~趣味の世界~
G&G CM16 Carbine Lightの分解をします。
あてもなく分解しても仕方ないし、今回は目的があります。
まずはお買い物。
予算2万円で色々買い込んでみました。本体が1万4千円くらいの銃に2万円、もう一挺買えますね!
オマケが付いてきました。装備品?
何だろうと思って調べてみると、顔の下半分をガードするフェイスマスクでした。お座敷派には要らないものですが、何かの役に立つかもしれません。
さてこちらはエレメントのM4系用ストックチューブ。
ストックチューブ後端の左下にスリットが入っており、中に入れる固定パーツもD字型になっています。ストックチューブ内にバッテリーや配線を通す仕様のストックチューブです。
ウチのCM16。3年ほど前に今は亡きBBキングで14000円ほどで買ったもの。ホップが強い以外は特に調整を要するものでもなく、お下がりのマグプルパーツを盛り付けて満足してほぼ放置状態だったのですが、今回は後方配線にして一気に今風の姿になっていただきましょう。
ストックを外します。マグプルPTSのCTRストックが付いているのでこれを自作の引っ張り棒を掛けて外します。
ストックチューブ後端下のネジを外し、ストックチューブ後端のキャップを外します。
長いプラスドライバーでストックチューブ内のネジを外し、ストックチューブを外します。
この銃に標準で付くストックチューブは中が途中で塞がっており、ネジが通る穴だけがあります。
長さも一回り長く、大抵の社外品ストックは一番縮めた位置にできませんでした。
今回買ったエレメントのストックチューブは中に入る固定パーツがD字型になっており、下側に配線を通す隙間がつくられています。
それではいざ取り付け、と仮組んでみるとネジの長さが足りません・・・
フレーム後端から伸びているストックチューブの軸が長いため、少し切る必要があります。ここは金属レシーバーだと元々2~3cmほどの長さしか無いので、マルイ製のものが固定ストックの補強のために長かった名残りでしょうか。
後ろ側は一旦置いといて、前側をやってしまいましょう。
後方配線にするのはハンドガード内にバッテリーを収める制約を取り除くためもありますが、今時はフリーフロートRASの時代。ガスブロックとデルタリングでハンドガードを挟むのはもう古い!
というわけで買ったのはZCレオパルドのKeyModスタイルハンドガードの9インチ。
KeyModはアクセサリを別途買う必要があり煩雑に感じる向きもありますが、逆にいえば余計なものが無くシンプルにまとめられるともいえます。十字断面のRASは掴みにくいし、側面のレイルが邪魔。
内容はRAS本体とバレルナット、バレルナットとRASを固定するネジ。
バレルナットがやや重いですがRAS本体は比較的軽く、全部で257g。
次にバレル。BIG DRAGONのデタッチャブルM4アウターバレル。
M4A1の標準サイズである14.5インチアウターバレルですが、ガスブロックの前から先が別パーツになっており、延長部分を外せば10.3インチ?のCQBタイプのアウターバレルとして使用できます。
14.5インチの状態では211g。
10.3インチ?の状態では155g。
せっかくRASにするんだからフロントサイトポストを立てたままにせず、フロントサイトの無いガスブロックに換えてしまいます。
FMAのガスブロック。
内容はガスブロック本体と、アウターバレルへ固定するためのイモネジ2個、ガスチューブを固定するピン1個。NOVESKEのマークが前面にあります。
フロントサイトポストと置き換えだから同じ大きさかと思ったら、前後に半分ほどしかありません。ガスブロック自体は非常に軽量なので軽量化にも貢献します。BB弾発射機として考えるとフリーフロートRASにした場合ガスチューブはただの飾りなので、ガスブロックごと省略しても構わないでしょう。その辺はお好みで。
銃側をバラしてゆきます。まずはデルタリングを操作してハンドガードを上下とも外します。
CM16のアウターバレル周りは少し古い設計で、バレル基部・筒・フロントサイト部分の3ピースになっています。フロントサイトポストの後方すぐの部分の左右にあるイモネジを緩めてフロントサイトを外します。。
マルイのAK47系のフロントサイト周りと構造が似ていますが、マルイのM16/M4系も元々こういう構造でした。
デルタリングはギザギザの付いたパーツをちょっと起こして嵌め合わせ部分に掛け、ハンドガードをはめて回して外します。
デルタリングから前が全て外れました。
前側フレームロックピンを抜きます。例によって抜ききらずに抜ききりで一旦止まるのでそこで止めます。
アッパーレシーバーを前方にスライドさせます。マルイのスタンダード電動は構造が違うので参考にしないように!
インナーバレルとチャンバーを抜き出してこちらは完了。ボルトリリースはこの銃だとこの段階ではまだ外れません。
グリップ底部のネジを抜いてパネルを外します。マグプルPTSのMOEグリップが付いていますが標準のM16A2タイプグリップでも同じ。
端子を外してモーターを抜き出します。モーターはロングタイプ。
このモーターはプラス端子側を赤く塗ってありませんが、プラスの表示はあります。
グリップ内の2個のネジを抜いてグリップを外します。
マガジンキャッチを外します。
後側フレームロックピンを抜きます。この銃では抜ききって構いません。
トリガーピンは右側から押して左側へ抜きます。ピンのギザギザがセレクターのある側に付いていました。この辺各社で刺さる方向などが違う事があるのでよく観察しておくとよいでしょう。
メカボックスを後ろ側から持ち上げるようにして取り外します。
@@@
後編へ続く
@@@
あてもなく分解しても仕方ないし、今回は目的があります。
まずはお買い物。
予算2万円で色々買い込んでみました。本体が1万4千円くらいの銃に2万円、もう一挺買えますね!
オマケが付いてきました。装備品?
何だろうと思って調べてみると、顔の下半分をガードするフェイスマスクでした。お座敷派には要らないものですが、何かの役に立つかもしれません。
さてこちらはエレメントのM4系用ストックチューブ。
ストックチューブ後端の左下にスリットが入っており、中に入れる固定パーツもD字型になっています。ストックチューブ内にバッテリーや配線を通す仕様のストックチューブです。
ウチのCM16。3年ほど前に今は亡きBBキングで14000円ほどで買ったもの。ホップが強い以外は特に調整を要するものでもなく、お下がりのマグプルパーツを盛り付けて満足してほぼ放置状態だったのですが、今回は後方配線にして一気に今風の姿になっていただきましょう。
ストックを外します。マグプルPTSのCTRストックが付いているのでこれを自作の引っ張り棒を掛けて外します。
ストックチューブ後端下のネジを外し、ストックチューブ後端のキャップを外します。
長いプラスドライバーでストックチューブ内のネジを外し、ストックチューブを外します。
この銃に標準で付くストックチューブは中が途中で塞がっており、ネジが通る穴だけがあります。
長さも一回り長く、大抵の社外品ストックは一番縮めた位置にできませんでした。
今回買ったエレメントのストックチューブは中に入る固定パーツがD字型になっており、下側に配線を通す隙間がつくられています。
それではいざ取り付け、と仮組んでみるとネジの長さが足りません・・・
フレーム後端から伸びているストックチューブの軸が長いため、少し切る必要があります。ここは金属レシーバーだと元々2~3cmほどの長さしか無いので、マルイ製のものが固定ストックの補強のために長かった名残りでしょうか。
後ろ側は一旦置いといて、前側をやってしまいましょう。
後方配線にするのはハンドガード内にバッテリーを収める制約を取り除くためもありますが、今時はフリーフロートRASの時代。ガスブロックとデルタリングでハンドガードを挟むのはもう古い!
というわけで買ったのはZCレオパルドのKeyModスタイルハンドガードの9インチ。
KeyModはアクセサリを別途買う必要があり煩雑に感じる向きもありますが、逆にいえば余計なものが無くシンプルにまとめられるともいえます。十字断面のRASは掴みにくいし、側面のレイルが邪魔。
内容はRAS本体とバレルナット、バレルナットとRASを固定するネジ。
バレルナットがやや重いですがRAS本体は比較的軽く、全部で257g。
次にバレル。BIG DRAGONのデタッチャブルM4アウターバレル。
M4A1の標準サイズである14.5インチアウターバレルですが、ガスブロックの前から先が別パーツになっており、延長部分を外せば10.3インチ?のCQBタイプのアウターバレルとして使用できます。
14.5インチの状態では211g。
10.3インチ?の状態では155g。
せっかくRASにするんだからフロントサイトポストを立てたままにせず、フロントサイトの無いガスブロックに換えてしまいます。
FMAのガスブロック。
内容はガスブロック本体と、アウターバレルへ固定するためのイモネジ2個、ガスチューブを固定するピン1個。NOVESKEのマークが前面にあります。
フロントサイトポストと置き換えだから同じ大きさかと思ったら、前後に半分ほどしかありません。ガスブロック自体は非常に軽量なので軽量化にも貢献します。BB弾発射機として考えるとフリーフロートRASにした場合ガスチューブはただの飾りなので、ガスブロックごと省略しても構わないでしょう。その辺はお好みで。
銃側をバラしてゆきます。まずはデルタリングを操作してハンドガードを上下とも外します。
CM16のアウターバレル周りは少し古い設計で、バレル基部・筒・フロントサイト部分の3ピースになっています。フロントサイトポストの後方すぐの部分の左右にあるイモネジを緩めてフロントサイトを外します。。
マルイのAK47系のフロントサイト周りと構造が似ていますが、マルイのM16/M4系も元々こういう構造でした。
デルタリングはギザギザの付いたパーツをちょっと起こして嵌め合わせ部分に掛け、ハンドガードをはめて回して外します。
デルタリングから前が全て外れました。
前側フレームロックピンを抜きます。例によって抜ききらずに抜ききりで一旦止まるのでそこで止めます。
アッパーレシーバーを前方にスライドさせます。マルイのスタンダード電動は構造が違うので参考にしないように!
インナーバレルとチャンバーを抜き出してこちらは完了。ボルトリリースはこの銃だとこの段階ではまだ外れません。
グリップ底部のネジを抜いてパネルを外します。マグプルPTSのMOEグリップが付いていますが標準のM16A2タイプグリップでも同じ。
端子を外してモーターを抜き出します。モーターはロングタイプ。
このモーターはプラス端子側を赤く塗ってありませんが、プラスの表示はあります。
グリップ内の2個のネジを抜いてグリップを外します。
マガジンキャッチを外します。
後側フレームロックピンを抜きます。この銃では抜ききって構いません。
トリガーピンは右側から押して左側へ抜きます。ピンのギザギザがセレクターのある側に付いていました。この辺各社で刺さる方向などが違う事があるのでよく観察しておくとよいでしょう。
メカボックスを後ろ側から持ち上げるようにして取り外します。
@@@
後編へ続く
@@@
S&T BABY M4(M231ストック仕様)を分解します。前に出ている配線を後ろ側へ引き直すため、最低でもメカボックスを開けるまでやらなければなりません。
まず前側のフレームロックピンを左側から押して抜きます。ただし全部抜かず、抜ききる前のところでクリックがあるのでここで止めます。全部抜くとクリックのためのピンとスプリングがフレーム側から抜けてきてしまいます。
と思ったら配線が引っ掛かっててアッパーとロワーに分割出来なかったのでピンを挿し直します。(ごめん・・・)
RASハンドガードの下側にあるイモネジ2本を緩め、ハンドガードを回して外します。コネクターが邪魔をしますが、ねじり込むようにしてコネクターをハンドガードの前側に逃がしてやります。
バレルナットは外すのに専用工具が必要ですが、あまり頑固には締結されていないので何か挟むものがあればなんとかなります。ラジオペンチの柄で挟んで回せました。
バレルナットが外れるとアウターバレルが抜けます。
あらためてもう一度フレームロックピンを抜きます。
今度は分割できました。ボルトストップ(上画像のチャンバーの左にある黒い小パーツ)はロワー側に差し込まれているだけなので失くさないように。アッパー側からはチャンバーとインナーバレル一式が引き出せるようになります。
インナーバレル付け根の下側にある白い樹脂パーツを外し、インナーバレルを引っ張るとチャンバーパッキンがはまった状態で抜けてきます。
チャンバーパッキンはマルイのスタンダード電動標準のものの互換品のようです。内側にハンドガンのリヤサイトのような形状の突起が付いています。
インナーバレルとチャンバーパッキンを抜くとチャンバー内から黒い押しゴム(上画像の左にある小さいパーツ)が転がり出てくる事があるので失くさないように注意。組み込む時はチャンバー内側の上側にある穴に入れますが、こんなものでも無いとホップが掛からなくなる重要なパーツです。
インナーバレル長はおよそ185mm。マルイの限定版であるM4PMCと同じ長さのインナーバレル。アウターバレル先端から突き出る長さは約61mmほどなのでアウターバレルにピッタリの長さだと124mmほどになりますが、こんな半端な長さのものは無いかもしれませんので、MP5K用の110mmか、MP5KPDW用の141mmのもので妥協するしかないでしょうか。
次はロワー側を分解にかかります。まずはバッファチューブを外し、基部内側にある六角ネジを抜きます。
ストックが基部ごと外れます。ワイヤーストックは左側の先の辺りにイモネジが抜け止めとして付いており、これを外すを基部からワイヤーストックが外せるようになります。
レシーバー後端。暗くて見づらいですがメカボックス後端が見え、後部配線用の穴が開いています。
次にグリップ底部の前後のネジを抜きます。
グリップ底部のパーツを外します。
モーターの端子を外し、モーターを引っこ抜きます。モーターはロングタイプなので、マルイのモーターに換える時はEG1000なら末尾に「S」の付かない方を。
モーターのプラス端子の側には赤で塗られていて間違えないようにされています。
グリップ内奥のネジ2つを抜きます。
グリップが外れました。
マガジンキャッチを外します。
後ろ側のフレームロックピンはマルイ製とは違いアッパーとの結合には使われておらず、メカボックスの位置合わせにのみ利用されています。左側から押して右側に抜きますが、ロワーフレーム内側にクリップがありやはり前側同様に全部抜くとこのクリップが脱落して面倒な事になるので、抜ききり直前で止めます。
最後はトリガーの上にある細いピンを抜きます。必ず左側から押して右側に抜くようにしましょう。
ロワーフレームからメカボックスが取り出せます。後ろ側から持ち上げるようにして外します。
メカボックスはVer.2互換タイプ。左面にはセレクタープレートが付いています。
右側。基本的にこちらを上にしてメカボックスを開けて作業する事になります。
さてメカボックスを開ける前にやる事があります。メカボックス内のピストンはたとえセミオートで空撃ちしてもある程度後退している事が多いので、逆転防止ラッチを解放してピストンを一番前まで前進させておきます。
メカボックス下側のモーターの刺さっていた穴をのぞくと後ろ側すぐのところに逆転防止ラッチがあるのでそれを引っ掛け棒を使って引っ張ります。上画像ではマグプルのストックを外すために自作した引っ掛け棒ですが、もう少し細い針金で作った方が操作しやすいでしょう。うまく解放できたらピストンがカシャッと前進します。
メカボックスのネジを外します。上側4つが短いネジ、それ以外が長いネジ。このメカボックスでは全部プラスネジですが、マルイのものや海外製でも一部に特殊ネジが使われているものでは専用のドライバーが必要となります(精密ドライバーのマイナスで代用できなくもないですが、力を加えにくいので非常に作業がしにくいです)。
メカボックスの右パネルを開きます。メカボックスに開いた窓からスプリングとシリンダーを押さえながらカパッと開ければよく、他に飛ぶようなパーツはありません。
グリスは黄色っぽいアンチウェアグリス(回転部の遠心力で飛ばないように粘度の高いグリスが使われています)がそこそこに盛られており、中華電動ガンに多い緑のヤツではありません。
シリンダー周辺。
スプリングはちょん切りデチューンではなく、日本仕様にするため適切なスプリングに交換されています。ただしこのスプリングは結構プリロードがあり、多分110か120くらいに相当するものが入っています。スプリングガイドはシンプルな無可動のもの。ピストン周りはシリンダーとピストンの間以外に油気が無いのでシリコンオイルを吹いておきました。
軸受けはベアリング軸受けが入っています。
シムは3つのギヤの両側に1枚ずつ。特に異音などは出ていませんでした。
シリンダーを外すにはまずシリンダー下のスプリングを外します。
シリンダーとタペットプレート、ピストンが外れます。ピストンは樹脂製の特に凝ったところは無いもの。
ピストンの歯は全金属歯。
ノズル長は21mmほど。ただこのノズルはマルイ純正のものとは径が違うと聞くので、換えるならチャンバーとセットで交換しなければならないかもしれません。
ギヤも外したところ。ベアリング軸受けはメカボックスに接着しろ絶対!と聞いたのですが、まあ問題なく動いてるし・・・
さて今回の目的は配線を後ろへ引き直す事。トリガーの下を通っているのでトリガーを外します。
端子から前方向へはんだ付けされているのでちょっと後ろに向けづらいのですが何とか回し、後ろ出し用の配線ルートに配線を沿わせます。
シリンダーやギヤなどを元通りに配置します。メカボックスを閉める時はトリガー前の下に飛び出してるパーツを押し込み、メカボックス右側を垂直に被せ、ギヤの軸などを合わせてグッと閉めます。ややコツが要りますがすぐ慣れます。
ううんでもモーターの刺さる穴を配線が3本も横断するため半分ほど穴が塞がってしまいます。
何とか配線を寄せてモーターを挿してみると抜けなくなりました。ダメじゃん!
苦肉の策として、配線を一本だけ外側に迂回させます。
右側なら配線が一本くらい外を通っていても大丈夫?ロワーフレームに後ろ側からメカボックスを収め、後ろ側へメカボックスを押すようにしながらフレームロックピンを押し込んでロックします。トリガーピンも同様に。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子を挿します。黒配線が長くなるので余った分はグリップ内の後ろ側に収めます。配線はモーター尾部の丸い形のところを横断しないようにわきに寄せます。そしたらグリップ底部パネルを取り付けます。
ここで試運転。ちゃんと動いています。キャーとか異音がする時はモーターが押し込まれ過ぎているので配線がモーター尾部に挟まっていないか、いないならグリップ底部中央のネジを締めたり緩めたりして異音が出ない位置まで調整します。
ストックを取り付けます。元々後部配線にできるように作られているのでこの辺りはスムーズ。
バッファチューブに小型のリポバッテリーを収めます。
こっち向きの方がいいかな?どっちでもいけそうだけど。
余裕で収まっています。
次はアッパーまわり。この銃のアッパーは豊富にあるスタンダード電動M4系パーツと互換性があり、当然社外品のアウターバレル等もそのまま装着できます。上画像はG&Pの14.5インチアルミアウターバレルやガスチューブ、ノーブランドのフロントサイトブロックを装着したところ。すんなり取り付きます。
ただしこの銃に付属のバレルナットはガスチューブの刺さる穴の前を少し覆ってしまうのでガスチューブとは排他利用となります。
元のアウターバレルをバレルナットで固定。
RASハンドガードを回して取り付けます。今度は配線が無いので楽勝。
丁度定位置に来る際にコクッと手ごたえがあり、それ以上回りません。定位置で微調整してハンドガード下側のイモネジ2本を締めて固定。
インナーバレル・チャンバーを後ろ側から差し込みます。
アッパーをロワーに被せます。ボルトストップを忘れずに。
前側フレームロックピンを留めて締結完了。
完成。リポバッテリーをバッファチューブ内に収めるため邪魔臭いバッテリーボックス無しでオールインワンされます。
9.6Vのニッケル水素バッテリーを繋いでサイクルと初速を測ってみるとこの通り。サイクルはまだ普通だけど初速はギリッギリ。
・・・
さてtwitterでぼやいてみたところ配線の解決法を提案されたので実行してみます。まずはメカボックスを開けますが、逆転防止ラッチを解放し忘れたのでギヤがはじけ飛びそうになっています。怖い。
さて解決法とは、グリップに出す配線を前後逆にするというもの。何故か赤を後ろ、黒を前からというようにしないといけないと思い込んでいたのですが、実際はどちらをどちらから出しても問題ありませんので・・・
このようにしました。というかググったら普通にすぐ出てくる配線図なのですが・・・何で気づかなかったのだろう。
開けたついでにちょっとギリギリな初速を落ち着かせるべく、余ってたライラクスのMS80スプリングを入れてみます。
このスプリング、というかライラのスプリングはみんなそうなのですが、長いのでメカボックスが締めづらい・・・ちょっと苦戦しました。
グリップに出る配線は赤も黒もどっちから出しても問題無いというのは、モーターの向きがそもそもプラス端子が前向いてても後ろ向いてても同じだからです。
組み直して初速チェック。サイクルはちょっとだけ上がって初速は大幅ダウン。どうもMS80スプリングはどの銃に入れても満足度が低い・・・多分MS90でもまだ80前後だと思うので、90前後にするなら他社から出ている100か110あたりのスプリングにすると良いのでしょう。
最後にもう一つだけ。この銃のストック基部にはQDスイベルを取り付けるパーツが2つ付いているのです。
が、穴が浅くスイベルを挿してみると1mmほど刺さりきらず、固定できないため引っ張ると抜けてしまいます。
本来このパーツは穴が貫通してないといけないのでは・・・
リューターでギャリギャリと掘り抜いてやります。
どー
だー!
よしよし、あとはこいつを銃に取り付けて・・・
もげました・・・
QDスイベルのベアリングが掛かって固定される溝の部分の厚さが薄皮一枚過ぎて、これ普通に使っててももげるレベルじゃないだろうか。
かー!
どーすっかなー!
かー!
おっとこんなところにパラコードが。
結んで・・・
裏から通してできあがり。うん、これで十分すぎる。
前側は余ってたマグプルRSAをつけてみましたが、後ろ1点でも十分かも。
MS2スリングを装着。
@@@
ちょっと無駄の多い分解になりましたが参考になれば幸いです。
いやー中華ガンも手掛からなくなったものです。
まず前側のフレームロックピンを左側から押して抜きます。ただし全部抜かず、抜ききる前のところでクリックがあるのでここで止めます。全部抜くとクリックのためのピンとスプリングがフレーム側から抜けてきてしまいます。
と思ったら配線が引っ掛かっててアッパーとロワーに分割出来なかったのでピンを挿し直します。(ごめん・・・)
RASハンドガードの下側にあるイモネジ2本を緩め、ハンドガードを回して外します。コネクターが邪魔をしますが、ねじり込むようにしてコネクターをハンドガードの前側に逃がしてやります。
バレルナットは外すのに専用工具が必要ですが、あまり頑固には締結されていないので何か挟むものがあればなんとかなります。ラジオペンチの柄で挟んで回せました。
バレルナットが外れるとアウターバレルが抜けます。
あらためてもう一度フレームロックピンを抜きます。
今度は分割できました。ボルトストップ(上画像のチャンバーの左にある黒い小パーツ)はロワー側に差し込まれているだけなので失くさないように。アッパー側からはチャンバーとインナーバレル一式が引き出せるようになります。
インナーバレル付け根の下側にある白い樹脂パーツを外し、インナーバレルを引っ張るとチャンバーパッキンがはまった状態で抜けてきます。
チャンバーパッキンはマルイのスタンダード電動標準のものの互換品のようです。内側にハンドガンのリヤサイトのような形状の突起が付いています。
インナーバレルとチャンバーパッキンを抜くとチャンバー内から黒い押しゴム(上画像の左にある小さいパーツ)が転がり出てくる事があるので失くさないように注意。組み込む時はチャンバー内側の上側にある穴に入れますが、こんなものでも無いとホップが掛からなくなる重要なパーツです。
インナーバレル長はおよそ185mm。マルイの限定版であるM4PMCと同じ長さのインナーバレル。アウターバレル先端から突き出る長さは約61mmほどなのでアウターバレルにピッタリの長さだと124mmほどになりますが、こんな半端な長さのものは無いかもしれませんので、MP5K用の110mmか、MP5KPDW用の141mmのもので妥協するしかないでしょうか。
次はロワー側を分解にかかります。まずはバッファチューブを外し、基部内側にある六角ネジを抜きます。
ストックが基部ごと外れます。ワイヤーストックは左側の先の辺りにイモネジが抜け止めとして付いており、これを外すを基部からワイヤーストックが外せるようになります。
レシーバー後端。暗くて見づらいですがメカボックス後端が見え、後部配線用の穴が開いています。
次にグリップ底部の前後のネジを抜きます。
グリップ底部のパーツを外します。
モーターの端子を外し、モーターを引っこ抜きます。モーターはロングタイプなので、マルイのモーターに換える時はEG1000なら末尾に「S」の付かない方を。
モーターのプラス端子の側には赤で塗られていて間違えないようにされています。
グリップ内奥のネジ2つを抜きます。
グリップが外れました。
マガジンキャッチを外します。
後ろ側のフレームロックピンはマルイ製とは違いアッパーとの結合には使われておらず、メカボックスの位置合わせにのみ利用されています。左側から押して右側に抜きますが、ロワーフレーム内側にクリップがありやはり前側同様に全部抜くとこのクリップが脱落して面倒な事になるので、抜ききり直前で止めます。
最後はトリガーの上にある細いピンを抜きます。必ず左側から押して右側に抜くようにしましょう。
ロワーフレームからメカボックスが取り出せます。後ろ側から持ち上げるようにして外します。
メカボックスはVer.2互換タイプ。左面にはセレクタープレートが付いています。
右側。基本的にこちらを上にしてメカボックスを開けて作業する事になります。
さてメカボックスを開ける前にやる事があります。メカボックス内のピストンはたとえセミオートで空撃ちしてもある程度後退している事が多いので、逆転防止ラッチを解放してピストンを一番前まで前進させておきます。
メカボックス下側のモーターの刺さっていた穴をのぞくと後ろ側すぐのところに逆転防止ラッチがあるのでそれを引っ掛け棒を使って引っ張ります。上画像ではマグプルのストックを外すために自作した引っ掛け棒ですが、もう少し細い針金で作った方が操作しやすいでしょう。うまく解放できたらピストンがカシャッと前進します。
メカボックスのネジを外します。上側4つが短いネジ、それ以外が長いネジ。このメカボックスでは全部プラスネジですが、マルイのものや海外製でも一部に特殊ネジが使われているものでは専用のドライバーが必要となります(精密ドライバーのマイナスで代用できなくもないですが、力を加えにくいので非常に作業がしにくいです)。
メカボックスの右パネルを開きます。メカボックスに開いた窓からスプリングとシリンダーを押さえながらカパッと開ければよく、他に飛ぶようなパーツはありません。
グリスは黄色っぽいアンチウェアグリス(回転部の遠心力で飛ばないように粘度の高いグリスが使われています)がそこそこに盛られており、中華電動ガンに多い緑のヤツではありません。
シリンダー周辺。
スプリングはちょん切りデチューンではなく、日本仕様にするため適切なスプリングに交換されています。ただしこのスプリングは結構プリロードがあり、多分110か120くらいに相当するものが入っています。スプリングガイドはシンプルな無可動のもの。ピストン周りはシリンダーとピストンの間以外に油気が無いのでシリコンオイルを吹いておきました。
軸受けはベアリング軸受けが入っています。
シムは3つのギヤの両側に1枚ずつ。特に異音などは出ていませんでした。
シリンダーを外すにはまずシリンダー下のスプリングを外します。
シリンダーとタペットプレート、ピストンが外れます。ピストンは樹脂製の特に凝ったところは無いもの。
ピストンの歯は全金属歯。
ノズル長は21mmほど。ただこのノズルはマルイ純正のものとは径が違うと聞くので、換えるならチャンバーとセットで交換しなければならないかもしれません。
ギヤも外したところ。ベアリング軸受けはメカボックスに接着しろ絶対!と聞いたのですが、まあ問題なく動いてるし・・・
さて今回の目的は配線を後ろへ引き直す事。トリガーの下を通っているのでトリガーを外します。
端子から前方向へはんだ付けされているのでちょっと後ろに向けづらいのですが何とか回し、後ろ出し用の配線ルートに配線を沿わせます。
シリンダーやギヤなどを元通りに配置します。メカボックスを閉める時はトリガー前の下に飛び出してるパーツを押し込み、メカボックス右側を垂直に被せ、ギヤの軸などを合わせてグッと閉めます。ややコツが要りますがすぐ慣れます。
ううんでもモーターの刺さる穴を配線が3本も横断するため半分ほど穴が塞がってしまいます。
何とか配線を寄せてモーターを挿してみると抜けなくなりました。ダメじゃん!
苦肉の策として、配線を一本だけ外側に迂回させます。
右側なら配線が一本くらい外を通っていても大丈夫?ロワーフレームに後ろ側からメカボックスを収め、後ろ側へメカボックスを押すようにしながらフレームロックピンを押し込んでロックします。トリガーピンも同様に。
グリップを取り付け、モーターを差し込んで端子を挿します。黒配線が長くなるので余った分はグリップ内の後ろ側に収めます。配線はモーター尾部の丸い形のところを横断しないようにわきに寄せます。そしたらグリップ底部パネルを取り付けます。
ここで試運転。ちゃんと動いています。キャーとか異音がする時はモーターが押し込まれ過ぎているので配線がモーター尾部に挟まっていないか、いないならグリップ底部中央のネジを締めたり緩めたりして異音が出ない位置まで調整します。
ストックを取り付けます。元々後部配線にできるように作られているのでこの辺りはスムーズ。
バッファチューブに小型のリポバッテリーを収めます。
こっち向きの方がいいかな?どっちでもいけそうだけど。
余裕で収まっています。
次はアッパーまわり。この銃のアッパーは豊富にあるスタンダード電動M4系パーツと互換性があり、当然社外品のアウターバレル等もそのまま装着できます。上画像はG&Pの14.5インチアルミアウターバレルやガスチューブ、ノーブランドのフロントサイトブロックを装着したところ。すんなり取り付きます。
ただしこの銃に付属のバレルナットはガスチューブの刺さる穴の前を少し覆ってしまうのでガスチューブとは排他利用となります。
元のアウターバレルをバレルナットで固定。
RASハンドガードを回して取り付けます。今度は配線が無いので楽勝。
丁度定位置に来る際にコクッと手ごたえがあり、それ以上回りません。定位置で微調整してハンドガード下側のイモネジ2本を締めて固定。
インナーバレル・チャンバーを後ろ側から差し込みます。
アッパーをロワーに被せます。ボルトストップを忘れずに。
前側フレームロックピンを留めて締結完了。
完成。リポバッテリーをバッファチューブ内に収めるため邪魔臭いバッテリーボックス無しでオールインワンされます。
9.6Vのニッケル水素バッテリーを繋いでサイクルと初速を測ってみるとこの通り。サイクルはまだ普通だけど初速はギリッギリ。
・・・
さてtwitterでぼやいてみたところ配線の解決法を提案されたので実行してみます。まずはメカボックスを開けますが、逆転防止ラッチを解放し忘れたのでギヤがはじけ飛びそうになっています。怖い。
さて解決法とは、グリップに出す配線を前後逆にするというもの。何故か赤を後ろ、黒を前からというようにしないといけないと思い込んでいたのですが、実際はどちらをどちらから出しても問題ありませんので・・・
このようにしました。というかググったら普通にすぐ出てくる配線図なのですが・・・何で気づかなかったのだろう。
開けたついでにちょっとギリギリな初速を落ち着かせるべく、余ってたライラクスのMS80スプリングを入れてみます。
このスプリング、というかライラのスプリングはみんなそうなのですが、長いのでメカボックスが締めづらい・・・ちょっと苦戦しました。
グリップに出る配線は赤も黒もどっちから出しても問題無いというのは、モーターの向きがそもそもプラス端子が前向いてても後ろ向いてても同じだからです。
組み直して初速チェック。サイクルはちょっとだけ上がって初速は大幅ダウン。どうもMS80スプリングはどの銃に入れても満足度が低い・・・多分MS90でもまだ80前後だと思うので、90前後にするなら他社から出ている100か110あたりのスプリングにすると良いのでしょう。
最後にもう一つだけ。この銃のストック基部にはQDスイベルを取り付けるパーツが2つ付いているのです。
が、穴が浅くスイベルを挿してみると1mmほど刺さりきらず、固定できないため引っ張ると抜けてしまいます。
本来このパーツは穴が貫通してないといけないのでは・・・
リューターでギャリギャリと掘り抜いてやります。
どー
だー!
よしよし、あとはこいつを銃に取り付けて・・・
もげました・・・
QDスイベルのベアリングが掛かって固定される溝の部分の厚さが薄皮一枚過ぎて、これ普通に使っててももげるレベルじゃないだろうか。
かー!
どーすっかなー!
かー!
おっとこんなところにパラコードが。
結んで・・・
裏から通してできあがり。うん、これで十分すぎる。
前側は余ってたマグプルRSAをつけてみましたが、後ろ1点でも十分かも。
MS2スリングを装着。
@@@
ちょっと無駄の多い分解になりましたが参考になれば幸いです。
いやー中華ガンも手掛からなくなったものです。
S&Tの電動ガン、BABY M4(M231ストック仕様)です。
ウチには古参のコンパクト銃としてマルイのコン電MP7A1があるのですが、老体なのでトラブルが多く現在バッテリー蓋を半開きにすると撃てるが閉めると撃てなくなる、というトラブルに見舞われていて、もういい加減面倒臭いので代わりになるものを入手しようという事になりました。
といってもMP7A1に匹敵する利便性とコンパクトさを持った銃といっても中々ありません。コンパクトさであればマルイのMP5Kがありますが、今更MP5か・・・というのもあり、またストック無しは割り切りすぎに感じます。それにMP7A1もMP5もマガジンが細いのでここもトラブルが多く、MP7A1では多弾マグのゼンマイが撃ってるうちにリリースされてしまう事がしばしば。そもそもジャラジャラうるさい多弾マグはあまり好きではありません。
ではどうするか。アフターパーツいっぱいすでに持ってるパーツもいっぱいなM4系。アサルトライフルがPDWの代わりになるか?というとM4系でもMP5Kほどではないものの非常に短いモデルがあります。それにM4系のマガジンはスプリング式でも100発以上の装弾数があります。早速ネットで見繕ってみるとSTUBBY KILLERやBABY M4なるモデルが見つかります。香港や台湾のメーカーからいくつか出ているのですが、短い固定ストックのものは好みでないので除外すると大分絞り込まれ、最終的に選んだのがS&TのBABY M4のうちM231ストックのこのモデル。小さい割にちょっと重量があるようなので迷ったのですが、決めてしまいます。
ていうか、またS&T(うちにはタボールやG36CVもあります)・・
値段は2万2千円ほど。S&Tの電動ガンは品質面ではネットでの評判があまり冴えませんが、価格設定が低めで買いやすく、失敗しても笑って済ませられるのが良いところ。
箱の左面には初速証明書が貼られています。測定日時が去年の12月で半年経っていますが、大体90m/s前後に調整されています。
開封。説明書は無く、UFCの保障書が1枚だけ入っていました。この保証書に添付されたユーザー登録ハガキを送って登録しないと保障が受けられないようです。
中身は銃本体とマガジン、バッテリーボックスの3点。
バッテリーボックスを使用する方式になっており、短いRASハンドガードの穴から配線が出ています。端子は一般的なミニバッテリー端子。
本体の塗装はつや消しの黒。また樹脂パーツはグリップくらいで他はフルメタルです。私はM4のメタルレシーバーはこれが初めて。
マガジンハウジングの左側面には米海兵隊を示すプリントがあります。
グリップはレシーバー後端まで伸びたやや前後に大きいタイプ。電動ガン用のM16A2タイプグリップは丸い断面を感じさせる握り心地ですが、こちらはグロックに似た、前後に長く側面が平たい印象の握り心地です。
ストックはM231タイプと呼ばれる伸縮式の簡易な形状のストックが装備されています。これはG&Pが出していた「Tank Extended Stock」と同形状のもので、その名の通り戦車の車内での取り回しを考慮して作られたものとされています。M3グリースガンのストックも同様のワイヤーを曲げた伸縮ストックですね。
レシーバー上のレイルにはフリップアップ式の「ナイツタイプ」と呼ばれるリヤサイトが装備されています。前後左右の調整が可能。ピープサイトの下の軸を回すとピープが上下に昇降し、右にあるダイヤルを回すとピープが軸ごと左右に移動します。
マガジンハウジングの右側面には米海軍を示すプリントがあります。左側には米海兵隊なのでこのチグハグさが許せない人もいるかも知れませんね。ただしメーカーを示す刻印が銃のどこにもないので、この部分で「S&Tのやつ」と分かるのでは。
レシーバー前端に固定されたRASハンドガードの上側のレイル上にはリヤ同様にナイツタイプのフリップアップ式フロントサイトが装備されており、こちらは上下にのみ微調整ができるようになっています。
前後サイトは立てたところと畳んだところでクリックはありますがロックはされません。チャージハンドルを引くとポートカバーがパシャッと開き、ボルトパーツが後退してホップダイヤルが現れます。この辺りはマルイのスタンダードM4と同様。
ストックは基部右側に出ているボタンを押しながら引っ張ると伸縮できます。
レシーバー後端から突き出ているバッファチューブと同じ長さと、更に伸ばしたところとで固定できます。一番伸ばした状態でもやや短く感じますが、簡易ストックとしては十分実用に耐えるでしょう。
バッファチューブは基部にねじ込まれているので外す事もでき、この状態で使用する事もできます。
バッファチューブはただの筒なのでここに小さめのリポバッテリーを収める事もできます。ただし配線は前から出ているのでここをバッテリースペースにするにはメカボックスを開けて後方配線に引き直す必要があるためやや敷居が高いです。
銃口。1~2cmほどのところまでインナーバレルが来ているのが見えます。
サプレッサーはアウターバレル前端にあるM14逆ネジにねじ込まれており、インナーバレルはアウターバレル前端から6cmほど突き出ています。サプレッサー内部には消音構造などはありませんが、短いインナーバレルに換えてサプレッサー内に消音材を入れれば消音効果が出せるでしょう。アウターバレルにはガスブロックやガスチューブは付いていません。
マガジンは本体と同じつや消し黒に塗られた金属外装のゼンマイ式多弾マガジンが付属します。
基本的にマルイやその他メーカーのスタンダード電動M4系互換タイプです。左側面に六角レンチでゼンマイを巻けるようにするため穴が開いています。
マガジンを銃に装着したところ。ややマガジンキャッチの掛かりが悪く、普通にスッと差し込んでもロックされず、差し込みきったところで少しグリグリっとしてやる感じで差し込むと良いでしょう。マルイやG&Gのマガジンはやや前後がきつく、マグプルPマグはスムーズなので少し相性があります。(タボールに付いてきたマガジンは刺さりませんでした)
付属のPEQタイプ?のバッテリーボックス。
レイルへの固定金具以外はプラ製で、あまり剛性感はありません。
バッテリーはセルが3列になっているものをバッテリーボックスを分解して収める必要があり、汎用性がありません。持ってる小さいリポバッテリ―も斜めにしてギリギリ入らないような寸法。
なりは小さいですが持ってみるとズシリと重い印象があり、計ってみると2.7kgほどもあります。MP7A1がバッテリーやドットサイト含む全備重量で1.5kgほどなのでちょっと厳しい重さ。
ウチのマルイMP7A1と。大きさ的には許容範囲。重さは・・使う方の鍛錬が必要ですね。
初速は94~98m/s、サイクルは7.4V800mAのリポバッテリーで約12発/秒。サイクルは標準的ですが初速はちょっと元気なのでフィールドによっては調整しないとNGされちゃうかもしれません。
作動面では非常に調子良く、ホップも過不足なく効いていて変なノイズもなくこのまま問題無く使えそうな印象。ゲーム派の方が振り回してバリバリ数撃っていくとどうなるか分かりませんが、十分使い物になるかと思います。
@@@
いやぁ油断してると増えてゆきますねM4・・・
今回のS&T BABY M4はまだバッテリーをどう収めるかが課題として残っていますが概ね満足のゆく品でした。
ウチには古参のコンパクト銃としてマルイのコン電MP7A1があるのですが、老体なのでトラブルが多く現在バッテリー蓋を半開きにすると撃てるが閉めると撃てなくなる、というトラブルに見舞われていて、もういい加減面倒臭いので代わりになるものを入手しようという事になりました。
といってもMP7A1に匹敵する利便性とコンパクトさを持った銃といっても中々ありません。コンパクトさであればマルイのMP5Kがありますが、今更MP5か・・・というのもあり、またストック無しは割り切りすぎに感じます。それにMP7A1もMP5もマガジンが細いのでここもトラブルが多く、MP7A1では多弾マグのゼンマイが撃ってるうちにリリースされてしまう事がしばしば。そもそもジャラジャラうるさい多弾マグはあまり好きではありません。
ではどうするか。アフターパーツいっぱいすでに持ってるパーツもいっぱいなM4系。アサルトライフルがPDWの代わりになるか?というとM4系でもMP5Kほどではないものの非常に短いモデルがあります。それにM4系のマガジンはスプリング式でも100発以上の装弾数があります。早速ネットで見繕ってみるとSTUBBY KILLERやBABY M4なるモデルが見つかります。香港や台湾のメーカーからいくつか出ているのですが、短い固定ストックのものは好みでないので除外すると大分絞り込まれ、最終的に選んだのがS&TのBABY M4のうちM231ストックのこのモデル。小さい割にちょっと重量があるようなので迷ったのですが、決めてしまいます。
ていうか、またS&T(うちにはタボールやG36CVもあります)・・
値段は2万2千円ほど。S&Tの電動ガンは品質面ではネットでの評判があまり冴えませんが、価格設定が低めで買いやすく、失敗しても笑って済ませられるのが良いところ。
箱の左面には初速証明書が貼られています。測定日時が去年の12月で半年経っていますが、大体90m/s前後に調整されています。
開封。説明書は無く、UFCの保障書が1枚だけ入っていました。この保証書に添付されたユーザー登録ハガキを送って登録しないと保障が受けられないようです。
中身は銃本体とマガジン、バッテリーボックスの3点。
バッテリーボックスを使用する方式になっており、短いRASハンドガードの穴から配線が出ています。端子は一般的なミニバッテリー端子。
本体の塗装はつや消しの黒。また樹脂パーツはグリップくらいで他はフルメタルです。私はM4のメタルレシーバーはこれが初めて。
マガジンハウジングの左側面には米海兵隊を示すプリントがあります。
グリップはレシーバー後端まで伸びたやや前後に大きいタイプ。電動ガン用のM16A2タイプグリップは丸い断面を感じさせる握り心地ですが、こちらはグロックに似た、前後に長く側面が平たい印象の握り心地です。
ストックはM231タイプと呼ばれる伸縮式の簡易な形状のストックが装備されています。これはG&Pが出していた「Tank Extended Stock」と同形状のもので、その名の通り戦車の車内での取り回しを考慮して作られたものとされています。M3グリースガンのストックも同様のワイヤーを曲げた伸縮ストックですね。
レシーバー上のレイルにはフリップアップ式の「ナイツタイプ」と呼ばれるリヤサイトが装備されています。前後左右の調整が可能。ピープサイトの下の軸を回すとピープが上下に昇降し、右にあるダイヤルを回すとピープが軸ごと左右に移動します。
マガジンハウジングの右側面には米海軍を示すプリントがあります。左側には米海兵隊なのでこのチグハグさが許せない人もいるかも知れませんね。ただしメーカーを示す刻印が銃のどこにもないので、この部分で「S&Tのやつ」と分かるのでは。
レシーバー前端に固定されたRASハンドガードの上側のレイル上にはリヤ同様にナイツタイプのフリップアップ式フロントサイトが装備されており、こちらは上下にのみ微調整ができるようになっています。
前後サイトは立てたところと畳んだところでクリックはありますがロックはされません。チャージハンドルを引くとポートカバーがパシャッと開き、ボルトパーツが後退してホップダイヤルが現れます。この辺りはマルイのスタンダードM4と同様。
ストックは基部右側に出ているボタンを押しながら引っ張ると伸縮できます。
レシーバー後端から突き出ているバッファチューブと同じ長さと、更に伸ばしたところとで固定できます。一番伸ばした状態でもやや短く感じますが、簡易ストックとしては十分実用に耐えるでしょう。
バッファチューブは基部にねじ込まれているので外す事もでき、この状態で使用する事もできます。
バッファチューブはただの筒なのでここに小さめのリポバッテリーを収める事もできます。ただし配線は前から出ているのでここをバッテリースペースにするにはメカボックスを開けて後方配線に引き直す必要があるためやや敷居が高いです。
銃口。1~2cmほどのところまでインナーバレルが来ているのが見えます。
サプレッサーはアウターバレル前端にあるM14逆ネジにねじ込まれており、インナーバレルはアウターバレル前端から6cmほど突き出ています。サプレッサー内部には消音構造などはありませんが、短いインナーバレルに換えてサプレッサー内に消音材を入れれば消音効果が出せるでしょう。アウターバレルにはガスブロックやガスチューブは付いていません。
マガジンは本体と同じつや消し黒に塗られた金属外装のゼンマイ式多弾マガジンが付属します。
基本的にマルイやその他メーカーのスタンダード電動M4系互換タイプです。左側面に六角レンチでゼンマイを巻けるようにするため穴が開いています。
マガジンを銃に装着したところ。ややマガジンキャッチの掛かりが悪く、普通にスッと差し込んでもロックされず、差し込みきったところで少しグリグリっとしてやる感じで差し込むと良いでしょう。マルイやG&Gのマガジンはやや前後がきつく、マグプルPマグはスムーズなので少し相性があります。(タボールに付いてきたマガジンは刺さりませんでした)
付属のPEQタイプ?のバッテリーボックス。
レイルへの固定金具以外はプラ製で、あまり剛性感はありません。
バッテリーはセルが3列になっているものをバッテリーボックスを分解して収める必要があり、汎用性がありません。持ってる小さいリポバッテリ―も斜めにしてギリギリ入らないような寸法。
なりは小さいですが持ってみるとズシリと重い印象があり、計ってみると2.7kgほどもあります。MP7A1がバッテリーやドットサイト含む全備重量で1.5kgほどなのでちょっと厳しい重さ。
ウチのマルイMP7A1と。大きさ的には許容範囲。重さは・・使う方の鍛錬が必要ですね。
初速は94~98m/s、サイクルは7.4V800mAのリポバッテリーで約12発/秒。サイクルは標準的ですが初速はちょっと元気なのでフィールドによっては調整しないとNGされちゃうかもしれません。
作動面では非常に調子良く、ホップも過不足なく効いていて変なノイズもなくこのまま問題無く使えそうな印象。ゲーム派の方が振り回してバリバリ数撃っていくとどうなるか分かりませんが、十分使い物になるかと思います。
@@@
いやぁ油断してると増えてゆきますねM4・・・
今回のS&T BABY M4はまだバッテリーをどう収めるかが課題として残っていますが概ね満足のゆく品でした。
組みあがったFAG轟雷を塗装します。といっても全部がっつり塗装してしまうと動かして遊べなくなるので、設定画と照らし合わせて塗装されていない目立つ部分だけにとどめます。
塗装指示では混色を要求するのですが、それも手間なので似たような色で済ませてしまいます。装甲ブラックとインナーブラックは92セミグロスブラック、インナーグレーは13ニュートラルグレー、インナーホワイトは62つや消しホワイト。腰アーマーのセンサー部はまずセミグロスブラックを塗ってからそれを周囲に残すようにして8シルバーを塗り、その上にガイアカラーの042クリアーオレンジを塗りました。左肩のセンサーブルーは水色が無かったので青竹色にしてしまいました。スミ入れは薄めたエナメルジャーマングレーで。ABS樹脂製のパーツは溶剤の浸透による割れが心配ですが、ABS樹脂製のパーツは肌色やインナーブラックの部分ばかりであまりスミ入れをするようなところには使われておらず、さほど心配する事はありません。
さて塗装よりも今回のスペクタクルはデカール。デカール自体は貼りやすいものなのですが、貼る部分が成型色地肌だったり、先につや消しを掛けてしまった部分なので強固に貼り付いてくれません。パンツの縞はマークソフターでじっくり丁寧に定着させてゆけばキレイに貼れるはずですが、乾燥後はやはり下地がつや消しだったせいでシルバリングしてしまい、対処としてマークセッターで馴染ませていたところ少し欠けさせてしまいました。デカールを貼る面は光沢塗装をあらかじめしておいてからデカールを貼り、その上にトップコートを掛けるのが無難で失敗しないかと思います。
成型色地肌に貼った方は引っ掻くと簡単に剥がれそうなのでトップコートを軽く吹いておきます。ありもので行ったのでインディのクリアパーカーなんて高いのを使っていますが、タミヤやクレオスのプラモ用で十分です。
完成。トップコートはもう少し全体に吹いても良かったかも。
@@@
ガンプラ慣れしている人には注意点もほとんど同じで普段通りに組むのも塗装も出来るハズです。ただ、完成品の可動フィギュアから流れてきた人は・・・良い機会だからお勉強してみては。
塗装指示では混色を要求するのですが、それも手間なので似たような色で済ませてしまいます。装甲ブラックとインナーブラックは92セミグロスブラック、インナーグレーは13ニュートラルグレー、インナーホワイトは62つや消しホワイト。腰アーマーのセンサー部はまずセミグロスブラックを塗ってからそれを周囲に残すようにして8シルバーを塗り、その上にガイアカラーの042クリアーオレンジを塗りました。左肩のセンサーブルーは水色が無かったので青竹色にしてしまいました。スミ入れは薄めたエナメルジャーマングレーで。ABS樹脂製のパーツは溶剤の浸透による割れが心配ですが、ABS樹脂製のパーツは肌色やインナーブラックの部分ばかりであまりスミ入れをするようなところには使われておらず、さほど心配する事はありません。
さて塗装よりも今回のスペクタクルはデカール。デカール自体は貼りやすいものなのですが、貼る部分が成型色地肌だったり、先につや消しを掛けてしまった部分なので強固に貼り付いてくれません。パンツの縞はマークソフターでじっくり丁寧に定着させてゆけばキレイに貼れるはずですが、乾燥後はやはり下地がつや消しだったせいでシルバリングしてしまい、対処としてマークセッターで馴染ませていたところ少し欠けさせてしまいました。デカールを貼る面は光沢塗装をあらかじめしておいてからデカールを貼り、その上にトップコートを掛けるのが無難で失敗しないかと思います。
成型色地肌に貼った方は引っ掻くと簡単に剥がれそうなのでトップコートを軽く吹いておきます。ありもので行ったのでインディのクリアパーカーなんて高いのを使っていますが、タミヤやクレオスのプラモ用で十分です。
完成。トップコートはもう少し全体に吹いても良かったかも。
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ガンプラ慣れしている人には注意点もほとんど同じで普段通りに組むのも塗装も出来るハズです。ただ、完成品の可動フィギュアから流れてきた人は・・・良い機会だからお勉強してみては。
コトブキヤのフレームアームズ・ガール 轟雷です。
箱、でかいです。
このテのフィギュアとしては珍しく、プラモデルの形態をとった製品です。
ガンプラだとHGのボリューム多めなものに近い量でしょうか。MGほどではありませんが、結構なボリューム。
説明書。B5判くらいの冊子になっています。
フルカラーの塗装指示がありますが、ことごとく混色を要求します。もう少し手心を・・・
組み立て説明はガンプラのものと雰囲気が似ており、比較的親切なもの。
パーツは対称かとおもったら微妙に向きがあったりする引っ掛け問題が多いので横着せず説明書をよく読みながら作業を進めましょう。
あれ?ページ飛んでる?
と思ったら8~9ページだけ折り込まれていました。
最後のページは別売りパーツの装着例。フレームアームズシリーズ内でパーツの互換性があります。
開封。多いので分割で。A・B・C・Dランナー。
E・F・Gランナー。Eランナーは横に大きいですが2つのランナーがつながったような、左下の部分がオミットされたようなランナー。Fランナーは2枚あります。
H・I・PC・MW-18①・MW-18②ランナー。Hランナーは2枚あります。PCランナーはポリキャップで、ガンプラのものと同じような素材のもの。MW-18は武装パーツのランナーで、汎用品なのでしょうか。
デカール・顔パーツ、手首パーツ。顔パーツはABS樹脂製で、目は塗装済みとなっています。3種類があり、それぞれ右向き、正面向き、左向き。手首パーツは非フタル酸PVC製で平手、握り手、持ち手、緩く開いた手、持ち手の人差し指が伸びたものが付属。
それでは製作開始。聞くところによるとコトブキヤのキットは離型剤がキツくて洗わないと塗料を弾くそうなのでまずは中性洗剤で洗います。
中国製だからでしょうか、ジャンルは違いますがピットロードのキットも中国製のものはたまに塗料を弾く事があります。
髪のパーツなどちょっとテカリが気になったのでDとIのランナーだけ軽くつや消しスプレーを掛けました。このあたりはお好みで。Iランナーのパンツにデカールを貼る場合は先につや消しにしてしまうとシルバリングしやすいので貼った後の方が良いでしょう。ただしデカールの上につや消しなどのスプレーを吹く時はデカールを完全乾燥させ、薄く薄く吹いては乾燥を繰り返すようにし、デカールが溶剤で傷まないように注意を払います。
頭部から組み始めます。パーツ同士の合いが非常に良く、ゲート跡の処理をきちんとしてさえいればストレス無く組み進められます。
肌色は成型色だから当然ですが均一でハイライトもシャドウも入っていないのですまし顔なのもあり少々表情が無さすぎるのでちょっと手を入れます。タミヤのウェザリングマスター(Hセット)で頬紅をかけてやります。お手軽ですが触ると落ちちゃうので注意。顔パーツのあご周辺に目立つパーティングラインがあるので気になる人は削っておきましょう。400番くらいのペーパーで撫でるようにヤスってやると元々のつや消しの中で跡が目立たないようになります。
胴体が組みあがりました。スカート無しでパンツを胴にパチッと嵌めちゃうと外すのがキツめなので注意。
両腕が組みあがりました。
両足が組みあがりました。
完成。無塗装パチ組みでも結構見栄えが良いです。塗装はまた今度・・・
キャタピラを接地させると非常に安定します。
アップ。今回ちょっと前日のお仕事の疲れからかカメラを持つ手がプルプルしちゃってピンボケやブレてる写真が多くて申し訳ありません・・・
お尻。近頃の可動フィギュアは技術の進歩によりお尻の見栄えもかなり良くなりました。大変素晴らしい事でございます。
イラストを再現する無可動の左腕と左足も付属し、差し替えできます。ただちょっと手で靴下をつまむ位置がピンポイントで、その位置にゆくまで靴下が外れたり股関節が外れたりと若干面倒がありました。
可動範囲は、実はあんまり大した事がなく、体を丸めるような方向へは全然動きません。膝は二重関節でそこそこ動きます。
肘はこのくらい。手首はボールジョイントなので自由度は高いものの大きくは動きません。
体を反らす方向へはかなり動きます。ブリッジも余裕。
おおっと。
不自然にならない程度にパーツをパージしたところ。スカートが外せれば可動範囲がかなり確保できますが、着脱がちょっと面倒。
股関節は左右方向へはあまり開きも閉じもせず、自由度は低いです。パンツに可動軸がとりついているため、パンツを外す事はできません。
@@@
装備と一体化した素体であるため、ほぼ同じ大きさとはいえ今は亡き「武装神姫」とは少し趣きが違うものであるでしょう。何かと結び付けて語られがちですがこれはこれで新しい歩みだと思います。すでにバリエーションとして「スティレット」が発表されており、今後の動きに期待感が高まります。
箱、でかいです。
このテのフィギュアとしては珍しく、プラモデルの形態をとった製品です。
ガンプラだとHGのボリューム多めなものに近い量でしょうか。MGほどではありませんが、結構なボリューム。
説明書。B5判くらいの冊子になっています。
フルカラーの塗装指示がありますが、ことごとく混色を要求します。もう少し手心を・・・
組み立て説明はガンプラのものと雰囲気が似ており、比較的親切なもの。
パーツは対称かとおもったら微妙に向きがあったりする引っ掛け問題が多いので横着せず説明書をよく読みながら作業を進めましょう。
あれ?ページ飛んでる?
と思ったら8~9ページだけ折り込まれていました。
最後のページは別売りパーツの装着例。フレームアームズシリーズ内でパーツの互換性があります。
開封。多いので分割で。A・B・C・Dランナー。
E・F・Gランナー。Eランナーは横に大きいですが2つのランナーがつながったような、左下の部分がオミットされたようなランナー。Fランナーは2枚あります。
H・I・PC・MW-18①・MW-18②ランナー。Hランナーは2枚あります。PCランナーはポリキャップで、ガンプラのものと同じような素材のもの。MW-18は武装パーツのランナーで、汎用品なのでしょうか。
デカール・顔パーツ、手首パーツ。顔パーツはABS樹脂製で、目は塗装済みとなっています。3種類があり、それぞれ右向き、正面向き、左向き。手首パーツは非フタル酸PVC製で平手、握り手、持ち手、緩く開いた手、持ち手の人差し指が伸びたものが付属。
それでは製作開始。聞くところによるとコトブキヤのキットは離型剤がキツくて洗わないと塗料を弾くそうなのでまずは中性洗剤で洗います。
中国製だからでしょうか、ジャンルは違いますがピットロードのキットも中国製のものはたまに塗料を弾く事があります。
髪のパーツなどちょっとテカリが気になったのでDとIのランナーだけ軽くつや消しスプレーを掛けました。このあたりはお好みで。Iランナーのパンツにデカールを貼る場合は先につや消しにしてしまうとシルバリングしやすいので貼った後の方が良いでしょう。ただしデカールの上につや消しなどのスプレーを吹く時はデカールを完全乾燥させ、薄く薄く吹いては乾燥を繰り返すようにし、デカールが溶剤で傷まないように注意を払います。
頭部から組み始めます。パーツ同士の合いが非常に良く、ゲート跡の処理をきちんとしてさえいればストレス無く組み進められます。
肌色は成型色だから当然ですが均一でハイライトもシャドウも入っていないのですまし顔なのもあり少々表情が無さすぎるのでちょっと手を入れます。タミヤのウェザリングマスター(Hセット)で頬紅をかけてやります。お手軽ですが触ると落ちちゃうので注意。顔パーツのあご周辺に目立つパーティングラインがあるので気になる人は削っておきましょう。400番くらいのペーパーで撫でるようにヤスってやると元々のつや消しの中で跡が目立たないようになります。
胴体が組みあがりました。スカート無しでパンツを胴にパチッと嵌めちゃうと外すのがキツめなので注意。
両腕が組みあがりました。
両足が組みあがりました。
完成。無塗装パチ組みでも結構見栄えが良いです。塗装はまた今度・・・
キャタピラを接地させると非常に安定します。
アップ。今回ちょっと前日のお仕事の疲れからかカメラを持つ手がプルプルしちゃってピンボケやブレてる写真が多くて申し訳ありません・・・
お尻。近頃の可動フィギュアは技術の進歩によりお尻の見栄えもかなり良くなりました。大変素晴らしい事でございます。
イラストを再現する無可動の左腕と左足も付属し、差し替えできます。ただちょっと手で靴下をつまむ位置がピンポイントで、その位置にゆくまで靴下が外れたり股関節が外れたりと若干面倒がありました。
可動範囲は、実はあんまり大した事がなく、体を丸めるような方向へは全然動きません。膝は二重関節でそこそこ動きます。
肘はこのくらい。手首はボールジョイントなので自由度は高いものの大きくは動きません。
体を反らす方向へはかなり動きます。ブリッジも余裕。
おおっと。
不自然にならない程度にパーツをパージしたところ。スカートが外せれば可動範囲がかなり確保できますが、着脱がちょっと面倒。
股関節は左右方向へはあまり開きも閉じもせず、自由度は低いです。パンツに可動軸がとりついているため、パンツを外す事はできません。
@@@
装備と一体化した素体であるため、ほぼ同じ大きさとはいえ今は亡き「武装神姫」とは少し趣きが違うものであるでしょう。何かと結び付けて語られがちですがこれはこれで新しい歩みだと思います。すでにバリエーションとして「スティレット」が発表されており、今後の動きに期待感が高まります。