーのコピー。ただこれも出口のOリングが無いので上のボタンを押してBB弾を送ると垂れ流しになります。上写真は左がマルイ製、右が付属のBBローダー。

Gold arrows M180C2
Gold arrows M180C2
銃本体。マルゼンのCA870チャージャーと似ていてM4グリップとブッシュマスタータイプの伸縮ストックを持ちストックチューブ基部の上に短いレイルがあるのも同じですが、レシーバーより前はマルゼンのM1100リビジョンと同じ形をしています。
M14と同じく、銃全体にバリがそこらじゅうに残っており、本体表面も何かちょっと汚いさわり心地。

中華ショットガンプレデターチャージャー
ハンドガードの上から斜め後ろ上方へ向けてトップレイルが伸びています。この辺は全てプラ製で、レイルも後ろ半分はグニャグニャしなるのでサイトを載せる時は前寄りにした方が良いです。エジェクションポートは塞がっていて可変ホップアップのスライドスイッチがありますが、何となく左手で握った指に当たりやすい位置なので適度な調整位置は印をつけたりしておいた方が良いかも。

中華ショットガンプレデターチャージャー
ストックは仕上げは安っぽいですが機能はちゃんとしており5ポジションで縮め切った時のロックが甘かったりはせず、各位置でしっかり固定されます。グリップはマルイ電動M4よりは細身ですがマルゼンのよりは若干太さがある印象。底は塞がっていて、ストックチューブ基部と一体成形。トリガーガードは固定ストックタイプやストック無しタイプと同じ形。トリガーガード内はやや窮屈で、トリガーの動作はクニャクニャとプラ特有の弾性を利用したようなトリガープル。シアーが落ちる位置までがちょっと長い印象があり、あまり感触がよくありません。この辺りはマルゼンCA870と較べては可哀想でしょう。

中華ショットガンプレデターチャージャー
ハンドガード前方には左右と下にレイルが付いたブロックがあり、その前にはスイベルとキャップがあります。スイベルはキャップを軸にやや渋めに回りますが、キャップは回りません。その上にあるアウターバレルは左右モナカで真円をしておらず、左右のつなぎもバリが派手で出ていてちょっと不恰好。

Gold arrows M180C2
レシーバー下。セーフティはトリガーの後ろにあり、操作はマルゼンのCA870と同じような左右から押すタイプ。

Gold arrows M180C2
トリガーの前右側にある小さなレバーをグリップを握った右手の人差し指で引くとその前にあるハッチが下に開きます。
Gold arrows M180C2
ショットシェル型のマガジン。マルイのエアコキショットガンのシェルと似ていますが、互換性は無いそうです。構造は先端からBB弾をシェルの中へ押し込んで込め、先端のストッパーでBB弾を止めています。マルイのものは30発入るそうですが、これは最大で14発。ただ一杯に込めるとストッパーの保持力があまり強くないため軽い衝撃などで簡単に弾がリリースされてしまうので8~10発程度がいいところ。BBローダーで込めるとローダーを抜く時に爆発したりするので気を使います。

Gold arrows M180C2
シェルを装填。先端から差込み、後ろ側をロックが掛かるまでしっかりと上方へ押し込みます。この時入るシェルは1個だけ。このシェル1個がマガジンの代わりだと思って下さい。

Gold arrows M180C2
ハッチを閉じます。この時もしっかりと押し込んでロックを掛けるように心がける必要があります。

Gold arrows M180C2
トリガー前のレバーを引くとハッチが開くと共にシェルが下に落ちます。ただしシェルの後端をしっかりと押し込んでロック位置に掛けていないと上画像のように中途半端にしか降りてきません。また、残弾がある状態でシェルを排出するとチャンバーへのルートに残った弾がポロポロ落ちてきたりします。

Gold arrows M180C2
本来M1100リビジョンはセミオートショットガンなのでコッキングはエジェクションポートから出ているコッキングレバーを操作しますが、この銃はハンドガードがコッキングピースになっており、そのまま後方へ引いてコッキングし、手動で前進させて戻して発射準備完了となります。CA870のコッキングピースが遠いと感じていて、これはそれよりも位置が後ろなので遠いと感じる事はありませんが、ハンドガードは元々掴んで引くようには出来ていない形状なのでちょっと掴みにくく、滑り易い印象。コッキングがやや重いのもそれに拍車をかけます。コッキングピースを前進させる時も、たまに残り5mm程で引っ掛かる時があるのでしっかりと戻し切るように心がける必要があります。ちょっと心がける部分が多い銃です・・・

中華ショットガンプレデターチャージャー
ただピーキーな操作性と引き換えかどうなのか、初速はメチャクチャ出ています。発射弾数は1発づつなのでショットガンらしさはパワーで補う、といった感じ。発射音はパッ!とシンプルで、空撃ちだとドフという感じの音。

Gold arrow M180C2とマルゼンCA870チャージャー
マルゼンCA870チャージャーと。似ているところもありますが印象は結構違っていて類似品というものではありません。どちらが良いか?という問いにもどちらにもそれぞれの良さがある、と答えるところですが、えー、ごめんやっぱ値段が高いだけあって操作もシンプルで質感も高いCA870を薦めるわ・・・
安価な割にパワフルですが操作はちょっとクセのあるこの銃。操作に慣れればパフォーマンスは非常に高いかと思います。あとは、他と較べたりしなければ。




YIKAのG36です。

YIKA G36
YIKAは中国のメーカーで、別ブランドにFei tengがあります。どちらのブランドもググるとチープガンなど安くてスットコな製品ばかりのようです。このG36も2280円と安いブツです。

YIKA G36
開封。中華安エアコキで2280円というのは下の中くらいの価格帯。なのでオマケはそこそこ入っています。更に下の価格帯(1000円前後)だと銃本体しか入っていない事も多いです。

YIKA G36
付属品はマガジン2個(!)、ゴーグル、スリング、ライト、ダミーレーザーサイト、BB弾。BB弾はゴミ品質。ゴーグルはこれで同じ形のが3つになりました。ダミーのレーザーサイトは何だろうコレ、中身が無くてスイッチも接着で潰されています。ライトは電池が消耗していてほとんど輝度がありませんでした。長期在庫だったかなぁ。スリングは金具がプラ製で、素材としての利用価値がありそう。

YIKA G36
マガジンが2個あるのは、多分これのためだろうか。ちゃんと連結できるようになっています。マガジン自体の構造はいつものリザーブ式。フタはスライドではなくスイングします。ただしリザーブタンク内は錆鉄棒があるので赤っぽく汚れており、あまり使いたくない感じ。

YIKA G36
銃本体。何か取り出した時からザラザラというか、パラパラと砂のようなものが・・・どうもストック内にウェイトとして入れられているモルタルが崩れて漏れているようす。ストックは右側に折りたたまれる、電動ガンBOYSのG36Cと同じタイプのストックですが、穴が塞がっていて幅も大きめ。ちゃんとケースディフレクターの上に引っ掛かって保持できるようにはなっています。BOYSのG36Cよりは操作感は良好。ウチにあるBOYSのは伸ばした時のロックの掛かりが悪いです。

YIKA G36
銃前半部。この銃はG36の基本型で、長い銃身とハンドガードを持ち、バイポッドが装備されています。このタイプはマルイの電動ではラインナップされておらず、カービンモデルのG36Kや短小モデルのG36CばかりなのでフルサイズのG36はちょっと新鮮味があります。

YIKA G36
銃中間部。G36の特徴でもあるキャリングハンドルと一体化したスコープが装備されていますが、スコープはただの筒。コッキングハンドルも本来のものはただのモールドで、AKタイプのコッキングレバーが右側に追加されています。マガジンキャッチはトリガーガードとマガジンポートの間にあるレバーで、ここはBOYSのと同じ。右側のセレクターレバーはダミー。

YIKA G36
ストックは折りたたみ式ですが前述の通り穴が塞がれており普通のストック然としています。塞がっているので当然ストック下面やバットプレートの前、穴の内側にあった各種穴もなく、バットプレートもつるりとしています。重りを入れる都合の他、強度的な面からこうなっていると推測。

YIKA G36
バイポッドはこの軽い本体を支えられる程度には使えるようになっています。立てた位置でクリックがあり、畳んだ時もツメで引っ掛けて保持するようになっていますが、畳んだ時はハンドガードが握りにくいし、立ててもグラグラするのでプローン射撃をあまりしない向きには邪魔なだけかも・・・

YIKA G36
YIKA G36
ただの筒スコープの見晴らし。画像上のようにサイティングすると使えなくも無いですが、やはり狙いづらい・・・このスコープ付きキャリハンよりもアイアンサイト付きレイルの付いたG36Vなどのタイプの方が便利ですが、まあ雰囲気ですよ雰囲気。

YIKA G36
っていうかストックから砂ジャリジャリ漏れてきてうぜーーーーー!!(メキャメキャバリィ)というわけでストックを基部の蝶番のピンを抜いて外し、モナカを割って中のモルタルを撤去。ネジ穴が無く、どう取り付いているかと思えば事もあろうに接着してありやがります・・・結局ズタズタに割るハメに。モルタルは2つ入っており、前側のものは黄色い梱包がされていて漏れは無いのですが、後ろ側のモルタルは梱包が雑で崩れており、これが隙間から漏れていた模様。

YIKA G36
ズタズタにした上変形までさせてしまったので矯正しながら修復。いつも通りアロンアルファ補修じゃ汚くなるし強度も不安だわ・・・と思案したところ、ふとどこかでアセトンでABSを溶かして接着させれば強度が得られると聞いた覚えがありました。アセトンといやぁコレです、流し込みタイプの接着剤。パーツをあわせた隙間に付属の筆で液を垂らしてゆくとエナメル塗料でのスミ入れのようにスルスルっと流れ込んでゆきます。表面の梨地に塗っても染み込むような、揮発するような感じで表面を荒らしたりもなく、とても使いやすい・・・この接着剤、何となく買って全く使っていなかったのですが、こんな良いものとは!しばらく置くと合わせ目のABS樹脂が溶けてネッチョリしてきました。その段階でガッチリとガムテープで矯正をし、数時間放置するとカッチリ固まってくっつきました。

YIKA G36
ストックの修正の間に初速チェック。コッキングはCYMAのAK47と似た感じで重くも無く軽くも無く。発射音はパゥーンという感じ。平凡ですがお座敷メインには丁度良いパワーのはず。マガジンポートからライトで照らして銃口から覗いてみましたがホップアップ機構は存在を確認できませんでした。

YIKA G36とマルイ電動ガンBOYS G36C
電動ガンBOYSのG36Cと。ストックが無いせいかビームライフルっぽい雰囲気。キャリハンのせい?大きさについてはツッコミたいところですが、ちょっと待て。

YIKA G36
接着が固まったので裏側から一応アロンアルファとプラ板で補強をし、重りを搭載。習字用の文鎮と中華L85のレシーバー中央部に入っていた錆鉄棒をアルミテープを巻いて貼り付けます。

YIKA G36
左右モナカを閉じて接着。ネジが露出しているのとバラせないの、どっちが良いかと言われたらネジ出てた方が良いです・・・

YIKA G36
修復完了。跡が見苦しいですが、もういいよこれで・・・

YIKA G36
ふと何と無しに左側面にあるスイベルを引っこ抜いてみたらハンドガードと一緒に前半部がすっぽ抜けました。バレル短ッ

YIKA G36
前半部にはインナーバレルが無く、ただの筒が通っているだけ。銃後半部から出ているインナーバレルはアルミ製ですが、インナーバレルの有効長は13~14cmほどしかありません。

YIKA G36
銃前半部。ネジが全然露出していない代わりに、ダボではめ込まれているだけにしては合わせ目がピッチリしすぎているので左右モナカは接着されていると見受けられます。これは困った・・・いじりようが無い。

YIKA G36
BOYSのハンドガードを試しに差し込んでみますが、さすがに無理か。

マルイ電動ガンBOYS G36CとYIKA G36
マルイの電動ガンBOYSは良く知られているようにフルサイズよりもサイズが全体的に縮小されていますが、YIKAのG36と重ねてみるとほとんど同じ大きさの部分が大部分なのに気づきます。銃前半部は当然大きいのですが、他はストック基部とストック後半が少し長く、グリップも少し太い程度で、レシーバーやトリガー周り、マガジンも大きさがほぼ同じ。

マルイ電動ガンBOYS G36CとYIKA G36
セレクターのアイコンはYIKAの方が直感に基づいており、レバーの先端に対応した表示があります。フルの位置へは動きませんし、表示もありません。見やすいのですが、セーフとセミ/フルが逆なので何か気になります。

YIKA G36とマルイ電動ガンBOYS G36C
今度はストックを伸ばした状態で並べました。やはりハンドガードより前以外はほとんど同じ大きさ。これにより、YIKAのG36はマルイ電動ガンBOYSと同様に85%ほどに縮小されている事がわかります。

YIKA G36と愉快な仲間たち
縮小されているといってもBOYS G36Cでやたら小ささが気になるグリップは太められているし、他の銃と並べてもあまり違和感がありません。ストックも構えてみて短いは短いもののちゃんと構えられる長さはあります。雰囲気はかなり出ていると思うんですが、リアルサイズなG36は触った事が無いのでピンときませんが、相当デカいんでしょう・・・
レシーバー部にはネジが見えるのでここは分解できるのかもしれませんが、ところどころいじりにくく発展性が無いのが残念。安いブツだけど、もうちょっと頑張って欲しかったかな・・・あまり弄らない人が割り切って買うならダメって事もない一品です。惜しい。




黄河のL85A2です。

黄河L85A2
またL85かよ!と思うなかれ。だって2480円だったし・・・

黄河L85A2
前の中華L85A2と同じじゃねーの?と思いましたが付属品のサイトがACOGでなくM2だったり、フロントサイトがフリップアップになっていたりと間違いなく別のモノだと判断したので・・・

黄河L85A2
付属品。ただ光るだけのCOMP M2風のダミードットサイト、マガジン、細いスリング、ゴミBB弾、袋詰めはドットサイトのマウントのパーツ、そしてお約束のライト。

黄河L85A2
ライトは青LEDのいつものヤツですが、スイッチは取ってつけたようなスライドスイッチ。輝度はかなりありました。ダミードットは赤の+ドットがチューブ前面のレンズに投影されるだけのもので、後面のレンズがありません。というかスイッチオフにしてもドットが消えないんですけど・・・

黄河L85A2
何事よ!?と電池カバーを外して様子を見ると前側にどこにも繋がっていない謎配線が。これが短絡していたようす。電池はLR44が3つ。LR44電池ってスーパーとかで買うと微妙に高いのですが、向こう(中国)では安いのでしょうか?謎配線を前側のフタの方へ伸ばしてフタを閉じると正常動作するようになりました。ただこのサイト、ドットの投影位置が下へ大分寄っていてリヤサイト代わりにはならない感じ。オマケパーツか・・・

黄河L85A2
マガジンの底面に穴があり、スプリングの下面が見えるのでパーツが抜けてないか?と思ったら、一番下まで下げたフォロワーの逃げ穴でした。シンプルな構造・・・マガジンの構造はいつものリザーブタイプ。

黄河L85A2
マガジンリップはマルイのL96やエアコキハンドガンのHG系のように前面に弾が出入りし、上に銃側のローディングガイドが通るスリットがあるタイプ。マガジンに弾が残っている状態でマガジンを抜いても弾こぼれしないメリットがあります。デメリットは大量に撃つとリップが磨耗して弾を止められなくなること、エアコキ以外の方式の銃には向かないことですが、この銃はエアコキなので後者は問題なく、前者はマルイのエアコキでもそこまで劣化する話は聞きませんのであまり問題ではないでしょう。

黄河L85A2
銃本体。フロントサイトはフリップアップタイプにアレンジされています。前側に倒れ、大体45度ずつの角度に大まかなクリックがあります。垂直に立てたよりも後ろ側へ45度ほど動くのでちょっと座りが悪い点もありますが、いちいち外さなくていい点は良し。

黄河L85A2
ハンドガードは以前紹介した中華他社製L85A2とそっくりでスリングスイベルも同様に右側にありますが、下面のレイルはハンドガードと一体。ハンドガード下面は上反角があるので長いものは無理ですが、試しに付けてみたところマグプルAFGは形状が干渉してダメ、AFG2やマルイのショートフォアグリップはOK。

黄河L85A2
レシーバー部。上面にはレシーバーと一体化した20mmレイルがありますが縦溝の深さがハンドガンのアンダーレイルのように浅く、ドットサイト等汎用品を装着するとあまりキチンと取り付きません。端からスライドして差し込むようなレイルアクセサリーは取り付きすらしないかと思います。削るなどちょっと手を入れてやる必要がありそう。トリガーガードは他のトイスターや他の中華L85と違いプラ製で、トリガーを引く指のその上の段になってる部分が当たってあまり感触がよくありません。

黄河L85A2
コッキングハンドルはこれもA2と言いながらA1タイプ。ポートカバーやボルトリリースレバー、左側のセレクターはダミーモールド。こちらはセーフティもダミー。上面レイルには簡単な折りたたみ式リヤサイトがあります。

黄河L85A2
前後サイトを起こしたところ。リヤサイトはちょっと見た目がショボい・・・クリックも無くただ起こしたり倒したりするだけ。

黄河L85A2
リヤサイトには目盛りがありますが、構えた時の目に近すぎる上に照門がこのように大雑把なので正確なサイティングは厳しいものがあります。幸いM4とリヤサイトの高さがほぼ同じなのでM4用のリヤサイトや、M4キャリハンが余ってる人は不恰好ですがそれを使うのも手です。ただちょっとサイト高が低くて狙いづらい・・・

黄河L85A2
コッキングの引きは思いのほか軽く、その代わりちょっと引く距離が長い感じがあります。

黄河L85A2
マガジンポート内部。こちらは単純に左右モナカのレシーバーと一体化しており、ポートだけ別パーツにしてたり等の凝った構造はしていません。ただ、見えるリンク棒にちょっと嫌な予感が・・・
固定ホップ付きと聞いているのですが、チャンバーをここから必死に覗き込んでみたところチャンバーパッキンの内側上面に突起があり、D形状をしているのが確認できました。バラしてみるまではとハッキリと「ホップ付き」と断言はできませんが、ついている可能性が高いです。

黄河L85A2
ストック部。スリングスイベルは左右に出ていますが固定でどちらかに寄ったりはせず、隙間が薄いのでスリングの取り付けは厳しい感じ。ちなみに銃の重量は1kg程度で、中華他社L85A2よりは軽く、トイスターのL85A2と同じくらい。重心はマガジンの位置くらいにあり、マガジンを抜くとグリップの位置あたりにきます。

黄河L85A2
初速チェック。90mps前後出ており、かなりハイパワー。コッキングは前述の通り軽いのですが、トリガーはグニャグニャしています。バョーンという発射音と共にフラットな弾道を示しますが、ホップによるものか単に強パワーによるごり押し直進かはちょっと判断に迷うところ。リヤサイトが適当なせいか飛ぶ方向がイマイチ一定でなく、ドットサイトを載せてみてもマウントが噛みきれずグラグラなのでちょっと困った点が気になりました。挟むタイプのマウントリングで前後2点保持するサイトが必要。マウントの高さも20mm以上ないと覗き込みづらいです。

黄河L85A2と愉快なL85A2たち
さてどれが今回の黄河L85A2?
左から黄河、中華(メーカー不明)、トイスター。付属のサイトもSUSATやACOG、M2とバラバラで値段も個性も違います。コッキングの軽さとパワーは黄河、ちゃんと狙って撃てるのは中華、きちんと狙ったところへ飛ぶのはトイスター。ディテールに関しては3つとも下の上程度だと思ってください。今回の黄河のL85A2はコストパフォーマンスでは一番かと思います。


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