~趣味の世界~
何となく取り出して撃ってみたら2発給弾されたり中からカタカタ音がしたりと調子を崩し気味になっているのに気づいた中華エアコキG3A3。

中華エアコキG3A3
とりあえずバラして様子を見ると内側に貼り付けたホイールウェイトがいくつか剥がれていたり、メインスプリングガイドの根元が欠けていて破片が転がり出てきたり。この銃はバリエーションであるMC51とはキャラを変えてウェイトを山盛りにしているのですが、自重を支えきれずグニャグニャしているところも多々・・・

中華エアコキG3A3
力の掛かるコッキングレバーをはじめとしてネジ受け部分がひび割れている部分もそこらじゅうにあります。ABS接着剤やアロンアルファで補修してゆきます。高初速のチープガンはスプリングも強力なだけにスプリングガイドの付け根も泣き所。3分の1ほどが欠けていたので破片を接着し、溝にアロンアルファを流して補強。

中華エアコキG3A3
スプリングガイドの取り付く後方と首周りをダメ元でエポキシパテを詰めて補強。固まったパテの隙間にアロンアルファを流してガッチリさせましたが、グニャる方向へ力を掛けたらバリバリッといきそうな気が・・・こんなんで大丈夫だろうか?

中華エアコキG3A3
パテとアロンアルファがちゃんと固まったのを確認し、内部メカを載せなおします。トリガーメカ周りのウェイトがギッチリしていますが動きに干渉したりははしませんがウェイト量はやや減らしました。またウェイトが剥がれないよう、モナカとウェイトの間の両面テープの接着面にアロンアルファを垂らして強化。

中華エアコキG3A3
モナカを閉めます。ネジ受けのひび割れを補修したのでちょっとハマリが渋くなった印象。撃ってるウチにまた割れてくるんだろうな・・・材質的な脆さだけはどうにもなりません。MC51の方はまだ売っている(しかも安い980円)のでレシーバーだけなら代えがききます。

中華エアコキG3A3
前後パーツを装着。首周りはレシーバーだけでなく前側のパーツも強化しないとあんまりガタつきは改善されない印象。簡単に抜き差しが出来るオモチャ的要素は犠牲にしたくないのでこれが限度かも。

中華エアコキMC51とG3A3
この1980円G3A3は980円MC51とレシーバーが共通なので前後パーツの相互互換があります。ハイダーも長短入れ替えられます。MC51の方に色々盛り付けてあるのはご愛嬌。

中華エアコキMC51とG3A3
ハイダーだけ交換して長さを平均化。MC51はG3A3とは逆にウェイトを全て取り除いて軽量化してあります。惜しむらくはストックが伸縮しない事。いずれ何とかしたい部分です。

中華エアコキG3A3
マガジンアダプターを自作してマルイスタンダード電動M4系マガジンを利用できるようにしています。装着状態はあまりカッコ良く無いのですが実用面ではてきめんに効果があります。

箱出しで初速が85mps/0.71jほど出ており安い割りにイジリ甲斐のあるチープガンです。




思いつきでマガジン消音化すべく何となく引っ張り出してきた黄河のエアコキL85。しかし立てかけて保管のまま放置している間に壁に触れていたアウターバレルに荷重が掛かっていたためにアウターバレルがひん曲がってしまっていた事態。撃ってみるとアウター内壁の左側面に弾が当たっているのか1時~1時半方向へ飛ぶという凄まじい曲がりっぷりなので何とかしないと使い物になりません。この銃は固定ホップ付きでコッキングが軽いのに初速が90mpsも出ているので勿体無い!

黄河L85カービン化
とりあえずどこまでが曲がっているのかチェックすべくハンドガード右側のネジを抜いて開きます。この銃はハンドガード後端のダボがレシーバー前端の右側から2本ささっている部分だけでアウターバレルやフロントサイトを支えており、バレル自体は途中がプラ製のインナーバレル剥き出しでその前にフロントサイトやアウターバレルを差し込んでいるだけという、剛性面でやや不安のある構造。実際ハンドガードをねじりながら撃つと弾がねじった方向へずれて飛んでゆきます。

黄河L85カービン化
とはいえ剛性の無さは所詮チープガンなので仕方ありません。とりあえず弾が真っ直ぐ飛ぶように直さないと・・・かといってアウターを曲げなおすのは一度ブチ折れた過去があるため無理があります。熱湯に漬けて曲げるのもグニャグニャになる危険があり、またしっかり真っ直ぐにする自信はありません。

黄河L85カービン化
レシーバーから直に出ているインナーバレルは上写真の状態で射撃すると真っ直ぐ飛んでいるのでこの部分は大丈夫。

黄河L85カービン化
フロントサイトを差し込み、ハンドガード左右で挟んだ状態。無いのはアウターバレルだけですが、この状態でも真っ直ぐ射撃できています。ハンドガード前端の穴の中心にインナーバレルが出ているのでこのあたりも大丈夫。

黄河L85カービン化
となれば曲がっているのはインナーバレルの出口から先の部分、アウターバレルだけという事になります。どうでもいいけどTA01タイプのACOGレプリカがめっちゃ似合います・・・この銃にはフリップアップタイプのフロントサイトと簡易なリヤサイトが標準で取り付いていますが、非常にアバウトなので折角20mmレイルがレシーバー上にある事だし光学サイトを載せて撃った方が使いやすいです。ただこのレイルはレシーバーと一体なので剛性面では悪くないのですが、縦方向の溝の幅が広めになっていてそのまま光学サイトをレイルに載せても金具が固定しきれずに光学サイトがグラつく事が多いです。きちんと取り付けるために溝を少し掘ってみたのですがレイル内部はムクではなく空洞になっているので掘りすぎると穴が開いてしまいます。

黄河L85カービン化
さてこの曲がったアウターバレル、どうしてくれようか。

黄河L85カービン化
ソウドオフ。

黄河L85カービン化
アウター基部とハイダーを接続し、ABS接着剤で接着。

黄河L85カービン化
ハンドガード前端からすぐの位置にハイダーが来て、ハイダーのスリットからインナーバレルが見えています。これで真っ直ぐ撃てるようになりました。

黄河L85カービン化
余ったアウターの切れっ端何かに使えないかな・・・

黄河L85カービン化
適宜に切り離し、切り口の処理。

黄河L85カービン化
インナーバレルの付け根と先に水道用の5.8mmOリングを取り付け、その間に不織布を巻いてクッションにした上からアウターの切れ端を差し込みました。不織布は使い捨てマスクの切れ端。

黄河L85カービン化
適宜な長さとはフロントサイトを差し込んだ時に剥き出しになっていたインナーバレルの長さ分。

黄河L85カービン化
ハンドガードと切り詰めたアウターを組み付けます。見た目の不安さは少し軽減されます。不織布の切れ端は錆鉄棒の押さえにも使えます。

黄河L85カービン化とタボール
カービン化された黄河L85とS&Tタボール。L85は見慣れた形というものがあるのかアウターを切り詰めただけでどうも寸詰まりに感じますが、違和感は見慣れるまでのこと。L85にはれっきとしたカービンモデルがあり、あちらはハンドガード形状が分隊支援火器タイプであるL86と同様の形のものが付いているのでちょっと印象が違うのですが、まあそこは勘弁して下さい・・・




多弾マガジンやリザーブタイプのマガジンにBB弾が入っているときのあのジャラジャラ音さえ無かったら・・・と思う事があるでしょう。何か興醒めなんですよなアレ。マグプルP-MAGとかみたく普通のスプリング給弾でも120発とかあるならいいですが、どの銃でも使える訳ではないし、中華エアコキチープガンともなれば大抵は付属のリザーブタイプマガジン頼み。そこでジャラジャラ音を消してみたらもう少しリザーブタイプのマガジンも使い心地が良くなるに違いない、というわけで

黄河L85マガジン消音
取り出したるは黄河のエアコキL85のマガジン。この下半分にあるリザーブスペースにクッション材を切り貼りしてみました。クッション材は先日のトンプソンのストック内にあったモルタル袋を押さえてたもの。アロンアルファの接着力が良く効くので垂直に立てたりもできて融通が利きます。

黄河L85マガジン消音化
クッション材は厚みがあるので大分狭くなってしまいますが、音はジャラジャラカチャカチャとやかましかったのがポホホ・・・という感じの音しかしなくなり大成功。

黄河L85マガジン消音化
弾2個分くらいの幅しかなくなりましたが、そこそこ量は入りました。

黄河L85マガジン消音化
一旦一杯に詰めてから取り出してみるとこれだけ入っていました。数えてみるとちょうど60発。エアコキなので十分十分。

黄河L85マガジン消音化
再び弾をリザーブに60発入れフタをスライドさせて閉めてフォロワーを一番下まで下げてロック。

黄河L85マガジン消音化
フォロワーの出ている側を下にしてシャカシャカ振って弾を転がり出します。シャカシャカ云わなくなったのでしたわ・・・

黄河L85マガジン消音化
一杯に流し込めました。ちゃんとリザーブタイプマガジンとしての機能を保っています。

黄河L85マガジン消音化
フォロワーのロックを解除して準備OK。特にこの黄河L85の給弾機構はエアコキハンドガンのような構成なのでマガジンのリップもシンプル。そして残弾がある状態でマガジンを抜いても弾ポロせず、1発だけマガジンに弾を込めてもちゃんと1発だけ撃つ事ができます。

黄河L85マガジン消音化
銃へマガジンをセット。

黄河L85
コッキングレバーを引いてコッキングし、レバーが戻ると連動してマガジンのフォロワーが弾1個分せり上がります。この銃は初速が90mpsと非常にハイパワーなのにも関わらずコッキングがとても軽いのが特徴。

黄河L85
撃ってみると弾着が大幅に右に寄る・・・よくみたらアウターバレルが右方向へひん曲がってました。この銃は買ってすぐにうっかりアウターバレルを根元からブチ折ってしまい、修理後何となく触る気にならずに立てかけて保管していたのですがどうやら壁にアウターバレルが接していた模様・・・プラ製のアウターバレルの銃を立てかけて保管している人はアウターに加重が掛かっていないかよく注意しましょう。


中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてたハンドガンを分解してみました。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてたハンドガン
まずこの銃なんやねん、と調べてみると元ネタはS&WのM&P(ミリタリー&ポリス)という銃。2005年くらいにスミス&ウェッソンが作ったポリマーフレームの今風な拳銃で大きさはUSPくらいで大型拳銃の若干小さめなやつ、と思っていただきたい。

更に調べてゆくと「SKYMA SM.0605」というトイガンに行き当たります。中華トイガンで有名なCYMAの系列らしいSKYMAの安トイガンですが、今回のブツと特徴がほぼ一致しています。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてたハンドガン分解
素性も分かったところで早速分解。まずはリヤサイト右にあるネジを抜いてスライド後半を左右に開き、中身をよけるようにして前方へ抜き出します。中身はマルイのHGになったばかりくらいの時期のエアコキハンドガン(コルト・ダブルイーグルとかオートマグⅢあたり)と似た雰囲気。バレルはプラ製のインナーバレルがそのままアウターを兼ねており、リコイルスプリングはバレルの外周に被さるように位置します。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
シリンダーは上へ引っ張りながら後ろへスライドさせてゆくとチャンバーから離れてピストンとメインスプリングごと取り外せます。スライドはリヤサイト右と前方右のネジで左右を留めているので前方にあるネジも抜くとスライドを左右に分割できます。左右非対称分割などにはなっていないので非常にシンプル。リアルか?っていうとダメダメですが・・・

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
フレーム側の右に見えるネジを全て抜くとフレームを左右に分割できます。非常に作業性が良いです。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
トリガーメカはトリガーからトリガーバーを介して後方にあるシアを昇降させるシンプルな構成。グリップ後半の内部にはウェイトを入れられそうなスペースがあります。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
フレームにはめ込まれているチャンバーを取り外し、右側のネジを抜くと左右に分割され、バレルとチャンバーパッキンが取り出せます。チャンバーパッキンは凸型でホップアップ機構はありません。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
ついでにマガジンも分解。右側にあるネジ2本を抜くと左右に分割できます。中身はフォロワーとスプリングのみという超シンプル設計。こちらもウェイトが入りそうな雰囲気。これで全バラになりましたがネジは全て同じもの。間違う心配はありません。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
マガジンはパーツ4点で重量わずか11g。この軽さにも関わらずマガジンキャッチを押すとスルリと落ちてくるマガジン。この銃は全般的に手モギで切り離したようなゲート跡が汚く残っているのできれいに処理しつつ、ウェイトを詰めて少し重量アップさせておきましょうか。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
まだまだありますホイールウェイト。30g増量して41g。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
インナーバレル剥き出しのバレルにはアルミテープを貼ってギラリ銀色に。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
シンプルで素性の良くみえるこの銃ですがやはり安さは隠せないのか、スライドのネジ受け部分がヒビ割れていました。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
ヒビはネジ受けだけではなくダボが刺さる受けの部分にもあり、スライドは力が掛かる部分だけに強度的にはやや不安ありかもしれません。とりあえずABS接着剤を塗って補修しておきます。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
フレームの素の重量は41g。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
ホイールウェイトを細切れにして詰めまくって90g増量し131g。グリップ後半のスペースの他、フレーム上方後端やシアースプリングの下、フレーム前方のバレル付け根下などにもちょっとだけですがウェイトを貼れる位置があります。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
今回はゲート跡の処理と重量増だけにしておき、組み立てます。単純にバラす時の逆の手順でOK。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
組み付け完了。子供でもできるレベル。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン分解
最終的な重量は196g。元は76gだったので120g増。ホイールウェイト1本60gを2本使ったので計算は合いますが、せいぜいがマルイの10歳以上用のエアコキハンドガンと同程度の重量。銃が小さいので仕方ありませんが、やや物足りなさはあります・・・

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガン
ウェイトはグリップ内に集中しているのでこのようにグリップ底だけで自立します。塗装をするとしたらポリマーフレームなのでスライドくらいですが、元々つや消し処理されているので別にこのままでも良い気はします。

中華エアコキバレットM82A1にオマケで付いてきたハンドガンと愉快な仲間たち
マルイのリアルフィニッシュ銀ダンポリスピストルSSとマルゼンPPK/Sと。グリップは細いものの大きさは近いです。子供の手に足る大きさですが、大人の手にも割りと合う範囲。所詮チープガンですが、侮れない懐の深さを感じます。



中華エアコキトンプソンM1A1に手を入れてみます。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
まずはマガジンから。横のネジ3本を抜くと左右に分かれます。リザーブスペースと錆鉄棒のある部屋は隔離されており弾が汚れる事はありませんが、その分リザーブ量は少なめ。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
このマガジンの問題点はリップ部分にある無駄な部屋。ここに弾が詰まって装弾不良や銃側のチャンバーを破壊する危険があります。空間を埋めてやれば十分でしょう。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
埋める、といってもここへは銃側のチャンバーが刺さるのでその分は開けておかなければなりません。さて何で埋めるか。いつも通りプラ板積層でもいいのですが、たまには違う事がしたい・・・

中華エアコキトンプソンM1A1分解
そういやエポキシパテがどっかにあったような・・・と探すと何年か前(8~9年くらい前?)に買ったウェーブのエポキシパテが2箱出てきました。

WEVEエポキシパテ軽量タイプ
といってもこんな大量にはいらね、と各5mm分ほど切り出します。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
2色のパテを練り合わせ、件の空間へ詰め込みます。それでも半分ほどパテが余ってしまいました。こういう時とりあえず棒状にしておくと後々何かに使えるので転がして伸ばすと径5mm×長さ7cmくらいの丸棒状になりました。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
パテが硬化するまでマガジンは置いておいて、銃本体をばらしましょう。まずはストックの右側面にあるネジを全て抜いてストックを左右に分けます。中にあるのは巨大はモルタル袋。これは嫌だ。YIKAなどのチープガンに入っているような運動場の土みたいなモルタルとは違いこれはコンクリートみたいな色でキメが細かいのでそこそこ固いです。金槌で粉々に砕いてやりましたが破片は派手に飛ぶは粉塵も出るわで大変。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
ハンドガードも右側面のネジ3本を抜いて左右に分割。下面のレイルはハンドガード左右に挟まっており、コレが許せない人は穴は残りますが外した状態にする事もできます。どうせなら後ろ寄りにレイルを付けてフォアグリップを装着したいところですが、このレイルはハンドガード前半の下面にあわせて傾斜が付いているのでそのまま移設すると傾いてしまいます。もったいないかもしれませんがマグプルPTSのポリマーレイルセクションを使うのも手でしょう。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
グリップも右側面のネジ3本を抜いて左右に分けます。ハメコミが分離しにくい時はグリップの前面と後面をグッと押すと底面に隙間が開くのでそこへカッターなどを差し込んでひねると隙間を拡げられるのでそこをきっかけにして前面後面も開いてやると良いでしょう。中には錆鉄棒があります。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
茶色いパーツが外れ、航空機搭載用の機関砲みたいな姿になりました。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
レシーバーの右側面にあるネジを全て抜いてモナカを開きます。コッキングレバーのネジ以外の外装のネジは量が多いですが全て同じネジで、頭がやや大きめなネジが使われているので大きめのドライバーが使えるのがこの銃の良いところかもしれません。ネジが深く刺さっている(ネジ頭が奥まっている)箇所も無いので安心。ただしネジの質はそれなりです。
モナカを開くときは割りとすんなり開くので特に苦労する点はありません。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
このトンプソンと同じメーカー製と思われるL85と同様に内部機構はよくある中華チープガンよりは少し凝ったつくりになっていて、トリガーからトリガーバーを介してシアーまでの間にももう一つシーソーがあります。L85はトリガーバーが針金でトリガーの付け根に攻撃性があったために割れて補修に苦労させられましたが、こちらはプラ製で長さも短いです。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
シリンダー下にスプリングがあるのもL85と同様。コッキングレバーを引ききる直前からシリンダーも後退させて前にあるノズルも後退させる事でチャンバー内にマガジンからの弾を入れ、コッキングレバーを離すとスプリングの力でコッキングレバーとシリンダーが前進します。シリンダーの前進はコッキングレバーと連動してコッキングレバーの前にあるスプリングの力で前進する仕組みが中華チープガンには多いですが、この銃は補助的にシリンダー下に専用の前進用スプリングを持っています。設計が古くてコッキングレバーとシリンダーの間の噛み合いに工夫が足りないのか、コッキングレバーのスプリングが弱いのか、理由は不明。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
シリンダー等を下ろしてトリガー周りのチェック。セレクターはFIREの位置。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
セレクターをSAFE位置にするとトリガーの上につっかえ棒が後ろ側からスライドされてきてトリガー上後方に掛かり、トリガーを引けないようにします。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
発射に関わる主要パーツ。非常にオイリーで粘度の低めなグリスが多めに盛られています。シリンダー容量は結構大きくスプリングレートもかなり強烈なので初速が85mpsほども出ているのにも納得ですが、その割にインナーバレルは短いのでインナーバレルはタイトでロングなものに換えると更に初速が増すかもしれません。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
チャンバーゴムは凸状でホップアップ機構はありません。インナーバレルはアルミ製で前後は軽くテーパー加工がされており侮れません。ただ表面も内部もちょっと汚れていました。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
アウターバレルはまず前端のフロントサイトを引っこ抜き、右側にあるネジ2本を抜くと左右に分かれます。中には錆鉄棒。インナーバレルの途中にある溝は内部の敷居に掛かりますがあまり掛かった感触が無く後ろ側へ引っ張ると簡単にぬけてしまい、前端とチャンバーとで前後を押さえているだけでちょっと固定が不完全な気もします。横方向へも白いクッションが片側にあるだけ。

中華エアコキトンプソンM1A1のグリップとアサヒペンストーン調スプレーブラックグラナイト
レシーバーモナカを中性洗剤で洗って乾かしている間に茶色いパーツの塗装をしましょう。
今回用意したものはアサヒペンのストーン調スプレー、ブラックグラナイト。パーツの方は240番でペーパー掛けして足付けをしておきます。

中華エアコキトンプソンM1A1のグリップとアサヒペンストーン調スプレーブラックグラナイト
吹き付けた時は白いツブツブにちょっとやっちまった感がありましたが乾いてくると普通に黒くなります。ただ黒々としたシボにしたいなら素直にブラックストーンを選びましょう。ブラックグラナイトだと僅かにグレー味があり、シボへの光の乱反射もあって平滑な部分に塗ったパーカーシールとの色差が無いように見えます。しかしこのスプレーのフタ、看板に偽り無しというか、塗料のフタの理想形といえるでしょう。(フタの色と塗料の色が全然違うものが多すぎます・・・)

中華エアコキトンプソンM1A1をインディパーカーシールで塗装
レシーバーモナカとアウターバレルはインディのパーカーシールで塗装。

中華エアコキトンプソンM1A1ホップ改造
前回の失敗を生かし、やり方を元に戻すという退化。インナーバレル後方の他と干渉しない位置にノコギリで切り込みを入れ、輪ゴムを巻きます。昔ながらのホップアップ化改造。

中華エアコキトンプソンM1A1ホップ化改造
こんな感じに。切り込みを入れる量、輪ゴムをはみ出させる量は大体こんくらいかなぁ?という勘。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
レシーバーモナカにパーツを元通り配置しなおします。上画像だとトリガーバーが裏返っていますが、こうするとトリガーの動作に上のスプリングが干渉してジョリジョリ言うようになり、コッキングしてトリガーを引くとコキコキ引っかかる感触が付加されます。ダメダメなので裏表は間違えないように。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
しかもインナーバレル先に挿したらアウターバレル取り付かないじゃないですか、やだー!

中華エアコキトンプソンM1A1分解
モナカを閉めます。リヤサイトとレイルを差し込み忘れないように(一旦忘れました)。この銃のモナカはすんなり閉まるので安心。ほんとパクッと閉まってくれます。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
ネジを閉めてゆきます。ネジ量が多いですが、しっかり確実に。一旦緩める方(半時計周り)に回してコクッと反応があった所で締める方(時計周り)に回してスルスルッと回ってゆくのが理想。タッピングビス界での常識。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
マガジンを組みなおします。エポキシパテはここまでで5時間くらい置いていましたがまだちょっと固まりきれていない感じ。

中華エアコキトンプソンM1A1分解
とりあえず発射が出来る状態になったので試射。ホップの効きがイマイチ弱い気がしますが、おおよそ狙ったところへは飛んでいます。まあアルミバレルだし元々集弾性に於いては素性は良いはず。

中華エアコキトンプソンM1A1塗装
グリップを取り付け。黒いシボ状で樹脂グリップらしくなった。今風!

中華エアコキトンプソンM1A1塗装
ハンドガードの取り付け。握り心地はMP5と似ています。シボの粗さはタボールに近い感じ。超今風!

中華エアコキトンプソンM1A1分解
ストック内にあったモルタル袋の代わりに鉛のホイールウェイトを4枚(60g×4=240g)貼り付けます。空間は大量にありますがあまり重くしてもウンザリするのでグリップの位置から前と釣り合いを取るくらいの量で。

中華エアコキトンプソンM1A1塗装
ストックを取り付け。モダナイズトンプソンというならストックチューブ付けるくらいはっちゃけたかったところですが、これもまた良し。

中華エアコキトンプソンM1A1と愉快な仲間たち
木と鉄の銃も良いですが、シボのある黒い樹脂とグレーパーカーも良いでしょ!







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